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福娘童話集 > 日本民間故事 > 031-060

第 38話
(日本民間故事 038)
かますキツネ

かますキツネ (健全普通話版)
叺狐

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、馬に炭やまきを背負わせて売り歩く男がいました。
在很久很久以前、一男子在馬背上是背負了炭和柴火邊走邊賣。

男の名前は、長右衛門(ちょううもん)といいます。
男子的名字叫做長右衛門。

ある日の夕方、長右衛門が馬にたくさん荷物をつけて、峠にさしかかったときです。
於一個太陽將要下山的黃昏、長右衛門跟自己駝著大量貨物的馬兒是來到了一處山嶺。

木のかげからひょこんと、小僧さんが飛び出て来ました。
此時就在林中是突然的就朝這邊跑來了一位小孩。

そして、長右衛門に言いました。
小孩子呢、就對著長右衛門是這樣的說道了。

「あの。寺に行きたいんだけど、くたびれたから、馬に乗せてくんねえか?」
是這樣的、我想去寺廟、但是現在腿腳已經是很疲憊了、所以說能讓我騎上你的馬這樣嗎?

長右衛門は、首をかしげました。
長右衛門的腦子裡現在就是運轉的飛快呀。

(はて、この小僧さん。言葉も様子も変だ。これは、もしかして)
(我怎麼感覺有點、就這個小傢伙、我看他的言行舉止、這這這、該不會是讓我給遇上那啥了吧)

そこで長右衛門は、こう言いました。
思考一翻過後的長右衛門是這樣說道。

「乗せてやるのはかまわないけど、今日は炭やまきの他に、一箱たっぷりの油あげを積んでいるんだ。とても人が乗れる場所はないなあ」
讓你騎我的馬不是不行、可今天的馬背上不只是平日的那些煤炭跟柴火啥的、還格外的多搭上了去了一大箱子的油豆腐呢、所以說上面實在是太擠、並不好坐人呀。

すると小僧さんは、ごくりとのどをならして、
就是這話一說吧、小孩子他竟然還是猛然的吞下了一口口水呢。

「乗れる、乗れる。大丈夫だ」
讓我坐、讓我坐、沒關係、我才不怕擠呢。

「そうか、しかしな」
你不怕是嗎、可倒是我。

「大丈夫、大丈夫」
沒關係的、沒關係的。

「まあ、そんなら荷物に気をつけてな」
那行吧、上去之後你也好看看的要注意貨物行李呀。

長右衛門は小僧さんをひょいと抱きあげると、荷物の後ろに乗せました。
就是這樣、只見長右衛門是把小孩給一把抱起了之後、放人家在自己馬背上行李的後邊去咯。

でもそのとき、小僧さんの手足が毛だらけなのに気づきました。
而也就是這一個有過接觸的瞬間、長右衛門他注意到了、就是這個小孩子他怎麼手上毛茸茸的全是毛。

(ありゃ、やっぱりな。こりゃ、油あげをやられちまうな)
(天啦、果然就是如我所料、若是不採取個甚麼手段、我的油豆腐就要給人家幹走啦)

長右衛門は小僧さんをチラリと見ると、すまして言いました。
長右衛門呢、是一個勁的打量了小孩子很久、然後又是若無其事的這樣子說道了。

「峠の道はゆれるから危ねえ。落ちて怪我をしないように、こうしよう」
山嶺上的道路上騎馬走起路來很搖、萬一墜馬的話受傷可就不好了呀、行吧、讓我來給你加個保險。

長右衛門は嫌がる小僧さんの両方の足を、なわで馬のくらにしっかりむすびつけました。
長右衛門呢、就是給這個麻煩的小鬼頭把他的雙腳是用繩子綁緊固定在馬鞍上了。

これで、馬から下りることも逃げることもできません。
這樣一來呀、即便就是這個小鬼頭想要下馬逃跑、那也是如不了他的意咯。

長右衛門はニヤリと笑うと、
此時的長右衛門就是悠悠一笑。

「さあ、行こう」
好、咱們現在出發。

と、馬をひいて、峠の道を村へと急ぎました。
長右衛門牽起了馬、著急的是自山嶺的小路朝著村裡裡快步而去了。

村の灯りが見えてくると、馬の上で小僧さんが何度も叫びました。
等到一趟山路走下來、此時昏暗的道路上已是能看見到村落的燈火、可此時馬上的那位小鬼頭卻是十分焦急了起來。

「もう、ここでいい! いいから、下ろしてくれ! 足のなわほどいてくれ!」
好啦、現在已經可以啦!就到這裡為止吧、快放我下去、解開我腳上的這個繩子吧!

