福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 5月のイソップ童話 > ロバとカエル
5月17日のイソップ童話
ロバとカエル
まきをつんだロバ(→詳細)が、沼をわたっていました。
ロバはとちゅうで足をすべらせて、ころんでしまいました。
なかなかおきあがれないので、泣いたりわめいたりしていますと、沼のカエルたちがいいました。
「おいおい、ちょっところんだだけで、そんなにヒイヒイさわぐようじゃあ、ぼくらみたいに、ずーっとこの沼にいさせられたら、いったいどうする気かね」
ほかの人がつらいこともへいきでがまんしているときに、ちょっとした苦労にも弱音をはく人がいます。
この話は、そういうよわむしに聞かせるといいでしょう。
おしまい