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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 79話
(日本民間故事 079)
酔っぱらいタヌキ

酔っ払いタヌキ
酒狸

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、北海道の函館(はこだて)に、大きな料理屋がありました。
到好久以前、這北海道的函館就好大一家飯店開到的。

このお店へ、一人の小太りの男が入ってきました。
這天飯店就又來客人了、別個是個小肥肥、五短身材。

足元がフラフラしているところを見ると、もう、かなりお酒を飲んでいるのでしょう。
看人走路樣子飄飄的、估計酒已經是幹多了。

男は履き物を脱ぐと、二階の座敷(ざしき)へ行こうと階段を上がって行きました。
男的進了門、鞋子一解過就自己上了二樓。

履き物を片付けていた店の老人が、男の後ろ姿を下から見上げていました。
撿鞋子的夥計看人上樓這樣子就不穩啊。

「だいぶ酔っておるな。大丈夫かのう。ほれほれ、足元が。・・・うん? あれはなんじゃ?」
一下都有點慌別個得不得⻊反下樓、這過好生注視到的。

老人は、びっくりです。
看到看到、夥計驚了。

階段を登って行く男の足は、まるでけだものの様に細い足で、ビッシリと灰色の毛が生えているのです。
男的踋上怎麼突然長起了白毛、不可能啊、又看仔細點、這下更不對了、這根本就不像一條人踋啊。

とても、人間の足には見えません。
這是條甚麼野獸的傢伙啊。

「あっ、あれは、タ、タ、タヌキだー!」
老人は、思わず叫びました。
狸狸狸子啊!!!
夥計這就一叫。


その声に驚いた男は階段から足を踏み外して、
ゴロゴロゴロー!
男的被這叫聲一驚、本來還好、這下是直接扶不穩了、真⻊反啦。

と、下まで落ちてくると、タヌキの正体を現してしまいました。
這一⻊反不僅是失足、更是讓自己變回了原型。

タヌキは慌てふためいて、そのまま外へ飛び出して行ったのです。
狸子這一下酒也是醒了、兩腿一抽、趕快奔命。

「そう言えばあのタヌキは、酒のにおいをプンプンさせておったな。よっぽど酒が好きなんだろう」
等夥計換緩過神、也感嘆這狸子確實是屌了、自己隔那麼遠就聞到了狸子身上的那股酒氣、這是真能吃。

酔っ払いタヌキの酒の匂いは腐った渋柿(しぶがき)の様な匂いで、三日も四日も消えなかったという事です。
當時狸子身上的酒味確實是重了個卵脬翻天、估計是㫘得個三四天都不得消。

おしまい
结束

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