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3月10日の日本民話
(3月10日的日本民間故事)
改心した、おいはぎ (健全普通話版)
改過自新的亡命之徒
・日本語 ・日本語&中国語
むかし、千葉県中部の東金(とうがね)には、上総木綿(かずさもめん)の問屋がたくさんありました。
在很久很久以前、位處千葉縣中部東金的上總眾多服飾店在街上可謂是一條長龍呢。
その頃は、上総木綿を江戸まで運ぶと、大変なもうけがあったそうです。
就是在當時、若是先從上總拉一車上好的料子然後再運送至江戶傾銷、可謂是一筆十分賺錢的買賣。
その東金には三代続く商人の宗兵(そうべい)という人がいて、商売が上手な事で江戸にもその名前が知れ渡っていました。
而現在就說說在東金就有著這樣的一位家族三代從商至今名叫宗兵傢伙、這傢伙賺錢的本領可不是一般的神通廣大、就連遠在江戶的人都有許多人知道他的幾分名氣了。
ある日の事、宗兵が江戸で大もうけをして帰って来ると、山田の坂にさしかかった所で、刀を持ったおいはぎが現われたのです。
這天、宗兵又是在江戶談成了一筆大生意是賺的盆滿缽滿、正在趕回家的路上了、可咋說呢、等人一來到了這山田坂、這可就給一位帶著刀的亡命之徒給把路堵上了。
辺りは薄暗くて人気が無く、助けを求める事も出来ません。
這地方就偏的可謂是荒山野嶺、任你就是喊破喉嚨也是無一個人來幫呀。
おいはぎは、宗兵に刀を突きつけて言いました。
只見亡命之徒提刀就是對著宗兵一指。
「おい、こら! あり金を残らず置いていけ!」
給老子站好然後不許動!現在留下你所有的錢馬上滾!
しかし宗兵は名の通った商人だけあって度胸も座っており、あわてる事なく相手の様子を観察しました。
可就如之前所說、這位宗兵他可謂是神通廣大、遇到這種事根本就是臨危不亂、這傢伙現在反而還是一副打量起了劫匪的樣子了。
よく見ると、おいはぎはまだ若くて、突きつけた刀の先がぶるぶると震えています。
仔細一瞧這位劫匪的年紀可以說是十分年輕、而且現在人家拿在手上對準自己的尖刀明顯的還在一抖一抖的了。
(ははーん。こいつ、おいはぎをするのは今日が初めてだな。それなら)
(瞧瞧這樣子、難不成今天是這傢伙第一次出來打劫還給我撞上了、那就這樣吧)
宗兵は相手になめられない様にしっかりした口調で、しかし、相手を怒らせない程度に腰を低くして言いました。
宗兵用著既不示弱的口氣就正常的與對方展開了交涉、可為了避免觸怒了對方、拉低了自己姿態也沒有示強。
「有り金と言いましても今は仕入れの帰りで、一両ほどしか持ち合わせがありません。
你讓我留下所有的錢、可我這才剛拉完貨回來、身上所有剩著的錢根本不多也就這一兩了。
仕入れた品はありますが、とても素人さんには売りさばけない品です。
但若是現在想要劫我的這批貨、老實說了吧、現在就算這批貨到了你手、若是不懂這門路的新人、也根本就找不到渠道套現。
そこで、どうでしょう?
咱們就商量一下你看要不這樣。
東金の街まで、一緒に来てくれませんか?
跟我一起先去一趟東金的街上。
それなら、もう少し出せるのですが」
到地了我就可以給你加錢了。
「うっ、うそじゃ、ないだろうな?」
這………你不是在騙我吧?
「はい、わたしも商人です。
當然、我也是生意人。
うそは、申しません。
我保證不會騙你。
それに、お前さんが一緒に来てくれると、これからの道のりも安心ですし、荷車の後押しをしてくれれば、さらに助かりますので」
而且、現在路上是你我兩人、也讓後半程路多了個保障了、你若是還能幫忙再搭把手給我在後面把貨車推推那就更好了。
「・・・本当に、金をくれるのだな?」
…………你真的會給我錢?
