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6月30日の日本民話
(6月30日的日本民間故事)
雨乞い

雨乞い (健全普通話版)
祈雨

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村での事です。
這還是在很久很久以前、發生在某個村子裡面的事。

無事に田植えを終えたお百姓さんたちは、ほっとしながら天気の良い空を見上げました。
辛苦了一番將田地裡全部打理好的農民們、這時鬆了口氣後、望了望這晴朗的天空。

「やれやれ、田植えがようやく終わったわ。これで、今年も豊作じゃろう」
哎呀哎呀、這田裡的活總算是幹完了、看樣子今年又得是一個大豐收呀。

この村ではとてもよく雨が降り、近くには三つも池があるので、どの田んぼもいつも大豊作でした。
說起這個村子那可是一點兒也不缺雨水、況且人家的附近還有著三處湖泊、所以就是在這附近种的田呀、基本上大家都是每年大豐收呢。

しかしどうした事か、今年は雨が全く降らず、田んぼは地割れがして、せっかく植えた苗が枯れはじめてきました。
可就是事有不湊巧、今年這是咋回事了呀、為甚麼這雨就開始了一點兒也不給下了呀、這下可好、田地裡都跟整的乾枯開裂了、而那些辛苦插上去的小苗一個個也都變得不精神似的枯萎了起來。

「困ったのう。こんな事は、初めてじゃ。もうそろそろ、雨が降ってほしいが」
這下可糟糕了呀、遭遇這鐘怪事這還是頭一回了、老天爺呀、你可快給我們下下雨吧。

しかし日照りはいつまでも続き、三つあった池も底が見えてきました。
可這咱說呀、天上那大太陽的勢頭可就根本一點不減呢、現在就連是村子附近的三個湖泊都給開始乾枯見底了起來。

「このままでは、大変なことになるぞ。死人が出るかもしれん」
在這些下去事情可就大事不妙了呀、到時候我看都非得出人命不可。

「せめて年貢(ねんぐ)が、少しでも少なくなってくれれば」
至少這要上交的年貢得讓人家給我們放緩放緩呀。

村人たちがそんな事を相談していると、何と反対に年貢米を増やすようにとおふれが出たのです。
村民們現在都在一個個的忙著為這事而焦頭爛額著呢、剛開始商量幾句、這可不、外頭有人開始張貼告示了、說是今年年貢的大米還要給提升呢。

藩の財政が苦しくなってきたので、力の弱い農民にしわよせが来たのです。
據說是上頭當差的人最近這錢也不夠花了起來、所以也就首先只能向這些個沒有反抗餘地的弱小農民們開開刀了。

日照り続きで自分たちの食べるお米もとれないのに、年貢米を増やされてはどうしようもありません。
可現在每天是烈日炎炎、田間都不下一點雨了、自己吃的都已經成為了問題、那就更別提甚麼上貢再加徵了。

そこで村人たちは年貢を減らしてもらえるように、代官へ訴えました。
對此全村就只能跑去了衙門給人官老爺說起了理呀。

「お代官さま、お願いでございます。どうか年貢を、減らしてもらえないでしょうか?
官老爺呀、求求您了呀、這個年貢就可不可以不要收那麼多呀?

お代官さまも知っての通り、このところ雨が一滴も降らず、苗が枯れ始めて来ました。
官老爺您也是知道的、這天上既然都不給下一滴雨、那就別說收成了、現在是秧苗都開始枯死起來了呀。

このままでは年貢どころか、一粒の米もとれません。
這樣下去別說要上交的年貢、就是到時的收成都是一點看不到呀。

どうか、どうか年貢をお減らしください」
所以說呀、這年貢您也是給我們大家惦記惦記吧。

村人たちは深々と頭を下げましたが、でも代官は首を横に振ります。
眾人齊跪呀、可官老爺就只是搖了搖頭把手一擺。

「ならぬ。年貢は申しつけた通りだ」
不行、年貢這事得按規定去辦。

「しかし、雨が降らなければ米は一粒も」
可現在田裡是不下一點雨、大家都顆粒無收呀。

「では、雨が降るように雨ごいをしろ」
那你們就乞求上天去把這個雨給下了呀。

「雨ごい?」
乞求上天給我們下雨?

