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福娘童話集 > 日本民間故事 > 091-120

第 97話
(日本民間故事 097)
テングと旅をした男

テングと旅をした男
帶你飛

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、比叡山(ひえいざん)にあるお寺の修理に立ちあっていた木内兵左衛門(きのうちひょうざえもん)という若い侍(さむらい)が、突然行方不明になりました。
到好久以前這比叡山邊上一條小廟開始老舊、一條喊木内兵左衛門的武士也被邀過來一起修繕下子、這就大家敲釘子敲啊敲、敲到後面發現左衛門這人是跑哪裡去哦?看不到了。

兵左衛門(ひょうざえもん)はお酒とばくちが好きだったので、
那批兒肯定是剛結得幾個錢直接出去吃酒打牌瀟灑了。

「どうせ、また勝手に山をおりて、町にでも行ったんだろう」
那莫現在就到山底下哪條牌館哦。

人々はそう思って、あまり気にしませんでした。
反正今天事已經作的差不多了、暫時少了他也無所謂、一起的幾條人也就㫘太在意。

ところが、兵左衛門がはいていたぞうりが、お寺の玄関先(げんかんさき)と内庭(うちにわ)に片方ずつ落ちていたのです。
「これは、おかしいぞ」
等到後面開始在意的時候還是廟裡面的門口散了隻左衛門的鞋子、走到院子裡面又有一隻落這裡的。
甚麼鬼?


さらに探してみると、ぐにゃりとへし曲げられた刀と、ずたずたに引き裂かれた帯が見つかったので、大変な騒ぎになりました。
繼續跟到蹤蹟尋、最後別個的刀都過看到了、上面都過像是砍甚麼傢伙砍卷了、徹底彎那裡的、連同到邊上的還有別個被強行扯斷的褲腰帶。

「兵左衛門は玄関から出ようとして、誰かに引きずられて内庭を抜け、山の中へ連れて行かれたんだ」
這是條甚麼案子哦?違是被哪個傢伙提到強行拖走的啊?

「しかし、刀をへし曲げるなんて、人間技とは思えない。まさか、テングにさらわれたのではあるまいな」
這刀都已經過彎的啊、而且明顯是用都㫘用過直接是被人揻這樣子的、並不是著砍卷的、這下夾卵啦、莫是被天狗捉上山了哦?

もう日は暮れて、あたりはまっ暗です。
等到日落西山、天色漸晚。

工事の仲間も一緒に火をたいて兵左衛門の事を心配していると、大工(だいく)の若者が、
同行的一批還是放心不下左衛門他人、這就一邊烤火一邊扯這事、突然有條傢伙一呼。

「おい、人の声がするぞ」
と、暗やみの中へ走って行きました。
聽到聲音吧?有人啊!
這傢伙過快步跑兩踋出去探一下。


みんなも行ってみると、お堂の屋根の上で羽のある者が立っていて、下へおろしてくれと言っています。
烏漆麻黑的看他一個不放心、前踋一動後踋其他人也開始跟了、這就屋頂上面一條鳥人看到了、講快點搬條梯子過來好讓自己下去啊。

よく見るとそれは行方不明になっていた兵左衛門で、羽に見えたのは破れた雨傘(あまがさ)でした。
聽到聲音這好生一看、這鳥人不就是左衛門啊、那條像是翅膀的傢伙原來是別個打的傘、剛開始太黑㫘看清楚。

みんながはしごをかけて屋根から兵左衛門をおろすと、兵左衛門はとても疲れた顔で今までの話を始めました。
等到梯子搬來、左衛門踋著了地、過就幫自己身上發生的奇遇講起大家聽了、一副好吃虧的樣子。

兵左衛門の話によると、夕方に名前を呼ばれたので玄関まで出て行くと、黒い衣を着た若いお坊さんが立っていたというのです。
聽他講完、大家曉得了這事是這麼到的、一開始是大家都到打釘子、左衛門也到、打到差不多天黑有條傢伙過來喊左衛門的名字了、左衛門這就去看、看到別個是條穿到黑紗的僧人。

お坊さんは顔が赤く、みだれた長い髪の毛を地面までたらしていました。
そして、
但別個臉是條紅傢伙啦、這頭髮又長、像是幾十年㫘剪過一樣全垂到地上的。

「ちょっと、そこまで来てくれぬか」
と、言って兵左衛門の手を強い力でつかみ、内庭へと引っ張って行ったのです。
我這有條好地方你去不去?來、只要一下。
講完這話左衛門手著就被人一箍、拉到幫他往大院裡面扯。


兵左衛門は刀に手をかけましたが、すぐにうばい取られて曲げられてしまいました。
左衛門當下這肯定就急啦、直接是掏刀了、但是別個直接幫你刀像是口香糖那麼一彎、掗地上了。

それから兵左衛門を軽々とかつぎあげると、お堂の屋根の上へ放り投げたというのです。
左衛門人還到狀況外、就已經發現自己上天了、是被別個扛起來直接掗屋頂上來了。

屋根の上には、赤い衣を着た鼻の高い大きなテングがいて、
「いいところへ、連れて行ってやる」
這人一上屋頂、過就幫另外一條到上面等到的爹也看到的、這次別個人穿到是件紅紗、但這樣子就不是和尚了、明顯是條天狗。
講來、我帶你去條好地方。


と、足の下にある丸いお盆の様な物に乗る様に言いました。
這就讓左衛門快點接受來跟自己坐飛機了、左衛門就不曉得眼前停到的這條像是飛碟的東西是條甚麼卵。

兵左衛門が足をかけると、そのお盆はふわりと宙に浮かび上がり、兵左衛門はテングと一緒にテングの仲間たちが住む山々をめぐりました。
一踋上面一踏、直接起飛了、身後這就之前那條紅紗天狗也騎上來了、一條飛碟上面兩條人、左衛門這就過到天上被帶到強行兜風、這裡那裡轉一圈。

そしてたったいま、お堂の屋根の上に戻って来たというのでした。
「すまんが、酒が飲みたい」
最後也不曉得到底別個這次幫我帶走是為條甚麼、因為剛剛又放我回來了啦。
我現在腦鬠好不清白、快點讓我吃兩口酒人緩下子。


兵左衛門が言うので宿へ戻ってお酒をやると、兵左衛門はどんぶりで五杯もたて続けにお酒を飲み干して、そのまま四日間も眠り続けたという事です。
這就酒一備好、左衛門直接是連到五碗下肚就那麼直接過躺了、一直這麼昏睡了四天、到了第五天才醒。

おしまい
结束

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