「いやいや、せっかくだから、おれの家で休んでいけや」
不要慌不要慌、難得一路走來、都這個時候啦、不妨去我家休息了今晚吧。

長右衛門は後ろも見ずに、そう答えて家に連れ帰りました。
長右衛門回答這話的時候是頭也沒回一下、總之就是在那自說自話的只管把人家往自家帶那就對了。

そして戸を開けるなり、おかみさんに言いつけました。
到家開門之後呀、看到了自己的妻子、長右衛門對其是這樣的交待了。

「おーい、客が見えたぞ。いろりに火つけろ」
對啦、今天咱家來客人啦、快點把圍爐裡面的火給點起來吧。

「はーい」
好的。

おかみさんは大急ぎで、いろりに火をつけました。
就這樣呢、妻子也是沒有耽擱的很快就是把火點上讓火勢旺起來。

それから長右衛門は小僧さんを馬からおろすと、素早くなわで手足をしばって、いろりの火の上に連れて行きました。
這時的長右衛門是開始了自馬背上放下了小鬼頭的動作、可就是這人一給放下來之後吧、又是手腳立馬的給你捆綁上了、接下來的小鬼頭是給長右衛門帶來了這圍爐旁。

そして長右衛門は、小僧さんのおしりをじりじり火であぶったのです。
長右衛門現在他又幹了啥呢?他脫下了人家的褲子、是開始用火一下下的把這孩子的屁股給燙上了。

「あち、あち、あちぢー!」
燙!燙燙燙燙燙!

小僧さんはたちまち、キツネの正体を現しました。
不一會兒、就只是幾句叫喊的時間、狐狸的真身它也就現形啦。

「やっぱりな。さあ、このイタズラギツネめ、覚悟をしろよ」
哼哼、我就知道嘛、現在、你這隻小臭狐狸、給我做好臨死前的覺悟吧。

するとキツネは、泣きながら長右衛門に頼みました。
這陣威逼嚇得小狐狸是連忙失聲痛哭了起來、一邊哭著是一邊向著長右衛門百般求饒這樣。

「かんにんしてくれ。もう悪さはしねえから」
饒了我把、饒了我把、我敢保證我從今往後是再也不會幹壞事啦。

「いや、だめだ。お前は、おれたちの夕飯になるんだ」
不、我才不呢、你呀、你老老實實的成為我們今天的晚餐吧。

長右衛門はそう言うと、再びキツネのお尻を火であぶりました。
就在長右衛門這樣說道的同時、對著小狐狸的屁股又是連接開啟了滾燙轟炸。

「うひゃー! おら、本当に峠から引越すから、助けてくれー!」
嗚哇!不要、不要、我搬家、我會從山嶺搬家的、是真的、饒命呀!

それを聞いた長右衛門は、キツネがかわいそうになって、キツネを火から離してやりました。
聽到了這話之後吧、長右衛門又是感覺到了小狐狸的可憐、這就讓它遠離了火堆、不讓它烤火了。

