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お花見について

かるい帰り道

お花見の始まり

 お花見の起源は、奈良時代に中国から伝来した梅を貴族たちが観賞した事が始まりだと言われています。

 その為に、当時のお花見は梅の花が中心でした。

 それが平安時代になると梅よりも桜の人気が上昇し、お花見と言えば桜の花見となりました。

 記録に残る日本最古のお花見は、嵯峨天皇が812年(弘仁3年)に神泉苑にてもよおした『花宴の説』だと日本後紀に記されています。


庶民のお花見

 嵯峨天皇以降、お花見は天皇主催の定例行事として行われました。
 それに習って戦国大名の間でもお花見が流行して、豊臣秀吉も1598年(慶長3年)3月15日に醍醐寺の三宝院で醍醐の花見と呼ばれる大規模なお花見を行っています。

 ただ、一般庶民がお花見をする事はまずありませんでした。

 お花見が庶民に広く広まっていったのは江戸時代で、徳川吉宗が江戸の各地に桜を植えさせたのがきっかけです。


花より団子

 花より団子と言うことわざがある様に、お花見の定番アイテムは花見団子です。

 花見団子は、江戸時代の庶民から広まったと言われています。

 花見団子の色は一般的に桜色・白色・緑色の三色ですが、この色にはそれぞれ意味があって、
 桜色は、桜を表しています。
 白色は、冬の名残りの雪を表しています。
 緑色は、春から夏に向けて木が緑色になることを表しています。

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