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福娘童話集 > 日本民間故事 > 301-330
第 323話
(日本民間故事 323)
解毒丸
狗皮膏藥廣告長
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、江戸に、塙宗悦(はなわそうえつ)という医者がいました。
到好久以前這街上的江戶就開的有一家醫館、經營人是條喊悅的醫生。
塙家は代々江戸幕府に仕える家柄で、大変な名医として知られています。
悅一屋是世代相承、反正他屋就是這麼一條世家咯、當然百年有餘這到外頭的名氣也是響噹噹。
そして塙家が作る解毒丸(げどくがん)と言う薬が万病に効くので、遠くの人がわざわざ買いにくるほどでした。
這就講他屋的有條不傳秘方、號稱是包治百病的一條解毒丸、反正吹吹吹吹到最後直接就是被人到嘴巴裡面講成了萬能靈藥、導致有好多身患絕症的傢伙都不遠萬里跑過來求藥了。
これはその解毒丸誕生にまつわる、不思議なお話です。
現在就講這條狗皮膏藥是怎麼來、他為甚麼得這麼靈驗啦、電視上面的廣告他是這麼到跟你演到。
塙家の先祖は備前の国(びぜんのくに→佐賀県)唐津の人で、やっぱり塙宗悦といい、名医との評判が江戸幕府にも知られていたので江戸へ招かれる事になりました。
據講就是好好好久以前、這悅醫師的先祖代代、當時人屋子還到備前國啦㫘跟你遷過來的、至於為甚麼會過來還是因為到了悅自己這代、因為自己屋世家名頭大、被王相中就幫人一屋子是全部強行請過來了。
喜んだ宗悦は妻と一人娘、それに二人の使用人を連れて江戸行きの船に乗りました。
反正那邊已經下令了、要限你幾日之內到邊、到時就過遷到這邊幫門面開起來、這條通知一下來悅是一屋五口人、堂客兒自己加兩條夥計連夜搭輪船開始趕了。
海はおだやかで何事もなく江戸に到着すると思われましたが、筑紫(つくし→福岡県)の海を通る時、急に空が曇ってきたかと思うと静かだった海が激しく荒れ出したのです。
但天有不測風雲啦、況且你這是到海上還要航行好幾天、這船過一剛開到築紫、變天了、就看靜海掀波、這大浪要吞船了。
「みんな頑張れ! 折れた帆をたたむんだ!」
第一個急的這肯定就是你媽的船老板啦、但老闆不能慌要先幫大家穩到、這就緊湊的開始指揮起來了。
船乗りたちは力を合わせて必死でろをこぎますが、船は波間を漂うばかりです。
幸好你媽這是條老船頭、不然稀爛、人就是曉得這鬼事有可能發生、船上備了你媽七八把槳、出事了就是顧客人手一把槳鞭子抽到逼大家一起划這才有可能成功脫險、但這你媽還㫘脫險啦。
「こうなれば人柱をたてて、海の神に無事を祈るしかない!」
操你媽!到底是哪個!不行了!㫘吃飯是不是啊!?看來我只能到你們其中選一條甩到海裡面去喂一下鯊魚減輕船的負擔了!
船乗りの親方は、荒れ狂う波を見てそう言いました。
這話過一被船老闆講出口船的速度就過是一下提升了。
人柱というのは、みんなの身代わりとなって海へ飛び込み、海の神の怒りを沈めるむかしの怖い考え方です。
但你媽㫘用啊、這鼓起勁來也只是暫時、分分鐘又萎了、兩下加速之後船還你媽被條條大波一打又回去了、這就看到船老闆一臉黑啦。
人柱となった人は、もちろん生きては戻れません。
而隨到這情況的越來越不樂觀、船老闆表情也過是越來越不對頭了、開始講起了這惘忶話。
「誰か、人柱になってくれる者はいないか。さもないと、船もろとも、みんな沈んでしまうぞ」
這肯定就是海神發脾氣了啊!我們之中今天必須要死一條祭海不然這風浪就不得停!快點!你們那個自願當這條好人啊!莫逼老子動手啦!