そのとたん、キツネは開いていた戸から外へ飛び出して、夜の闇の中に見えなくなりました。
下一秒呀、狐狸它是奪門而出、於夜色之中是飛快的不見了影。

「やれやれ、いいおしおきだったわい」
行吧、也差不多得了、也算是給了人家一個好教訓吧。

長右衛門は笑って、外の馬から荷物を下ろし始めました。
長右衛門爽朗一笑、繼續走出了門外重新走到了馬兒面前又開始卸起之前的那些貨來了。

すると、
這就呀。

「ありゃりゃ」
我的媽呀。

一箱買ってきたはずの油あげが、一枚もないのです。
這可不嗎、那麼一大箱子打包好的油豆腐、現在竟然是一片都看不到咯。

「あのキツネめ、足がしばられていたのに、しっかり食っちまったんだな」
那隻壞狐狸呀、我明明都是已經綁住了它的腿、沒想到還是被它給我全部吃光光了呀。

そう思うと腹がたちましたが、もう捕まえることもできません。
此時的長右衛門只能是越想越氣呀、可事到如今那隻放走的小狐狸也是不能給自己再抓回來咯。

それに、どこで叫んでいるのか、
又是這時、不知道是從哪兒傳來了一陣陣叫聲。

♪長右衛門のけつあぶりー
♪長右衛門的屁股著火燙燙燙。

♪長右衛門のけつあぶりー
♪長右衛門的屁股著火燙燙燙。

と、村中にひびくような大声で、キツネが悪口を言ったのです。
於村子裡面的各個角落是傳來了這樣一聲聲巨大的迴響、這正是那隻狐狸在說著長右衛門的壞話呢。

それから村人たちは長右衛門のことを『長右衛門のけつあぶり』と呼ぶようになったということです。
就是這麼一個小插曲吧、以後的全村是見著了長右衛門他人之後呀、就都會調侃他是“屁股著火燙燙燙”咯。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

かますキツネ
狐狸喍麻袋

むかしむかし、馬に炭やまきを背負わせて売り歩く男がいました。
到好久以前一男的就專門搞來匹馬、駝到自己的柴跟碳去街上叫賣討口生活。

男の名前は、長右衛門(ちょううもん)といいます。
男名字喊長右衛門。

ある日の夕方、長右衛門が馬にたくさん荷物をつけて、峠にさしかかったときです。
有天太陽正下山、右衛門這次讓馬駝的貨就多、山路上走到的。

木のかげからひょこんと、小僧さんが飛び出て来ました。
林子裡面鑽過來一條小卵日衝右衛門馬面前。

そして、長右衛門に言いました。
跟他講了。

「あの。寺に行きたいんだけど、くたびれたから、馬に乗せてくんねえか?」
自己想坐別個的馬、到廟裡面去、現在自己走不動了。

長右衛門は、首をかしげました。
但右衛門碰到這事神色有異啊。

(はて、この小僧さん。言葉も様子も変だ。これは、もしかして)
因為右衛門看小卵日樣子怪怪的、怕莫不是一條狸子哦。

そこで長右衛門は、こう言いました。
於是幫話這麼到講了。

「乗せてやるのはかまわないけど、今日は炭やまきの他に、一箱たっぷりの油あげを積んでいるんだ。とても人が乗れる場所はないなあ」
讓你騎上去不是可以、但現在馬身上全都碳跟柴火、你卡到中間夾到得舒服啊、還有一大袋子油豆腐擠到的。

すると小僧さんは、ごくりとのどをならして、
「乗れる、乗れる。大丈夫だ」
這小卵日聽到油豆腐當下是兩眼放了光、口水一咽。
連忙講起了讓我上讓我上、不要緊的不要緊的。


「そうか、しかしな」
這邊則還是繼續推諉。

「大丈夫、大丈夫」
可以可以、我人小。

「まあ、そんなら荷物に気をつけてな」
右衛門也是凹不過、就讓小兒幫貨小心到啦。

長右衛門は小僧さんをひょいと抱きあげると、荷物の後ろに乗せました。
這就自己幫人一抱、放上了馬。

でもそのとき、小僧さんの手足が毛だらけなのに気づきました。
但是這一伸手右衛門就感覺不妙了、這小卵日手上怎麼得有毛啦、還他媽這麼多。

(ありゃ、やっぱりな。こりゃ、油あげをやられちまうな)
爹曉得了、這是條狐狸崽子、想搞自己的油豆腐。

長右衛門は小僧さんをチラリと見ると、すまして言いました。
右衛門這就好生守到別個的、怕不放心又講。

「峠の道はゆれるから危ねえ。落ちて怪我をしないように、こうしよう」
這山路也是比較陡、這貨多我怕你到時騎馬上面不穩當⻊反落去、我想個辦法幫你人穩到。

長右衛門は嫌がる小僧さんの両方の足を、なわで馬のくらにしっかりむすびつけました。
右衛門這又不管小卵日願不願意了、跟你玩起了拘束、小卵日兩個踋跟自己兩個馬鞍好生跟你綁死起來。

