福娘童話集 > 日本民間故事 > 091-120 
      第 106話 
         (日本民間故事 106) 
          
         
殿さまは物知らず (健全普通話版) 
      大王他不諳世事 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      
      むかしむかし、ある殿さまが数人の家来を連れて、自分の領地(りょうち)の見回りに行きました。 
        在很久很久以前、就有著一位大王是帶上了自己的幾位臣子來把自己的領地給巡視了起來。 
         
      お百姓(ひゃくしょう)たちは殿さまが見回りに来ているなんて知らないので、こえだめから下ごえをくみ出して、それを作物の間にかけていました。 
      而此時種地的老百姓的當然還不知道大王要前來光臨、還在用著屎尿當肥料的在哪裡澆灑著自己的菜園子呢。 
       
      そのにおいがあまりにもくさいので、殿さまは鼻をつまんでたずねました。 
      因為畢竟是屎尿澆灌、這氣味就實在是太過於的難聞、這可讓大王是捏緊了鼻子皺起了眉頭呀。 
       
      「わぁっ、なんじゃ、このひどいにおいは? あれは、何をしておるんじゃ?」 
      喂喂喂、這到底是一個甚麼糟糕的氣味呀?那些人到底是在幹甚麼呀? 
       
      「はっ、おそれながら、あれは下ごえと申しまして、人の小便や大便をこえだめで腐らせて、畑にかけているのでございます。そうすると野菜が、おいしくなるのだそうでござります」 
      啊啊啊、這個呀、那是農民們在給蔬菜澆肥呢、肥料呀他的原料就是說白了就是這人類的屎尿糞便呢、田裡面就是肥料可不能少、有了這個菜葉子才能長大長高變得好吃呢。 
       
      「なんと。それではわしが食べる野菜も、そうしておるのか?」 
      甚麼、難道我天天吃的那些蔬菜上面、就是那些菜它們也都是這樣來的? 
       
      「はっ、まことにおそれながら」 
      對對對、確實就是如此呀、誠如大王所言。 
       
      「汚いのう。いくらおいしくなると言っても、あんな物をかけていたとは。・・・いいか、この先わしが食べる物には、あのような物を決してかけるでないぞ」 
      天啦、真是、這也太髒了吧、雖然說在怎麼要提升蔬菜的品質、可是又是屎又是尿的……………行啦、以後呀、就是為本王我準備的菜品上面、這些個玩意兒可就千萬不要再加上去啦。 
       
      それからしばらくして、こやしをかけずに作った野菜が殿さまに出されました。 
      過不了多久呀、就是這個大王它的沒有澆過肥的特供蔬菜給培養後呀。 
       
      すると殿さまは、一口食べて、 
      大王呢、也就是那麼試了試了吃了一口後發現吧。 
       
      「おや? どうも、いつものようなうまさがないが?」 
      誒呀誒呀?為甚麼這吃起來就和平時的蔬菜味道要差上那麼多呀? 
       
      と、言うのです。 
      這樣子說道。 
       
      家来がわけを話すと、殿さまは家来に野菜の入ったうつわを突き出して、 
      臣子也就開始解釋了其原因呀、這都是大王要求、大王呢這就也是走進去廚房去查看了一下那些沒有施肥過的蔬菜了。 
       
      「こうもまずいとはな。・・・仕方がない、これへ、下ごえとやらをかけてきてくれ」 
      天啦、這些看起來就是病怏怏的蔬菜…………好啦好啦、我還是撤回了之前的決定吧、以後的蔬菜還是繼續的給我施上肥吧。 
       
      と、言ったそうです。 
      這樣子改口道。 
      おしまい 
        结束 
         
        ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓ 
         
        殿さまは物知らず 
        屎尿澆灌 
      むかしむかし、ある殿さまが数人の家来を連れて、自分の領地(りょうち)の見回りに行きました。 
        來好久以前這就藩王突然來了興致、帶上幾條金牌打手講去自己的地盤這裡那裡看下子、看這當地人民是個怎麼樣的個活法。 
         
お百姓(ひゃくしょう)たちは殿さまが見回りに来ているなんて知らないので、こえだめから下ごえをくみ出して、それを作物の間にかけていました。 
但農民又不曉得你甚麼大人物來訪、繼續是關心自己的地、這天就又從化糞池裡面舀起屎尿往菜園子裡面澆了。 
 
そのにおいがあまりにもくさいので、殿さまは鼻をつまんでたずねました。 
藩王騎馬上過路就感覺好臭、幫鼻子一唔。 
 
「わぁっ、なんじゃ、このひどいにおいは? あれは、何をしておるんじゃ?」 
心想這是條甚麼狗麻批?前面那批兒到跟菜地裡面下毒藥啊? 
 
「はっ、おそれながら、あれは下ごえと申しまして、人の小便や大便をこえだめで腐らせて、畑にかけているのでございます。そうすると野菜が、おいしくなるのだそうでござります」 
金牌打手這就開始解釋了、講這就是農民到澆肥、草葉子用屎尿灌溉這就長得好、但就是臭了一些、有味道。 
 
「なんと。それではわしが食べる野菜も、そうしておるのか?」 
那我天天吃的那些個傢伙也是這麼來了啊? 
 
「はっ、まことにおそれながら」 
正是、這菜葉子長得越好需要的屎尿就越多、我們過你吃的從來就都是最好的。 
 
「汚いのう。いくらおいしくなると言っても、あんな物をかけていたとは。・・・いいか、この先わしが食べる物には、あのような物を決してかけるでないぞ」 
啊!甚麼!那爹現在不要最好的了、從現在開始跟爹整最差的!我以後吃的傢伙不要澆那條傢伙!懂? 
 
それからしばらくして、こやしをかけずに作った野菜が殿さまに出されました。 
すると殿さまは、一口食べて、 
這就藩王下了新命令、底下人不敢在施肥、等菜葉子長好了去。 
藩王這就一夾。 
 
「おや? どうも、いつものようなうまさがないが?」 
と、言うのです。 
這次味道怎麼又變了啦?這好難吃哦、開始質問。 
 
家来がわけを話すと、殿さまは家来に野菜の入ったうつわを突き出して、 
聽完別個解釋、後面又過自己跑去廚房看了下自己要求种的乾淨蔬菜。 
 
「こうもまずいとはな。・・・仕方がない、これへ、下ごえとやらをかけてきてくれ」 
看到這成色確實不怎麼好、又瘦弱、心一狠、算了、你們還是繼續跟我整上次那條算他。 
 
と、言ったそうです。 
這就又改口了。 
      おしまい 
          结束 
         
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