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ダイコン が しろい わけ
(えど こばなし)
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むかしむかし、ニンジン と ゴボウ と ダイコン は、おなじ いろ を していました。
あるひ の こと、ニンジン と ゴボウ と ダイコン が、おふろ に はいる こと に なりました。
「いちばーん!」
あわてんぼう の ニンジン は、いちばん さき に おふろ に とびこみました。
そうしたら、おふろ の あついこと、あついこと。
でも ニンジン は、まっかな かお で がまん しながら、あつい おふろ に はりました。
それで ニンジン の いろ は、あかく なったのです。
つぎに はいったのが、ゴボウ です。
「あつい おふろ だなー」
ゴボウ は あついのが きらい なので、からだ も あわず に おふろ から でていきました。
それで ゴボウ の からだ は、くろい いろ を しているのです。
さいご に はいった のは、ダイコン です。
「ちょうど いい、ゆかげん だ」
ダイコン は さいご に はいった ので、あつい おふろ の おゆ も ちょうど よい おんど に なっていました。
きもち の よい おふろ だったので、きれい に からだ を あらい、まっしろ に なりました。
それで ダイコン の からだ は、まっしろ なのです。
おしまい
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