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福娘童話集 > 百物語 > 一月
1月29日の百物語
(1月29日的日本鬼故事)
開聞岳(かいもんだけ)の岩石男(がんせきおとこ)
火山怪胎
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、開聞岳(かいもんだけ→ 鹿児島県の薩摩半島南端の火山 )に、まっ黒な大男が住んでいました。
到好久以前開聞岳(就是鹿兒島縣薩摩半島南部的一座火山)住到一條好黑又好大的男的。
大男はとても力が強く、村に来ては田畑を荒らしました。
男的力氣又大、沒事做就下到村裡面妨礙農民种田。
困った村人たちはあちこちに大男退治を頼みましたが、誰もが怖がって大男退治を引き受けてはくれません。
農民就想邏人幫這條怪人搞了、但是沒得一條人敢去做這條事。
そんなある日の事、その大男が村娘の一人をさらって行ったのです。
這天、這怪人又進村拐走一個女的。
これを聞いた一人の侍が、
這就有個武士出來了。
「田畑を荒らすだけならともかく、娘をさらうとは許せん!」
他不只要搞田、現在還要捉女的。
と、大男退治に出かけました。
武士就要弄他去了
しかし次の朝、侍は折れた刀をつえに、ボロボロの姿で帰って来ました。
哪曉得第二天、武士就用殘刀斷劍柱起條柺杖、衣服稀巴卵爛的回來了。
村人たちが侍を介抱すると、侍はくやしそうに言いました。
農民幫武士一扶、武士就港
「娘は、山のほら穴の中で大男と一緒にいた。
女的和怪人都到山上的洞裡面一起。
娘を助けようと大男に戦いを挑んだが、大男の体は岩の様に固く、刀もわたしもこのざまだ。
我就拿刀上去砍他、哪曉得他硬的和條石頭一樣、我刀斷了人也變成這樣子了。
しかしこのまま引き下がっては、武士の名折れ。
この次こそは、必ず退治してくれよう」
這件事我是不得算了的
過幾天、我就再去、就幫他弄了。
その夜、さらわれた娘が、ひょっこりと村に戻ってきました。
晚上、那曉得被捉的女的回村。
「わたしは今、山で大男の妻にされています。
港她自己現在和山裡面的男的結婚了。
あの大男は、溶岩から生まれた岩石男です。
那條男的是從岩漿裡面蹦出來的。
体は岩の様に固く、刃物ではどうする事も出来ません。
身上比石頭還硬、用刀根本起不了作用。
ただ、岩石男から、こんな話を聞いたのです。
但是岩男自己跟女的港了。
溶岩が固まる時、背中の左の肩の下に榊(さかき)の葉がついて固まったので、そこだけが人間の様にやわらかいと。
岩漿凝固的時候、他背上左肩底下的榊樹葉子也會跟到凝固、那個地方會變得和肉一樣軟。
岩石男が寝ているすきに、岩石男の着物に目印をつけました。
我趁他睡覺的時候、幫衣服上面打標記了。
もうすぐ岩石男が目を覚ますので、わたしは帰ります。
他現在估計要起來了、我也要快回去
お願いです、どうか岩石男を退治してください」
你們要想辦法幫他弄了啦。
娘はそれだけ言うと、急いで山へ帰って行きました。
女的一港完也就回到山裡面去了。
それを聞いた侍は、傷だらけの体で立ち上がりました。
武士聽到這條也不管身上的傷了、就站起來。
「よし、たとえ一点でも、刀の通用するところがあれば勝てるだろう。今後こそ退治して、娘を救い出してくれよう」
好傢伙、只要刀可以插進去、那我就可以幫他弄了、這次我一定幫人搞出來。
侍は次の朝早く、折れた刀を持って山に出かけました。
武士第二天又帶到斷刀上山去了、
そして侍は決死の戦いの末に岩石男を退治して、娘を無事に連れて帰ったという事です。
然後就幫石頭男弄了、女的也帶回來了。
おしまい
结束
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