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福娘童話集 > 日本民間故事 > 031-060

第 32話
(日本民間故事 032)
きげんをなおした神さま

おしっこをかけられた神さま (健全普通話版)
被尿了一身的神

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、富山のある村の神社の大杉の下で、近くのお百姓たちがひと休みしていました。
在很久很久以前、於富山某村的神社一顆大衫樹下、現在正是聚集著附近的一些村民們在此乘涼閒聊呢。

お百姓たちが話に花をさかせていると、タバコの火が風にあおられて、杉の大木の皮に燃えうつったのです。
幾位村民此時就還正聊在興頭上呢、可就是突然、一陣刮過來的風勢是把一位村民正在抽著大煙上的一點點火芯是給吹大樹上去了、這一下就是大衫樹的樹皮給一下子燒了起來。

「これは大変じゃ! はやく消すんじゃ!」
天啦天啦!起火了、快救火呀!

お百姓たちはあわてましたが、近くに水などありません。
就大樹一著火呀、讓這群村民們是急的嗷嗷直叫呢、就是這附近也沒有水呀。

そこで神社の小便桶にたまっていた小便をかけて、なんとか火を消したのです。
沒了辦法、這就也是只好去到了廁所裡頭、把就是那個尿桶要拿來臨時救救急了、幸好、成功讓火滅了。

すると、その夜のことです。
行啦、現在就說說接下來的當天晚上吧。

お百姓の中で一番年をとった、ひこじいさんの夢に不思議な老人が現れて、こんなことを言ったのです。
就白天那群村民裡呀、年紀最大的那一個、人家的名字叫做彦爺、他呀、在床上把這麼一個夢給做了、夢裡的一位神奇老人出現、然後他就說了呀。

「われは、神社の神である。お前たちが小便で神木をけがしたので、われはとなり村へ移ろうと思う。豊左(とよざ)の家の馬に乗っていくから、お前がいって馬を連れてくるのじゃ」
我就是神社裡面的神靈、可你們竟然是往我家的神樹上潑尿、因此呀、我現在是想要搬到鄰村去啦、我要騎馬去、這馬豐左的家中他就有、所以這事也就給你去辦、跟他說說讓其是把馬兒給我牽過來吧。

ひこじいさんはふとんの上にひれふして、神さまに何度もおわびをしました。
就這個事一出是連連嚇得彦爺他半夜從床上驚醒、連忙是跪在的床上瘋狂的對著神明道歉呢。

「おねげえです。どうか、となり村へ移らないでくだせえ」
對不起、對不起、還請不要走、請不要去其他的村子裡面呀。

ですが、神さまは聞きいれてくれません。
可人家的神明好像並沒有為此動容起來。

ひこじいさんはしかたなく、豊左のところへいって馬を連れてきました。
那這下子彦爺自己也是沒有了辦法、只好是去豐左他家把馬給借來了呀。

ところが神さまを乗せて峠の途中までいくと、馬が急に地面へ座り込んでしまったのです。
可事有不巧的、騎上馬兒離開的神明先生當來到這路上的一處山嶺之手、突然的馬兒它是突然四肢無力的一臥、不起來了。

「どっ、どうしたんじゃ?」
喂喂喂、這是發生了個啥事呀?

ひこじいさんは馬のたづなを引きましたが、馬は立ちあがろうとしません。
給神明大人牽馬兒的彦爺此時就發現了、這馬兒它無論是如何的拉、都是不聽話的不願起來了。

すると神さまの声が、聞こえてきました。
這個時候呀、聽到了神明大人他說話的一個聲音了。

「今夜はここまででよい。お前は家に帰ってよいぞ」
今天晚上這就可以了、我就停到這裡、你也累了、回家就成。

「はあ、では」
好的、那就我也回去啦。

と、ふかく頭をたれたところで、ひこじいさんは目をさましました。
這時的彦爺還不忘給人家頭低低的鞠上一躬、而下一秒呀、彦爺發現自己只是在做夢、現在的自己真醒了。

夜が明けると、ひこじいさんは夢の話をしようと、豊左の家へ出かけていきました。
等到了天一亮吧、為了傳達夢中發生的這事、彦爺他先是跑了一躺豐左的家。

すると豊左の家の馬が、夜中に急に脚を痛めて苦しみだしたというのです。
這就得知了一個情報呀、就是豐左他家的那匹馬兒竟然在半夜的馬棚裡面腿疼的是叫喚連連。

ひこじいさんは、不思議なこともあるものだと思いながら、家にもどってきました。
彦爺當即就是覺得這事確實是不可思議吧、等拜訪人家一躺又回到了家。

その夜、ひこじいさんの夢に、また神社の神さまが現れました。
就當天夜裡呀、彦爺他是又把一個夢給做了、神社的那名神明大人呢。

「豊左の家の馬のことは、心配するでない。四、五日もすれば治る。そしたらまた、お前が連れてこい。われはまだ、峠の途中までしかいっておらん」
用不著你去擔心豐左家裡面的那匹馬兒啦、只需四五天的時間、馬兒就可以安康、記得時間一到、拜託是要你再給我把馬牽過來、畢竟我現在的人在給你卡著山嶺的正中間呢。

次の朝、ひこじいさんは村のみんなと相談をして、小便をかけた杉の大木をきれいな水で洗って、神主さんにお願いをして、おはらいをしてもらいました。
又是夢醒、第二天一早的彦爺便立馬就是找來的村裡面的所有人開始說起了這件事啦、結果呢、就是大家都一起提來了水、為那顆被尿淋過的大衫樹給洗的乾乾淨淨啦、然後又是向神社裡面的神主請願、要求人家施個法、去去晦氣降下個祝福什麼的。