村人たちは初めて聞く言葉に、みんな首をかしげました。
全村的大夥們現在可全讓這一句話給整懵了呀、大家就都一個個思考起了官老爺現在的此話到底是何意、全部都在那歪著腦袋苦苦沈思呢。

「あの、お代官さま。雨ごいとは、何でございましょうか?」
這這這、官老爺你說下雨、是叫老天爺給我們下、那這具體是要走一個怎麼的流程了。

この村では日照りに困った事がなかったので、みんな雨ごいを知らなかったのです。
因為我們村的雨它可從來就是自己在下、我們這麼多年來也就沒有求過呀、還請官老爺能否細說呀。

「なんだ?
怎麼的?

お前たちは、雨ごいを知らぬのか?
你們連求雨這種事都不知道嗎?

雨ごいとは、雨が降るように神さまにお願いすることだ。
就是顧名思義、我讓你們自己去乞求這上天、你們就只要一心默禱著向著這雷公風伯發願讓他們給你下雨那就對了。

ほかの村では、雨が降らなくなると雨ごいをしているぞ」
除了你們的這個村子、其他的村子們不下雨時可不得都這樣幹嗎。

「はあ」
他們都在幹?

それを聞いた村人たちは、さっそく村の神社へ行って雨ごいをしました。
等村民們理解了還有這麼一個下雨方法之後、連忙就全部一起的衝去了村內的神社、在這裡把雨是開始求起來了。

これでもし雨が降らなければ、村人みんなは飢え死にです。
可萬一這樣還是下不來雨、那麼全村人就都只能餓死了呀。

村人たちは鐘や太鼓をならして、何度も何度もお願いしました。
又是敲邏又是打鼓的、眾村民們就在那兒拼命的求呀求。

「神さま、雨を降らせて下さい。雨を降らせて下さい」
天神呀、請給我們下雨、給我們下雨吧。

すると祈りが天に通じたのか、やがて黒雲が出てきて、念願の雨が降ってきたのです。
於是乎呀、難道真的是讓這份思念給傳達到了上天嗎、頓時天空就是開始了烏雲密佈、不一會、雨點也是傾盆而下了。

「よかった、よかった」
太好啦、下雨啦。

「これでおれたちは、死ななくてもすむぞ」
這樣一來大家就都能活命了呀。

みんなは雨の降るなら、抱き合って喜びました。
村民們求來了雨、現在可都是在那兒一個個的給抱成了一團、高興的歡呼著呢。

それからは村人たちは雨が降らなくなると、神社へ集まって雨ごいをしたそうです。
也就是從這件事發生以後、只要一旦村子裡又開始鬧了旱災、那麼這個時候大家就會一起的在神社裡集結起來、立馬的去進行一個祈雨的儀式呢。

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

雨乞い
求雨

むかしむかし、ある村での事です。
這就好久以前一條村。

無事に田植えを終えたお百姓さんたちは、ほっとしながら天気の良い空を見上げました。
等幫田裡一忙完這就一歇抬頭看下天。

「やれやれ、田植えがようやく終わったわ。これで、今年も豊作じゃろう」
心想辛苦了啊、到時又是大豐收啊、還有點欣慰。

この村ではとてもよく雨が降り、近くには三つも池があるので、どの田んぼもいつも大豊作でした。
這村裡面的田都是天水田、一到時間就自己下雨、邊上還有三條湖、年年子都是大豐收。

しかしどうした事か、今年は雨が全く降らず、田んぼは地割れがして、せっかく植えた苗が枯れはじめてきました。
但今年子有鬼了、地裡面都乾了裂開也不見有雨落來、還講大豐收、這還才插落去的苗都乾死完啦。

