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      4月24日のイソップ童話 
       
        
       
ゼウスとサル 
     ♪音声配信 
        
        
         
        亜姫のイソップ童話より
     
       ゼウスの神は、森にすむ動物たちに、 
『みなの中で、一番美しい者を王さまにする』 
と、いうお触れを出しました。 
 するとそこへ、心は優しいが、鼻は低く、毛のはげた、みにくい若ザルがやってきて、王さまに立候補すると言い出しました。 
 これを聞いて、他のみんなは彼を笑い者にしました。 
 しかし、そこへみにくい若ザルの母親があらわれ、みなに向かっていいました。 
「神さまが、息子を王になさるかどうかは分かりません。しかし、母親であるこの私には、息子が上品で気品があり、そして、ここにいる誰よりも美しいということが分かるのです」 
 
 ゼウスの神が、若ザルを王さまにしたかどうかは分かりませんが、若ザルを一番よく知っている母親には、彼が最も王さまにふさわしいと思ったのでしょう。 
 
  価値観は、人それぞれ違います。 
 
見た目だけで判断せず、相手の中身で判断するようにしましょう。 
      おしまい 
                  
         
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