「・・・・・・」
「・・・・・・」
船乗りの親方の言葉に、誰も答えません。
看到從開始的沈穩的船老板到現在的精神失常現在船上的人是你媽更慌了、一個個連聲都不敢作、就怕這你媽被選出來餵鯊魚的是自己。
そこで船に乗っている者が持ち物の衣類や手ぬぐいを海に投げ捨てて、一番早く沈んだ者が人柱になる事にしたのです。
而這你媽一旦恐慌產生、那他就不止是一條人的、這東西是會傳染的、船老闆講出去的話既然是到這種環境下、那當真的人也就開始有了、而這條當真、自然是指幫條人甩落去之後會風平浪靜這事。
(どうか、わたしの持ち物が沈みませんように)
這一下就過大家都你媽變成了船老闆、全部你媽開始贊同這事了、現在是要抽籤定生死、下這決定的人就是自己抽到了也要爛。
誰もが心の中で祈りながら、衣類や手ぬぐいを投げました。
大家這就過都你媽閉到眼睛求神佛保佑啦、反正只要死一條、船上這麼多人肯定不得是自己的!
すると宗悦の娘の小袖だけが、あっという間に波の中へ引き込まれてしまったのです。
(そんな馬鹿な!)
但你媽怎麼講啦、一船上的人、這悅醫師他屋總共就佔了五條、從概率學的角度上面來講情況其實不是你媽的太樂觀、果然、稀爛啦、醫生他屋女中籤了。
宗悦も妻も、顔が蒼白になりました。
這過一下船上臉白了兩條、一條是悅、還有一條自然就是中籤的本人、悅千金了。
可愛い娘を犠牲にするくらいなら、自分が身代わりになって海へ飛び込んだ方がましです。
這要你媽怎麼搞啦?那肯定就是你媽自己跳啦、讓自己女安康、醫生準備自己獻了。
しかし海の神が娘の人柱を望んだので、身代わりになるわけにはいきません。
但其他人攔到不讓啊、講這是你媽抽籤的天命決定、你這莫一跳壞了定數觸犯了海神惹別個不高興幫我們全祭了、今天還就只能是你女!
「あの小袖は、どなたの物か?」
人啦!現在開搞!船馬上就要你媽翻了啊!快幫她手捉到起來啊!
船の親方が言うと、娘が手をあげました。
好好好、這就過一船上要死人大家都失了常、全部你媽一個個變成喪屍、對到悅醫師的女像求根救命稻草似的一樣全撲過去了。
「わたくしの物です。覚悟は出来ています」
宗悦は、歯ぎしりをしてくやしがりました。
而就是這麼個關鍵時刻、悅家小姐好似也是認命了一般、講既然是海神選我那就便由我去、那表情又講出那話好像就過都是一點不慌樣的。
悅師傅這人反正就是被一群彪型大漢控制到的、無論是怎麼勸阻自己女都過不聽、人是一下急出了哭聲。
「なんたる事だ」
想到這即來之事真就是萬念俱灰。
娘はまだ十七歳で、町でも評判の器量よしです。
自己女這才十七歲啦、今天無非就是搭條輪船搬個新屋、畢竟搬街上啦、本來還是一件值得開心的事、這過突然怎麼就一下變成了要喂鯊魚啦?悅醫師是如何也想不通。
そのうえ気立てが良くて親孝行なので、両親にとっては何者にもかえがたい宝物です。
這過一下腦海之中又是浮現出往昔的各種點點滴滴、悅醫師想到後這心都徹底過涼了。
娘は無理に笑顔を作ると、両親に向かって言いました。
最主要的是這自己女要跳的時候還轉身對到自己笑了一個啦、這是自己無論如何也忍不到的。
「これまで育てていただいて、本当にありがとうございました。どうぞ、無事に江戸まで行けますように」
女最後講的是甚麼啦?遺言是這麼到的、講我死之後爸媽你們就可以平安到岸了!自己值得了!
そして娘は手を合わせると、荒れ狂う海にその身を投げたのです。
醫師這邊人還到懵逼狀態就聽到撲通一聲人過已經是入海啦、都這樣子了、現在講甚麼都晩了啦。
両親は声を限りに娘の名を呼びましたが、やがて娘は波の中に消えてしまいました。
娘老頭是嚎啕大哭啊、馬上是掙脫眾人鉗制跑到這圍欄前去看自己女最後一眼、再還能看到條甚麼卵啦、就幫別個被一條巨浪一打然後再也看不到人了這幕看到了、癲啦。
船に乗り合わせた人たちも、思わず手を合わせて娘の成仏を祈りました。
娘老頭這一下慪氣的都要殺人了、轉頭望向眾人、但這些個批兒一個個都閉到眼睛不曉得是殺人了心虛還是甚麼、刻意避開跟人事主對視、全部都是統一兩個手板一合念起了阿弥陀仏為人超度起來了你講氣不氣?