これで、馬から下りることも逃げることもできません。
這麼到你就是變狐狸也不是想跑就跑了。

長右衛門はニヤリと笑うと、
右衛門覺得自己穩了、還到竊喜。

「さあ、行こう」
と、馬をひいて、峠の道を村へと急ぎました。
這就牽馬急到趕路啦、畢竟都已經要夜周圍都暗起來了。

村の灯りが見えてくると、馬の上で小僧さんが何度も叫びました。
等已經完全暗落來、到了村口看到了別個屋裡面的燈火、馬上面的小卵日開始慌了。

「もう、ここでいい! いいから、下ろしてくれ! 足のなわほどいてくれ!」
講自己可以了就到這裡放自己下來、不曉得為甚麼一下好激動。

「いやいや、せっかくだから、おれの家で休んでいけや」
但是右衛門不慌、講要邀小卵日回自己屋。

長右衛門は後ろも見ずに、そう答えて家に連れ帰りました。
回話時候也不轉頭看小卵日、就只顧幫馬索子往自己屋裡牽。

そして戸を開けるなり、おかみさんに言いつけました。
門一開、看到堂客講了。

「おーい、客が見えたぞ。いろりに火つけろ」
今天屋裡來客人了、你先去火塘邊上發火。

「はーい」
おかみさんは大急ぎで、いろりに火をつけました。
堂客這就快點去火塘邊上幫這火發了、莫怠慢了別個。

それから長右衛門は小僧さんを馬からおろすと、素早くなわで手足をしばって、いろりの火の上に連れて行きました。
右衛門這就又回馬上幫小卵日從馬上一提、不見右衛門松別個綁、反而又是幾根索子幫你捆成麻花了、這就提到這一捆讓他烤火去了。

そして長右衛門は、小僧さんのおしりをじりじり火であぶったのです。
「あち、あち、あちぢー!」
先是屁股讓火㷋下子、就看到小卵日瘋狂開始叫、喊炦。

小僧さんはたちまち、キツネの正体を現しました。
分分鐘這狐狸原型就現了。

「やっぱりな。さあ、このイタズラギツネめ、覚悟をしろよ」
爹他媽就曉得你是條狐狸崽子啦、現在我就幫你烤了。

するとキツネは、泣きながら長右衛門に頼みました。
狐狸看自己要爛、也過放棄抵抗了、哭到瘋狂求饒。

「かんにんしてくれ。もう悪さはしねえから」
講自己以後再也不敢了、要別個全自己一條狗命。

「いや、だめだ。お前は、おれたちの夕飯になるんだ」
全你條狗雞巴、今天晚飯就決定是你了、懂?

長右衛門はそう言うと、再びキツネのお尻を火であぶりました。
這就又取狐狸屁股開始炦了。

「うひゃー! おら、本当に峠から引越すから、助けてくれー!」
狐狸一下又過叫的更加慘烈了、拼死繼續求啊求。

それを聞いた長右衛門は、キツネがかわいそうになって、キツネを火から離してやりました。
看狐狸都這條樣子了、右衛門一下又軟了心、幫狐狸離了火。

そのとたん、キツネは開いていた戸から外へ飛び出して、夜の闇の中に見えなくなりました。
狐狸捉到右衛門鬆懈這條時機、兩腿一奔是馬上掙脫、從大門口竄不見了。

「やれやれ、いいおしおきだったわい」
右衛門也㫘去繼續追、想到幫別個搞了這麼一下也是可以了。

長右衛門は笑って、外の馬から荷物を下ろし始めました。
這就放輕鬆、事情搞完出去馬背上卸貨了、弄完狐狸這臉上還笑到的。

すると、
「ありゃりゃ」
一箱買ってきたはずの油あげが、一枚もないのです。
這等到一摸油豆腐袋子的時候、臉色一下變了、那麼一麻袋、現在全空了。

「あのキツネめ、足がしばられていたのに、しっかり食っちまったんだな」
好傢伙、當時就只綁狐狸踋、這嘴巴㫘幫它封起來、路上就一麻袋一口口幫你喍完的。

そう思うと腹がたちましたが、もう捕まえることもできません。
右衛門是越想越慪、這下曉得為甚麼剛剛狐狸要跑那麼快了、曉得這事自己是肯定要幫狐狸下油鍋的、但現在已經讓別個跑啦。

それに、どこで叫んでいるのか、
右衛門這就氣啦、突然又是一陣歌聲入耳。

♪長右衛門のけつあぶりー
♪長右衛門のけつあぶりー
這內容是這樣子、右衛門最喜歡烤屁股、
右衛門最喜歡烤屁股。


と、村中にひびくような大声で、キツネが悪口を言ったのです。
這聲音是好大好大、全村都聽到的、不要想肯定是狐狸搞的。

それから村人たちは長右衛門のことを『長右衛門のけつあぶり』と呼ぶようになったということです。
後面傳傳傳、變成右衛門喜歡到一個人偷偷到屋裡烤自己屁股了、這就全村都喊他烤屁俠。

おしまい
结束

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