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むかしむかし、 いっきゅうさんと いう、 とんちで ひょうばんの こぞうさんが いました。 いっきゅうさんは ニッコリわらって、 たべてはいけないと いわれていた みずアメを ほかのこぞうさんたちと わけあって、 ぜんぶ たべてしまいました。 それから しばらくして、 おしょうさんが ようじを すませて かえってくるのが みえました。 すると いっきゅうさんは、 おしょうさんの たいせつにしていた ちゃわんを もちだし、 それを にわの いしに ぶつけて わってしまいました。 そして めもとを つばで ちょんちょんと ぬらすと、 みんなで なきまねを しました。 かえってきた おしょうさんは ビックリ。 すると いっきゅうさんが いいました。 それを きいた おしょうさんは、 と、 いい、 それからは むらびとに もらった おかしは、 みんなで わけることに したのです。 おしまい |
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