その夜、また神さまが夢に現れて、
第三夜、夢裡的神明大人又是繼續現身。

「お前たちのわびごとは、聞きいれた。これからもずっと、われはこの村にいることにする」
你們的悔恨之意我是已經有知道啦、在這之後我還是一直會在你們的這個村子裡面呆著的呢。

と、いって、それからは二度と、ひこじいさんの夢に神さまは現れなかったそうです。
如此一說呀、在那之後的彦爺做夢就是再也沒有繼續夢到過神明大人咯。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

おしっこをかけられた神さま
板眼多

むかしむかし、富山のある村の神社の大杉の下で、近くのお百姓たちがひと休みしていました。
到好久以前這富山村子神社境內的一陡大衫樹、住邊上的村人也都不時來這裡到樹底下歇下涼。

お百姓たちが話に花をさかせていると、タバコの火が風にあおられて、杉の大木の皮に燃えうつったのです。
這就幾條農民又到樹底下扯起了國際局勢、這個要殺、那個要誅、講正激動、兩條眼珠子一鼓、手一舉、菸蒂把火星子帶出去了、好傢伙啦、樹燃了。

「これは大変じゃ! はやく消すんじゃ!」
快點啊!莫等下幫樹搞燒了啊!

お百姓たちはあわてましたが、近くに水などありません。
這起了火第一件事就是逽水、但這邊上那有水讓你逽啦。

そこで神社の小便桶にたまっていた小便をかけて、なんとか火を消したのです。
有的、那就是神社廁所、那裡有條尿桶子、剛好這肥料還可以滋養大樹、一舉兩得、桶子一來火也是滅了。

すると、その夜のことです。
好了、事成大家也散夥、明天繼續扯、這就晚上睡覺。

お百姓の中で一番年をとった、ひこじいさんの夢に不思議な老人が現れて、こんなことを言ったのです。
白天坐樹底下扯卵談最老的一條老杆子幫夢作了、夢裡面也條老杆子、幫話這麼到講了。

「われは、神社の神である。お前たちが小便で神木をけがしたので、われはとなり村へ移ろうと思う。豊左(とよざ)の家の馬に乗っていくから、お前がいって馬を連れてくるのじゃ」
爹就是神社裡面的神仙、你今天白天幫我神木上面倒了屎尿、現在老子要搬家了。
老子現在就要走、快點幫爹跟馬備了、我曉得你有辦法搞到手。


ひこじいさんはふとんの上にひれふして、神さまに何度もおわびをしました。
老杆子看到神仙發了火一直跪到地上求、到那裡陪不是。

「おねげえです。どうか、となり村へ移らないでくだせえ」
還是希望神仙莫去其他村。

ですが、神さまは聞きいれてくれません。
但是神不聽、一定要走。

ひこじいさんはしかたなく、豊左のところへいって馬を連れてきました。
老杆子㫘法、去豊左屋裡搞馬去了。

ところが神さまを乗せて峠の途中までいくと、馬が急に地面へ座り込んでしまったのです。
但這馬上了山路後走了幾踋路突然停了、一下幫踋彎落去了。

「どっ、どうしたんじゃ?」
這是搞甚麼了哦?

ひこじいさんは馬のたづなを引きましたが、馬は立ちあがろうとしません。
馬就這麼趴地上不動的、老杆子拉也是徒勞。

すると神さまの声が、聞こえてきました。
「今夜はここまででよい。お前は家に帰ってよいぞ」
事成這條樣子神就突然發話了、好、㫘你事了、今天就這樣子、你回自己屋睡覺去算了。

「はあ、では」
好。

と、ふかく頭をたれたところで、ひこじいさんは目をさましました。
走之前老杆子又跟神仙打了招呼、這就回去睡覺了、這時候、人床上醒了。

夜が明けると、ひこじいさんは夢の話をしようと、豊左の家へ出かけていきました。
天亮、作了條這麼怪夢、老杆子第一件事是去豊左屋看馬、順便知會別個自己作夢這事。

すると豊左の家の馬が、夜中に急に脚を痛めて苦しみだしたというのです。
後面打聽曉得了、確實半夜突然這馬就開始踋痛。

ひこじいさんは、不思議なこともあるものだと思いながら、家にもどってきました。
老杆子這就開始覺得這案子好邪、又回了屋。

その夜、ひこじいさんの夢に、また神社の神さまが現れました。
這天晚上睡覺、又幫昨天那條神仙看到了。

「豊左の家の馬のことは、心配するでない。四、五日もすれば治る。そしたらまた、お前が連れてこい。われはまだ、峠の途中までしかいっておらん」
神仙夢裡面講了、馬的事不要擔心、四五天踋就自己好了、所以我現在要你馬上幫馬繼續跟我帶過來、我現在就卡到山上的、還需要用這條馬趕路。

次の朝、ひこじいさんは村のみんなと相談をして、小便をかけた杉の大木をきれいな水で洗って、神主さんにお願いをして、おはらいをしてもらいました。
第二天一完、第三天莫又要讓老杆子過去跟神仙牽馬啦、這鬼夢連作了兩天、老杆子是幫村裡面的人全講了、要大家一起想辦法、最後是讓神社的神主跟神仙交流下子、這邊也是用水去幫神樹洗乾淨起來。

その夜、また神さまが夢に現れて、
晚上照常、夢又是來了。

「お前たちのわびごとは、聞きいれた。これからもずっと、われはこの村にいることにする」
好、你們全村一起幫樹洗了的事我曉得了、現在我也不走了、就繼續留到這村。

と、いって、それからは二度と、ひこじいさんの夢に神さまは現れなかったそうです。
這就這次過後老杆子是這也㫘作過這條神仙夢了。

おしまい
结束

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