「はい、本当です。だます様な事はしません」
我保證我會給你、不騙人。
「・・・わかった」
………那好吧。
こうして話しがまとまり、宗兵とおいはぎは東金の街へと向かったのです。
完成了這樣一番交涉以後、宗兵帶著亡命之徒兩人就一起的開始朝著東金街前去了。
おいはぎが荷車の後押しをしてくれたおかげで、あっという間に東金の街へ着く事が出来ました。
因為現在還有著一位亡命之徒給宗兵賣力的推著車呢、所以也就導致了不一會兒兩人這就已經到達了東金街。
そして自分の店の前まで来た宗兵は、大きな声で言いました。
就這樣、現在的宗兵已經是來到了自己店面的面前、然後大聲的吆喝了起來。
「おーい、今帰ったよ」
喂、我已經到了。
「あら、お帰りなさい。早かったですね」
啊啊、已經回來了呀、這次這麼快。
奥さんやお店の人たちが、店から大勢出て来ました。
隨後這便看到夫人與店裡的打工夥計們來了很多的出來迎接。
それを見て、おいはぎの顔色が青くなりました。
看到這麼一窩蜂的人群、直接是給亡命之徒的臉色嚇了個鐵青。
これだけ大勢が相手では、いくら刀を振り回しても勝てそうにありません。
一下子就突然來了這麼多、這就是自己再怎麼能砍也不能把所有人都收拾了呀。
おいはぎがすきを見て逃げ出そうと思っていると、宗兵は奥さんにおいはぎを紹介しました。
亡命之徒見勢不妙馬上就要準備拔腿就逃時、宗兵倒是看準了時機還把這傢伙給自己夫人介紹起來了。
「実はな、この人が手伝ってくれたおかげで、早く帰って来られたんだ。礼をしたいので、奥に入ってもらうよ」
其實這次就是因為有了這傢伙的幫忙這次回來的才能這麼早呀、我這還要感謝你了、來跟我們進屋吧。
そして宗兵はおいはぎと奥の部屋に入ると、大事な話があるからと他の人たちを追い払いました。
就這樣宗兵便又是帶著亡命之徒走入了內室、像是又有重要事情交待一般的支走了其他的所有閒雜人等。
おどおどするおいはぎに、宗兵が言いました。
此時的亡命之徒臉上的表情已經是焦慮極了、可宗兵一本正經的對人家這樣說道。
「まずは、これは約束のお金だ」
首先這是之前和你說好的錢。
そう言って、おいはぎの前に二両のお金を出しました。
這樣說道的宗兵也是真的對著人家給掏出了二兩金。
「次にこれは、ここまで荷車を押してくれたお礼だ」
然後這份是你願意給我推車我要表示的謝禮。
そしてさらに一両のお金を追加すると、宗兵はおいはぎに言いました。
繼續說著話的宗兵又是給人加碼添上了一兩。
之後這則便是語重心長的開始說道了。
「見れば、お前さんはまだ若いようだし、行く当てがないのなら、わたしの所で働いてみてはどうだ? もちろん、今日の事はわたしの胸に収めておくよ」
我看你還年輕、真要是走投無路不如就直接來給我幹吧、你覺得如何?當然、今天的事我會給你保密。
それを聞いたおいはぎの目から、涙がこぼれました。
只見就是當亡命之徒聽到了宗兵對自己說向這一句話之後、當場開始了熱淚滿盈。
これほど人の心を温かく感じたのは、生まれて初めてです。
真的有遇見這種會真誠對待自己以及讓自己的心一整個暖和和的人、這還是亡命之徒生來的頭一遭。
宗兵の人柄にすっかりほれ込んだおいはぎは、深々と頭を下げました。
已經是徹底的被宗兵的為人所折服的亡命之徒、此刻是對著眼前之人深深低下了頭。
「すみません。よろしくお願いしやす」
我為之前的一切感到很抱歉、之後我會在這兒好好表現的。
それから心を入れ替えて一生懸命働いたおいはぎは、やがて自分の店を持つほどに出世したという事です。
就這樣一位本來是亡命之徒的人由偶遇改過了自新、變得勤勞刻苦的工作了起來、而最終這傢伙也迎來了屬於自己的好的結果、那就是成為了一位老闆也擁有了自己的店。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
改心した、おいはぎ
䯨(ㄎㄠ)槓子(敲竹杆)更生
むかし、千葉県中部の東金(とうがね)には、上総木綿(かずさもめん)の問屋がたくさんありました。
到好久以前、千葉縣中部東金這條地方、這就好多門面靠這條彈棉花營生。
その頃は、上総木綿を江戸まで運ぶと、大変なもうけがあったそうです。
當時產棉花的地方上総、從這裡拖一車棉花到江戶去、利潤是相當可以。
その東金には三代続く商人の宗兵(そうべい)という人がいて、商売が上手な事で江戸にもその名前が知れ渡っていました。
東金的本地人宗兵這屋就三代從商、名氣大到連江戶曉得他名字的都有。
ある日の事、宗兵が江戸で大もうけをして帰って来ると、山田の坂にさしかかった所で、刀を持ったおいはぎが現われたのです。
有天宗兵就到江戶成了筆大生意、這就往回趕、走到山田坡、這就䯨槓子的提把刀幫路堵了。
辺りは薄暗くて人気が無く、助けを求める事も出来ません。
這一下慌郊野嶺、別個就是算準這裡㫘人來幫這裡堵到的、天一下也黑了、辦事正好。
おいはぎは、宗兵に刀を突きつけて言いました。
要命客這就用刀對到宗兵一架、交待了。
「おい、こら! あり金を残らず置いていけ!」
錢留到、人爬。
しかし宗兵は名の通った商人だけあって度胸も座っており、あわてる事なく相手の様子を観察しました。
但這宗兵也不是㫘見過風浪、這就好生觀摩到這條亡命之徒的。
よく見ると、おいはぎはまだ若くて、突きつけた刀の先がぶるぶると震えています。
好生看、對面還是條㫘好大的小屁股、指到自己的刀都還到發㥬。
(ははーん。こいつ、おいはぎをするのは今日が初めてだな。それなら)
這還是條新手第一次搞這條案子啊。
宗兵は相手になめられない様にしっかりした口調で、しかし、相手を怒らせない程度に腰を低くして言いました。
宗兵好生注意言辭、不去觸怒對方、但語氣又非是向對方屈就、幫門面穩到的。
「有り金と言いましても今は仕入れの帰りで、一両ほどしか持ち合わせがありません。
講錢自己有、但又過讓自己進貨用去了、現在手裡面能取出來的也只有一兩。
仕入れた品はありますが、とても素人さんには売りさばけない品です。
這車上的貨品確實也可以換錢、但都是些不怎麼好馬上脫手的東西。
そこで、どうでしょう?