「困ったのう。こんな事は、初めてじゃ。もうそろそろ、雨が降ってほしいが」
我日、這鬼事千年難遇、我們村一直都是風調雨順的啊、這一下出甚麼鬼事了哦。

しかし日照りはいつまでも続き、三つあった池も底が見えてきました。
農民就好急、不過還好、有三條蓄水的湖泊、但這大太陽一直不停、三條大湖也著烤幹了。

「このままでは、大変なことになるぞ。死人が出るかもしれん」
好傢伙、夾卵了、這下稀爛。

「せめて年貢(ねんぐ)が、少しでも少なくなってくれれば」
快要跟藩王納糧的時候了、這下拿不出手啦。

村人たちがそんな事を相談していると、何と反対に年貢米を増やすようにとおふれが出たのです。
這就商量可以放緩吧、但是別個不讓、本來今年因為不下雨產的糧就少、上面這就不夠、所以還要加倍收。

藩の財政が苦しくなってきたので、力の弱い農民にしわよせが来たのです。
這就將軍吸藩王、藩王吸農民、就跟蚊子吸螞蝗一樣、是天理、反不過來的。

日照り続きで自分たちの食べるお米もとれないのに、年貢米を増やされてはどうしようもありません。
這天不下雨田地㫘得收成連自己都不夠了、還莫講上貢。

そこで村人たちは年貢を減らしてもらえるように、代官へ訴えました。
這案子要死人啦、就都一撲人跑到差人那裡去述苦情。

「お代官さま、お願いでございます。どうか年貢を、減らしてもらえないでしょうか?
就想讓管事的過自己一條生路。

お代官さまも知っての通り、このところ雨が一滴も降らず、苗が枯れ始めて来ました。
原因啊、好話啊、也都講了。

このままでは年貢どころか、一粒の米もとれません。
這就得出結論了。

どうか、どうか年貢をお減らしください」
幫這次的年貢免了。

村人たちは深々と頭を下げましたが、でも代官は首を横に振ります。
眾人齊跪、但是差人幫腦鬠一擺。

「ならぬ。年貢は申しつけた通りだ」
這事我講不作數、我只曉得我收不到糧上面就要拿我開刀。

「しかし、雨が降らなければ米は一粒も」
但你講這不下雨糧要怎麼生出來啦。

「では、雨が降るように雨ごいをしろ」
不下雨就求雨讓他下。

「雨ごい?」
你還能讓雨下了啊?

村人たちは初めて聞く言葉に、みんな首をかしげました。
農民不曉得這求雨是條甚麼卵、第一次聽到這條詞。

「あの、お代官さま。雨ごいとは、何でございましょうか?」
那大爺、你講這條求雨是要個怎麼求法啦。

この村では日照りに困った事がなかったので、みんな雨ごいを知らなかったのです。
因為這地方風好水好的、不下雨都是千載難遇、所以一直都不曉得求雨是條甚麼東西。

「なんだ?
お前たちは、雨ごいを知らぬのか?
你們天天种到地的農民連求雨是甚麼卵都不曉得啊?

雨ごいとは、雨が降るように神さまにお願いすることだ。
求雨就是對到天拜到、求這天上的神仙下雨、懂?

ほかの村では、雨が降らなくなると雨ごいをしているぞ」
其他地方都是不下雨就要搞這事的。

「はあ」
這樣子啊。

それを聞いた村人たちは、さっそく村の神社へ行って雨ごいをしました。
農民曉得是這麼條事、全跑神社求雨去了。

これでもし雨が降らなければ、村人みんなは飢え死にです。
如果還是不下、全村人就都餓死完了、這貢也就肯定莫想了。

村人たちは鐘や太鼓をならして、何度も何度もお願いしました。
也不曉得具體是個甚麼求法、反正先敲鑼打鼓幫平時辦喜事的那套用出來。

「神さま、雨を降らせて下さい。雨を降らせて下さい」
神仙下雨、神仙下雨啊。

すると祈りが天に通じたのか、やがて黒雲が出てきて、念願の雨が降ってきたのです。
不曉得是不是真的搞這鬼事有用了、天上一下起雲了、雨還真的就下了。

「よかった、よかった」
好傢伙好傢伙。

「これでおれたちは、死ななくてもすむぞ」
有救啦有救啦。

みんなは雨の降るなら、抱き合って喜びました。
所有人這就抱到一起好高興。

それからは村人たちは雨が降らなくなると、神社へ集まって雨ごいをしたそうです。
後面這村人就曉得了、不下雨就要跑到神社去求。

おしまい
结束

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