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きっちょむさん
きっちょむさん(→漢字(かんじ)では吉四六)は、大分県大野郡野津町(おおいたけんおおのぐんのづちょう)に実在(じつざい)した人物(じんぶつ)で、酒造業(しゅぞうぎょう)をいとなんでいた初代広田吉右衛門(しょだいひろたきちえもん)であるとされています。
その位牌(いはい)や墓(はか)ものこっているとされていますが、彼(かれ)がきっちょむさんかどうか、確(たし)かな証拠(しょうこ)はありません。
昔話(むかしばなし)を代表(だいひょう)するおどけ者(もの)のひとりで、とんちをはたらかせたり、ずるがしこくふるまったり、また逆(ぎゃく)に、おろかな人間(にんげん)としての一面(いちめん)もあります。
きっちょむさんのお話(はなし)は多(おお)く、その数(かず)は二百話(200わ)以上(いじょう)もあるとされていますが、その大半(たいはん)は近年(きんねん)の創作(そうさく)だといわれています。
きっちょむさんが登場(とうじょう)する、主(おも)な昔話(むかしばなし)。
・じっと見(み)つめていました
・病気(びょうき)のお見舞(みま)い
・ウシのはなぐり
・ネズミの名作(めいさく)
・舟(ふね)の渡し賃(わたしちん)
・おとりのキジ