你考慮下子
東金の街まで、一緒に来てくれませんか?
それなら、もう少し出せるのですが」
你若是這跟我到街上去、到了店子我倒是可以取些出來。
「うっ、うそじゃ、ないだろうな?」
你不得騙我吧?
「はい、わたしも商人です。
うそは、申しません。
我自己也是作生意的
門面擺到那裡的。
それに、お前さんが一緒に来てくれると、これからの道のりも安心ですし、荷車の後押しをしてくれれば、さらに助かりますので」
若是你可以護衛這路上也有條保障、若是還可以幫忙推下子貨車就更好了。
「・・・本当に、金をくれるのだな?」
你得跟我過錢吧?
「はい、本当です。だます様な事はしません」
不得騙你。
「・・・わかった」
那我幫你。
こうして話しがまとまり、宗兵とおいはぎは東金の街へと向かったのです。
二條人這就講好、一起上街了。
おいはぎが荷車の後押しをしてくれたおかげで、あっという間に東金の街へ着く事が出来ました。
年輕人就到後面推、宗兵就到前面扯、這地方就一下到了。
そして自分の店の前まで来た宗兵は、大きな声で言いました。
宗兵到了店、大聲一䛥。
「おーい、今帰ったよ」
我回來了。
「あら、お帰りなさい。早かったですね」
這招呼的人就來了。
奥さんやお店の人たちが、店から大勢出て来ました。
連同女主人一起、店裡的夥計都出來接老闆了。
それを見て、おいはぎの顔色が青くなりました。
看到這架勢、年輕人一下過奤了。
これだけ大勢が相手では、いくら刀を振り回しても勝てそうにありません。
還到想這麼多人、自己一把刀㫘得甚麼卵用啊。
おいはぎがすきを見て逃げ出そうと思っていると、宗兵は奥さんにおいはぎを紹介しました。
看形式不對就要馬上跑路了、宗兵這就幫年輕人手一拉、跟堂客介紹了。
「実はな、この人が手伝ってくれたおかげで、早く帰って来られたんだ。礼をしたいので、奥に入ってもらうよ」
講這是條幫自己推車的夥夫、路上有幫了忙、要領別個進屋。
そして宗兵はおいはぎと奥の部屋に入ると、大事な話があるからと他の人たちを追い払いました。
屋裡面這就二口子和年輕人了、其他人都被斥了出去。
おどおどするおいはぎに、宗兵が言いました。
年輕人看樣子就好慌、宗兵就講了。
「まずは、これは約束のお金だ」
這是之前先講好的。
そう言って、おいはぎの前に二両のお金を出しました。
這就甩出個二兩黃金。
「次にこれは、ここまで荷車を押してくれたお礼だ」
這條是你推車的酬勞。
そしてさらに一両のお金を追加すると、宗兵はおいはぎに言いました。
這就又加了年輕人一兩。
「見れば、お前さんはまだ若いようだし、行く当てがないのなら、わたしの所で働いてみてはどうだ? もちろん、今日の事はわたしの胸に収めておくよ」
我看你還年輕、要是㫘地方去到我這裡留到算了、之前的事我也不得提及。
それを聞いたおいはぎの目から、涙がこぼれました。
宗兵講完、年輕人這就眼睛水雙⻗古缶(U+29198)。
これほど人の心を温かく感じたのは、生まれて初めてです。
真是雪中送碳、若不是世道崎嶇難行、自己也不得倫落到這般田地。
宗兵の人柄にすっかりほれ込んだおいはぎは、深々と頭を下げました。
也是一步⻊反亢、幸好著人拉上一把、年輕人這也就過對到宗兵幫腦鬠一佝。
「すみません。よろしくお願いしやす」
講自己就留這裡了。
それから心を入れ替えて一生懸命働いたおいはぎは、やがて自分の店を持つほどに出世したという事です。
辛苦搞了個那麼幾年、也是有了本錢可以自己開店了。
おしまい
结束
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