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福娘童話集 > 日本民間故事 > 301-330
第 314話
(日本民間故事 314)
吉祥姫(きっしょうひめ)
吾好夢中拐人
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、光仁天皇(こうにん)が眠っていると、夢の中に神さまが現れて言いました。
到好久以前的白壁帝睡覺這就幫一條夢作了、夢裡面出來一條神仙對帝這麼到講了。
「この絵と、くつを持って国中をまわられよ。さすれば、この世にまたとない美しい姫を授かるであろう」
講我手上現在有一副畫還有一雙靴、你就帶到這幅畫去逽能穿這雙靴的人、能穿入此靴之人定是一位絕世無雙的仙女。
天皇が目を覚ますと、枕元に一枚の絵と、くつが置いてあります。
帝夢畢、這過一醒、還真就幫床頭的一副畫還有一雙鞋子看到的。
(夢のおつげ?)
這是條甚麼鬼夢哦!?
天皇は、枕元の絵を見てびっくりしました。
(これは、何と美しい姫だ)
帝馬上取畫一觀啦、上面還就真一條仙女畫到的、長的好乖。
絵に描かれているのは美しい女の人で、その笑顔はまるで女神のようです。
反正就是這畫裡面的美人特別好看咯、基本上是地上看不到的這種、別個肯定就是住到天上的天仙。
天皇はさっそく、その絵とくつをみこしに乗せて国中をまわる事にしました。
經夢中仙人提點、帝也不遲疑、提到畫卷跟鞋子去訪問這畫中之人去了、這過就入了條轎子全國各地到處亂跑啦。
そして新しい国へ着くたびに、家来の一人が大声で叫びます。
每當走到一處新地、這就隨從的金牌打手開始到街上吼了。
「このみこしの中には、ありがたい絵と、くつがある。これを拝む女には必ず幸せが訪れようぞ。幸せを願う女は誰でも構わぬから、ここに来て拝むがよい」
講只要是女的都來看下子啦、轎子裡面有神仙託夢的畫卷跟鞋子、目的就是尋出物主此人、你們大家都可以來驗證一下、講不好這天命之子就到你們哪個之中啦?
それを聞くと、女の人たちが我先にと集まってきました。
聽到有神仙賜的寶物、而且是現在還正到逽物主、女的們也都一個個前去看這神仙托物之人到底是不是自己了。
家来たちは集まった女の人たちの中から絵とそっくりな女の人を探そうとしましたが、どこの国へ行っても絵の女と同じ顔はありません。
這過就一群女的潽到轎子邊上來、金牌打手們就一個個快點掃臉啦、但都過是你媽一些大齡婦女、偶爾來幾條妙齡少女不是長的一般也就是正常的美女、和畫中天仙的區別還是能明顯分出來的、一趟趟跑、一趟趟落空、方圓百里金牌打手們是都逽艽了、但就是不見天仙一點蹤影。
天子の一行は、出雲の国(いずものくに→島根県)にやって来ました。
最後這就也過只能是繼續擴大搜索的範圍啦、幾個金牌打手們幫帝的轎子抬來了出雲。
ちょうど田植えの頃で、まわりの田んぼでは大勢の人が働いています。
轎子行至田間、恰逢播種的季節、這時大家就都到犁田。
家来は田んぼにいる女の人たちに向かって、声を張り上げました。
金牌打手們看到這田頭邊上正播到種子的務農女性、想必也是不願放棄這個可能、對到她們也過開始䛥了。
「このみこしの中には、ありがたい絵と、くつがある。これを拝む女には必ず幸せが訪れようぞ。幸せを願う女は誰でも構わぬから、ここに来て拝むがよい」
神物尋主、大家都過來看下子啦、莫興你們之中哪個講不好就是這寶物主人哦、都過來看下子也好撒!
その声を聞くと、女の人たちが我先にと集まって来ました。
種田這事㫘勁、一個個農婦聽到有條免費的彩票可以刮、這事有味、也都過跑上前去湊個熱鬧來了。
家来たちは集まった女の人たちの顔を一人一人調べましたが、やはり絵とそっくりの顔はありません。
但天仙會到這裡跟你犁田的可能性並不大、金牌打手們又是幫大家的臉一個個確認了遍、不出意外又是落了空。
(ここにも、おらぬか)
唉!踋都走麻了!這天女到底是躲到條甚麼地方哦?!
