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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 212話
(日本民間故事 212)
浦島子(うらしまこ)

浦島子(うらしまこ)
浦島太郎

日本語 ・日本語&中国語

これは、京都に伝わる浦島伝説です。
這是條浦島太郎的京都版本。

むかしむかし、丹後の国(たんごのくに→京都府北部)の筒川(つつかわ)に、浦島子(うらしまこ)という美しい若者がいました。
到好久以前的丹後國就有個喊潽島太郎的美男子。

ある日の事、島子が沖に出て釣りをしていると、七色に光るきれいな亀が釣れました。
這天太郎出海釣魚、幸遇一條七彩靈龜。

「ほう、これは珍しい」
看到這烏龜閃金光真是亮瞎了太郎狗眼、一下人是好激動。

島子はその亀を舟に入れたまま、その夜は舟で眠る事にしたのです。
幫這傢伙船倉裡面一放、太郎看天色已晩過就也直接到舟上過夜了。

ところが夜中、どこから現われたのか、美しい娘が島子をゆり起こして言います。
這就睡到半夜中、又遇一條美女天仙飛太郎船頭來、跟他交待了一些話。

「島子さん。島子さん。どうか私の住んでいる蓬来山(ほうらいさん)まで、お越し下さい。どうか目を閉じて、私の言う通りに舟をこいで下さい」
講自己是住到蓬萊山的仙女、幫太郎要往自己的屋裡邀、但是又講不能讓太郎幫仙島到甚麼地方曉得了、要太郎閉到眼睛聽自己指示幫船划到邊起來。

島子は驚きながらも、娘に言われた通り目を閉じて舟をこぎ出しました。
そしてしばらくすると、
太郎巧遇天仙、又看對方一條美女、對其是言聽計從、閉到眼睛照辦了。

「島子さん。もう目を開けてもいいですよ」
と、娘が言うので、島子が目を開けてみるとどうでしょう。
這就太郎作死的滑槳啊滑啊滑、不一陣人仙女喊太郎睜眼了。

そこは、美しい宮殿の前だったのです。
這才眼睛一看就幫正前方一條氣派的宮殿看到了。

宮殿の中からは心地よい音楽が流れて、たくさんの侍女たちが島子を出迎えてくれました。
這船一靠岸、宮殿裡面就傳出了一陣陣奏樂聲、隨到又是迎接的陣仗好多條侍女出來迎了。

「亀姫さま、お帰りなさいませ」
どうやらこの美しい娘は、この宮殿のお姫さまのようです。
太郎這就聽這些個出來接人的傢伙喊眼前的仙女為龜姬、看樣子別個就是這裡的主人了。

島子は亀姫さまの宮殿で毎日おいしいごちそうを食べ、侍女たちの舞いや音楽に時の立つのを忘れるほど楽しい日々を送りました。
太郎一被龜姬邀到屋也不曉得到底是有甚麼要事、一天天甚麼都㫘搞就一直招待到太郎的、讓別個好吃好睡好玩、還有一排排侍女天天圍到太郎邊上吹拉彈奏跳。

そしてとうとう、三年の月日が流れました。
(もう三年か。みんな、どうしているかな)
這鬼案子持續了三年、太郎是每日爽歪歪。
但不免也會想這自己到底是到搞甚麼?這三年屋裡人怎麼樣了?自己等於就是一直失蹤了啊。


島子は故郷の筒川が恋しくなり、亀姫さまに言いました。
這飽暖思淫慾、太郎天天淫慾過也滿到的這就不免思起了故鄉、畢竟也有三年了、懷念起了自己的老屋筒川。

「姫さま。わしは、故郷へ帰りとうなりました。お願いです。どうか故郷に帰して下さい」
這天下定了決心對到龜姬幫自己想回去想看下這話講出口了。

すると亀姫さまは、一つの箱を島子に渡して言いました。
人主人也不強留、只是跟太郎過了個寶箱

「おなごり惜しいですが、帰りたいと言うのなら仕方ありません。
ですが、この『時の箱』を持って行って下さい。
これを持っている限り、決して老いる事はありませんから。
そのうちに、またあなたを迎えに行きます。
それまではどんな事があっても、決してこの『時の箱』を開けないで下さいね」
講你這去也都不曉得能否再回了、但既你想走就走、強留無益、這個永匣你留到、只要一直留到身邊你就永遠不會老去、這麼到總有一天我們仍有再會之期、你要等到那一天、記得這盒子無論出了甚麼事都萬萬不可打開。

こうして島子は再び亀姫さまと一緒に舟に乗ると、来た時と同じ様に目を閉じて舟をこいだのです。
龜姬這就又和太郎一起坐上了三年前的船、老樣子要人聽到自己指揮閉到眼睛幫船划了。

そして目を開けると、そこはもう島子の故郷の水江(みずえ)でした。
再開眼已是太郎曾經熟悉之所、水江了。

島子は舟から降りて、自分の家を探しました。
太郎下了船、第一件事就是去逽自己屋。

しかし不思議な事に島子の家はどこにもなく、村人たちも知らない人ばかりです。
但這一回村莫講是自己屋了、光就才三年時間村裡人全變了。

(もしかして、違うところに来たのかな?)
そこで島子は、近くの村人に尋ねました。
太郎覺得莫興是自己來錯了地、問了個當地在住的人。

「あの。ここは水江の浦(うら)でしょうか?」
這裡是水江浦吧?

「はい。その通りですよ」
是啊。

「それなら、浦島子の家はどこでしょうか?」
那有一戶喊嶋子的人家屋到哪裡哦?

「浦島子? ・・・ああ、そう言えば三百年ほどむかしに、浦島子という若者が釣りに出たまま帰って来なかったと聞いた事はあるが」
嶋子?㫘這屋的、有我也不曉得啊、這都是別個老一輩一直流傳下來的三百多年前的事了、講是這人出海打漁再也不回、屋裡一直空那裡的後面過長起了草、成鬼屋了。

この話を聞いた島子は、全ての事がわかりました。
太郎一聽這話、腦鬠一下是轉飛快、徹底是懂了。

「そうか。あの宮殿は竜宮城で、姫さまは乙姫だったのか。それで三年のつもりが、三百年もたっていたのか」
龜姬就是龍女、自己長居了三年的所在其實就是龍宮、以前都聽這人講天上一天地下百年、自己到別個龍宮住了三年之久、㫘想到這地上都已是三百年的巨變了。

島子は急に悲しくなり、開けてはいけないと言われていた『時の箱』を、つい開けてしまったのです。
太郎這一下人杓了、已經不曉得現在回來是要搞甚麼了、內心忽感一陣悲痛、看向手上唯一熟悉之物、就到這不經意之間永匣已開。

するとその途端、『時の箱』に閉じ込められていた時が煙になって吹き出して、それを浴びた島子は白髪頭の老人の姿になって死んでしまったのです。
這就看到永匣之中蔓出的煙霧到太郎身邊縈繞、太郎被完全籠罩至其中、而再等煙霧散去時過就只有一條倒到地上死去的白頭髮老杆子了。

おしまい
结束

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