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福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270

第 260話
(日本民間故事 260)
大切な一文銭

川に落ちた一文銭
血稅

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、葛飾(かつしか)に、青砥左衛門尉藤綱という殿さまがいました。
到好久以前的這葛飾藩王、青砥左衛門尉藤綱。

ある日の事、青砥がお供を連れて川辺を歩いていると、一枚の一文銭を川に落としてしまったのです。
這天王帶到隨從走到小河邊、突然就聽到一聲響、原來是自己佩到身上的一文銅錢落到了河裡面去。

一文銭は今の価値で二~三十円ほどなので、川に落ちてしまったものをわざわざ拾う人はいません。
這一文錢就是一個銅板、按這條水深的程度看樣子是不再值得下河去摸了。

ところが青砥は、お供たちに言いました。
但王眼裡面看到的不是一文錢的價值、因為到王眼裡一兩銀甚至是一兩金到自己眼裡就跟一枚銅錢同樣的㫘得價值、他只曉得這東西落丟了就要撿。

「すまんが、川へ入って一文銭を探してくれないか」
王這就示意夥計了、講辛苦你脫個衣服一躺幫我下去摸錢啦。

「えっ? 一文銭をですか?」
夥計這就日了狗、想老子的勞動力還不止一文錢?有這麼賤?

「そうだ、一文銭だ」
但王堅持要夥計下去摸。

「・・・はい、わかりました」
お供たちは、
夥計想了想、下水摸這一個銅板去了。

(たかが一文銭に、なんで川に入らなければならないんだ)
と、思いましたが、主人の命令だから仕方ありません。
畢竟這自己再賤那自己的腦鬠總要比一個銅板要來的值吧?這為了一個銅板掉了腦鬠划不來。

みんなは川へ入ると、落ちた一文銭を探し始めました。
看到一個夥計入了水、這人半天還㫘上來啦、其他傢伙也是一起加入了。

みんなは長い時間一文銭を探しましたが見つからず、やがて日が沈んで辺りが暗くなってきました。
最後大家辛苦了這一整天到糞坑裡摸蛆、天都快黑了、錢㫘看到、這摸上來的魚都是好幾條了。

さすがに、お供たちも疲れ果てて言いました。
「殿、そろそろおあきらめになってはいかがでしょうか?」
老闆、這案子不好搞啊、水裡面泥巴太厚了、我們除非取鏟子過來幫泥巴全部鏟上去再到泥巴裡面翻啊、就一個銅板板、要不算了啊?

ところが青砥は、首を横に振ります。
但就看王幫腦鬠一搖。

「いや、一文銭といえども、粗末にしてはならん。
すまんが町へ行って、松明(たいまつ)を買ってきてくれ。
それからこの金で、出来るだけ多くの人を集めてくれ」
繼續喊了條夥計去街上幫自己帶點火把過來、講我們晚上打到火把摸蛆更有味、還講你們幾條傢伙不行、要人回去順便再多喊幾條人一起。

そう言ってお供に財布を渡すと、青砥も川に入って一文銭を探し始めたのです。
王自己的錢包這就交到了跑腿的夥計手裡、喊別個買火把外加喊人去了、而此時自己也是一下入了水。

これには、お供たちもびっくりです。
看老闆這都親自下來、夥計自己過看不懂了。

「殿。たった一文銭の為に、こんな大金を使うのですか?
老闆、你講你這是怎麼想的啦?

これでは一文銭が見つかっても、損ではありませんか?」
火把他不要錢啊?我們這麼多人還要一起逽、現在你也下來了、我感覺我們反而還虧了啊?

すると青砥は、お供たちに言いました。
王這就解釋了。

「よいか。
たとえ一文銭とはいえ、我らの金は領民たちが汗水たらして働いて納めた税から頂いた物だ。
你嫌錢小、但獅子吃肉是因為自己爪牙之厲、這草原上面又有哪條鹿是得主動跟獅子獻了啦?獅子想吃鹿肉、這鹿又何嘗不想要獅子命?農民眼裡這一文錢就是他的命、你敢搶他的錢、他就要取你的命。

それを川に落としてしまったからあきらめるでは、税を納めてくれた領民たちに申しわけが立たぬ。
農民跟我交稅、是因為我養兵、我用錢換來武士為我賣命、武士再跟我去索農民的命、逼到農民用自己的錢買自己的命、縱然只是一文、但到我眼裡就是一塊血肉、㫘得那麼多武士來保護我、我今天早就死千萬回了、我這錢也是用自己命到拼、所以我珍惜。

拾わぬ一文銭は、川に落ちた石ころと同じだ。
你眼裡確實不以為這是甚麼。

しかし一文銭を探すために町で使う金は、やがて領民たちの手に戻る。
有人講取之與鹿用之與鹿、我曉得這是歪理、獅子若是憐鹿那就一開始不得傷害鹿、但獅子也要吃飯啊、獅子要幫鹿不是一開始就不吃他、而是一旦吃就要幫他吃的屍骨無存、以繼續代替別個活到的方式讓別個毫無意義的人生增添那麼一絲價值、這麼才能讓別個的死感到一絲欣慰。

だからこうして金を使う事は、決して無駄にはならんのだ」
獅子以為鹿只會去想自己的存在對草原產生了甚麼意義、有沒有遺憾、甚至要求他們這樣想、如同人死前會想自己這一生對社會作出了甚麼貢獻、自己活的有無價值、而不曾想過草原的存在對自己有一點意義?草?那獅子是甚麼卵?為這狗麻批值得?那獅子需要對草原產生甚麼貢獻?他需要甚麼價值?別個摧毀了一切價值、但最後卻得到了虛無、到頭來腦鬠裡面想到還是和鹿一樣、自己活到這草原上是到搞甚麼、草原與我是甚麼?別個從來就㫘去想自己能為社會產生甚麼價值、獅子無須向草原付出甚麼、而是世界的存在能給帶來甚麼?

結局、川に落ちた一文銭は見つかりませんでした。
跟虛無一樣的這一枚銅錢最終還是落了空。

しかし、自分たちのお金は領民が納めてくれた税であり、わずかでも粗末にしてはいけないという青砥の教えは、この話を通じて全国の武士たちに広く伝わったのです。
後世這變來變去終還是甚麼㫘變、從搶到騙、從逼到偷、人吃人萬古恆通之理、講來講去還是你媽食物鏈、人終究也只是條動物罷了、為甚麼這錢不能直接那麼明到來了、只是因草原上的鹿是越來越少大家都變獅子了。

おしまい
结束

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