すると不思議な事に、あれほど激しかった風がピタリとやんで波が静かになったのです。
但這咬卵的事肯定還是有、不然這兩口子是怎麼得安心放過這些人啦?是因這風馬上停了、海面也跟到靜了、就到那麼個一瞬息之後、之前的事像是完全㫘發生一般。
「娘さんのおかげで、みんなが助かりました」
人這兩夫妻才徹底伏了辜、真的幫這邪也是信了。
船乗りの親方は両親に頭を下げましたが、二人はただ泣き崩れるばかりです。
這一下首先是船頭、然後又是一船的其他人、大家都過你媽突然恢復正常了、不癲狂了、人船老闆還一副好愧疚的樣子來跟人道歉要人默哀、被這兩句話一提點又是幫自己女已經死了想到了、嘩啦嘩啦的兩夫妻過是又哭出來了。
その時、海の中からあの娘が姿を現しました。
「あれは、娘さんの幽霊」
但你講這鬼事出一次就可以了、它過跟到就又跟你來第二回了、這就今天真的是活見鬼。
就看又是一陣波濤洶涌、海浪裡面一條不曉得是甚麼傢伙現身了、再好生看不是剛剛沈下去的醫師他屋女啊?!
船に乗っている人たちは、誰もが驚いて娘を見つめました。
這一下一船上的人又過開始發狂了啦、心臟都要被你嚇停了。
宗悦も奥さんも娘に何かを言おうとしましたが、声が震えて言葉になりません。
這人就到你媽批海面上面站到的、面色一片白、就連悅和自己堂客看到了也是慌、想跟人講話這舌頭都到打結作不了聲。
すると娘は海の上を歩くようにして、両親のいる船べりへと近づいて来ました。
就看別個又不發一語的開始了到這海面上面行走、對到自己娘老頭的方向是越來越靠近。
「お父さん。お母さん。もう悲しまないでください。
今日までのご恩は、決して忘れません。
わたしは、あなたたちの娘として生まれましたが、じつは竜の娘なのです。
今、ふたたび竜宮に帰る時が来ました。
長い間お世話になったお礼に、これをさしあげます」
等到大家心臟都你媽要被嚇炸裂的時候這條鬼故事才終於結束、人講話啦、講感謝老頭和媽啦、幫自己養大了啦云云、還講其實今天都怪自己讓一船人受驚了、是自己不應該、其實我就該早點跟大家言明的、但是我遲疑了、老實講我本是龍女、非人、因機緣來到你屋幫你屋女當了、但今天看來也是我必須回去的時限到了、我也許是想留也留不到了吧、感謝你們這麼長的時間、永別了。
娘は小さな包みを船に投げ入れると、そのまま海の中に消えてしまいました。
龍女這就講完話一下入了海底、再也㫘看到再上來過了、臨走之後這還甩的有一條小盒盒到娘老頭踋邊。
宗悦が包みをあけると、中には丸薬とともに作り方を書いた手紙が入っていました。
人馬上一打開發現是張紙條、而上面就是幫廣告開頭時的那味狗皮膏藥的方子寫上面的。
やがて江戸幕府お抱えの医者となった宗悦が、この丸薬を作って試してみると、それがどんな病気にも効く万能の薬だったのです。
好廣告結束、這就是悅醫生他屋的祖傳工藝加上龍女神奇配方調和而成的靈丹妙藥、一顆只要九九八、吃了癌症都包好。
そこで宗悦はその丸薬を『解毒丸』と名づけ、塙家の秘宝の薬として代々伝える事にしました。
反正這就天天以後電視上面放到的、癌症好不好不曉得、信的人反正是蠻多了、就是不曉得他們吃了之後怎麼樣咯。
また、竜の娘の力なのか、船や船の荷物に『塙宗悦』と書いておけば、どんな嵐にあっても船は沈む事がなかったと言われています。
再就還有另外一個事、據講這海裡面由竜女她爹海龍王管、所有你船上只要張貼一張悅師傅的三個大字、風雨不侵、大浪來了都不翻、但至於有不有效果這就也過要你自己去試下子了。
おしまい
结束
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