ところがふと田んぼを見ると、若い娘が一人で田植えを続けているのです。
金牌打手嘆了口氣叫起了苦、對到四周一望又是想這繼續朝到哪條方位走逽仙女去的時候、農田上一條㫘來刮彩票的小女兒被金牌打手們看到了。
家来は不思議に思って、娘に尋ねました。
這有免費的彩票都不領、怎麼就過和大家都不一樣啦?打手們也遇了奇。
「これこれ、お前は幸せになりたくはないのか?」
喂?!不來試下子自己手氣好不好啊!?你講不好也有可能就是這天選之人啦?
すると娘が泥だらけの顔を上げて、田植えを続けながら言いました。
聽到天選之人、小女兒幫滿是泥巴的臉從田裡面一抬、對到幾個官差幫話講了。
「わたしだって、幸せになりたいと思います。でも、ここの田んぼで働かせてもらっている身分では、一時だって手を休めるわけにはいきません」
我也想自己是啊!但是大概率不是對吧?而且我現在也到趕時間啦、天黑之前這田不搞完起來晚上我是連飯都吃不成的哦!我看隊伍排到那麼長一條、真等輪到我的時候都不曉得到甚麼時候去了!
家来がさらに話を聞くと、娘の父は早くになくなり、病気の母を養うために、こうしてあちこちの田んぼへ働きに出ているというのです。
這後面又過是幾句閒話一扯、女繼續種田官差繼續索答、這過打聽到了、原來別個這麼不願浪費時間也是有原因到的、人老頭先死、屋裡留到條媽一個人又害病、所以這不趕時間不行撒、也過就㫘得跟你刮彩票的空閒了。
まじめな娘にすっかり感心した家来は、娘にお金をあげようと思いました。
金牌打手幾句話問完也算是瞭解了情況、看人屋裡情況又有點同情這條種田的女、講了句好好好、算你中個小獎、我看你困難就幫我這身上兩個吃酒的小錢過起你上算。
「娘よ、これをそなたにあげよう。母親の薬代にでもしてくれ」
雖講這幾個子不多、但跟你媽買藥是怎麼也有了。
家来が紙に包んだお金を差し出すと、娘は顔に付いた泥を拭き取って家来に深々と頭を下げました。
金牌打手看人身上也㫘得地方放、就過用張紙幫錢包起來交到人手裡了、女也不推辭這錢、而是好感激的幫自己臉上的泥巴一擦跟到官差跪到開始感激起來了。
「ありがとうございます」
瘋狂跟人到那裡講感謝。
その時、娘の素顔を見た家来はびっくりです。
「そ、その顔は・・・」
就這麼幾句感謝讓金牌打手發現不對勁了、因為自己一邊打量女的臉、一邊發覺、這過怎麼就越看越像啦?
泥を拭き取った娘の顔は、何とあの絵の女とそっくりだったのです。
又這好生對照了幾眼、這傢伙不就是畫中的天仙啊?
家来はすぐに娘をみこしの所へ連れて行くと、天皇に事情を話して神さまから頂いたくつをはかせてみました。
金牌打手跟到一激動、講小女兒你今天中大獎了、走我帶你去開獎!手一拉這就幫人招呼過來了轎子、對到帝幫事情全交待了、人從轎子裡面又是幫鞋子跟打手一遞。
すると、これもぴったりです。
對到你媽踋上比一下、剛好!
「これぞ、探し求めていた姫に間違いない」
對頭!就是這傢伙㫘錯了!別個就是神仙託付之人啊!
天皇は大喜びで、さっそく娘を都へ連れて行くと、おきさきとして迎えました。
講結果就是幾條金牌打手幫小女兒一圍、也不顧別個抵抗、就講你今後都不要再種田了、直接幫人帶走、強行是拐了、這到了宮中㫘幾天就幫帝的妃子成了。
その後、娘は吉祥姫(きっしょうひめ)と名前を変えて、やがて天皇の子どもを生んだという事です。
再到後面又跟人賜姓甚麼的走流程搞了一些、才將進宮把成為這吉祥姬還㫘好久、一段時日一過又是幫媽當了、兒也不曉得是生了有幾條。
今でも出雲の国には、この吉祥姫の墓があるそうです。
現在的出雲國舊址還有當初人白壁帝跟妃吉祥姬打得碑文留到那裡的、就是這麼個吉祥院也是人最後的安息之所。
おしまい
结束
→ 吉祥姫の美女伝説
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