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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 75話
(日本民間故事 075)
竜女おすわ

竜女おすわ
諏訪子

日本語 ・日本語&中国語

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
竜の折り紙りゅう

むかし、島原(しまばら)のご城下に、杏庵(きょうあん)という若い医者がいました。
到好久以前島原的街上、有個喊杏庵的年輕醫生。

杏庵は大変な親孝行で、母親と二人きりで暮しています。
杏庵是與他媽兩條人獨居、也是講母慈子孝。

ある日の事、杏庵が薬草をとりに霊仙岳(うんぜんだけ)のふもとの諏訪(すわ)の池に出かけると、五、六人のイタズラ小僧が、一匹の大きな白ヘビをいじめていました。
這就有天杏庵上到了這靈仙岳山麓去採自己需要的藥材、走到走到步至諏訪湖、這就看到有五六條小卵日一起到這裡玩狐狸、不對、是尾白蛇、這就看小卵日一個個換到人來幫這條大白蛇捏起尾巴是當起雙截棍亂舞。

「これ、何をする! 竜の化身だと言われる白ヘビに乱暴するとは何事だ!」
杏庵看到後馬上喊停幾條小傢伙、仗到自己是條大人訓起了這幾條小兒、講蛇這種動物有靈性、又是條白色甚麼之類、最後還跟龍扯上了關係、講了如此一些。

杏庵はイタズラ小僧を追い払って、白ヘビを池の中へ逃がしてやりました。
這就杏庵一㫘出錢二也㫘出糖、仗到自己人大幾個小兒打不贏自己、就幫他們全打發了、最後是放了白蛇。

それから数日後の雨の夜、一人の若い娘が、びしょぬれになって杏庵の家ののき下に立っていました。
幾天後的一條雨夜、一條年輕女的這就溼到一身衣服到人杏庵面前站到了、雖講也㫘看人敲門。

杏庵はその娘を家に入れると、事情を聞きました。
不過杏庵看屋外有人溼了一身紗、又一條年輕女的、放人進屋打聽別個情況了。

すると娘はシクシク泣きながら、
聽到杏庵問、女是直接哭出了聲。

「長い旅の途中、足にケガをしてしまいました。傷の手当てをしていただけないでしょうか?」
と、言うのです。
講半路走路⻊反到踋了、現在流了血、不曉得杏庵可以幫忙自己看下子吧。

杏庵はさっそく傷の手当てをしてやりましたが、娘はすっかり弱り切っていました。
杏庵就講了自己是條醫生、這就看了人的傷勢幫人包紮了。

そこで杏庵は母親に相談して、足の傷が治るまで家に泊めてやることにしました。
又觀女現在樣子也是虛弱、就提議要不先到自己屋裡歇幾天再趕路、等人養好了腿傷、杏庵就和媽到商量這條事。

それから、半月ばかりがすぎました。
最後變成女到人杏庵屋裡留了有小半個月。

娘はすっかり元気を取り戻し、足の傷も治りました。
看到人也好的差不多、有點精神。

娘は長庵と母親に頭を下げると、
「すっかり、お世話になりました。おかげさまで、こんなに元気になりました。このご恩は一生わすれません。今は薬代を持ち合わせませんが、でも必ずお返しにあがります。わたしの名は、おすわと申します」
這天女也選了個時候開口了。
無非就是些客套話、講了些恩情云云、還有自己肯定得報答甚麼的、最後也留下了自己名、諏訪子。


と、言って、どこかへ帰って行きました。
一趟流程走完人也準備過趕路了去。

その後、杏庵は急な病気で寝込んでしまいました。
這人一走杏庵情況就過不對了、突然是床上一癱。

母親は必死の看病(かんびょう)しますが、少しもよくなりません。
媽看這樣子不對啊、這過反過來天天服侍自己兒了、但並㫘卵用、醫生自己病並不見好轉。

毎日の看病で、母親もすっかり疲れ果ててしまいました。
媽看兒這條樣子自己也是心焦、最後幫自己人也搞不好起來的。

そこへ、おすわがたずねてきたのです。
有天不曉得為甚麼屋裡就突然又來了諏訪子。

おすわが母親に代わって杏庵の看病をしますと、杏庵の病気は急によくなりました。
人不曉得是怎麼曉得的、好像就是專門來看杏庵害病這案子的、人陪到個身邊幾天最後人過還好起來了。

「あなたはわたしの命の恩人です。よければ、このまま家にいてくだされ。そしてわたしの妻になってくだされ」
杏庵不曉得是甚麼案子、自己人好了竟然講出了別個對自己有救命之恩、要人要不就到留自己屋裡當自己堂客算了。

「・・・はい、わたくしでよろしければ」
こうして二人は結婚して、男の子が生まれました。
女看樣子不是會回絕他人的性格、順到杏庵依了。
這就兩人結婚啦、最後生了個小男兒。


その子は、幸太郎(こうたろう)と名づけられました。
名字取的是辛太郎。

さて、ある夏の暑い日の事です。
這就有年夏天好熱。

杏庵が外から戻って来ると、何ととぐろを巻いた竜(りゅう)が幸太郎におっぱいを飲ませていたのです。
杏庵快點進屋想吃口水、這就門也㫘喊兩踋過了門、一下、人驚了、這不就看到自己屋裡面盤到一尾龍到跟自己兒辛太郎喂奶啊。

「はっ! あなた」
杏庵驚出了聲、也好像曉得了甚麼。

竜はすぐにおすわの姿に戻りましたが、すでに竜の姿を見られた後でした。
就看龍也是受驚樣的馬上變回諏訪子的原貌、但這不就讓別個曉得了自己不是人了啊。

「わたくしは、あなたに助けていただいた白ヘビです。本当の姿を見られては、もう一緒に暮らすことは出来ません。幸太朗を、よろしくお願いします」
兩傢伙對視那麼幾分鐘、這就來到離別環節啦、講這自己真身既然已經暴露那就再也不能留到你身邊了、過幫這辛太郎也託付起杏庵了。

おすわはそう言うと、幸太郎を残して姿を消しました。
話剛一講話、不跟人杏庵一點挽留的空間、化煙散了。

そこされた幸太郎の手には、キラキラ光る玉がにぎられていました。
就這時杏庵突然發現自己兒辛太郎手上開始閃起了七色虹光、不曉得是甚麼時候手心裡面已經捏到一塊寶玉了。

その夜から諏訪(すわ)の池に地鳴りが続いて、ある日突然、雲仙岳(うんぜんだけ)が大爆発を起こしたのです。
這事發生的當夜諏訪湖就開始不平靜了起來、一直傳出巨響與震動、也不曉得是甚麼的前兆、這就有一天、雲仙岳的活火山突然開始噴了。

外へ飛び出した杏庵は、大空へ苦しげに飛び去る片目の竜を見ました。
杏庵曉得了此地不可久留、快點你媽的撤、跑出屋門口、同樣逃難的還有天上的一條白龍、細看、別個眼睛卻只睜開了一只。

この竜はおすわで、幸太郎がにぎっていた光る玉は竜の片目だという事です。
杏庵這下過懂了、原來諏訪子留起辛太郎這最後的離別之物就是自己這片睛。

おしまい
结束

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