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ふくむすめどうわしゅう(Hukumusume fairy tale collection) > がいこくご(Foreign language)
>イソップどうわ(Aesop’s Fables)
オオカミ が きた!!(オオカミ と しょうねん)
A wolf! - Adapted fable from “The boy who cried wolf”
(イソップどうわ)
(Aesop’s Fables)
ほんやく(Translation) ちいさな翻訳屋さん
Japanese(にほんご) ・ English(えいご) ・ Korean(かんこくご) ・ French(ふらんすご)
Japanese & English ・ Japanese & Korean ・ Japanese & French
ある むら に、ヒツジかい の おとこのこ が いました。
There was a shepherded-boy in a village.
くるひもくるひも、しごと は ヒツジ の ばん ばかり。
Day after day, all he had to do was to look after his sheep.
おとこのこ は あきあき してしまい、ちょっと いたずら を したくなりました。
He was so tired of it and felt like teasing the other.
そこで おとこのこ は、とつぜん おおごえ を あげました。
Suddenly the shepherded-boy cried out,
「たいへん だ! オオカミ だ。オオカミ だー!」
“A wolf! There’s a wolf!”
むらびと が おどろいて、かけつけて きました。
The villagers heard him and rushed over to him.
それ を みて、おとこのこ は おおわらい。
And the shepherded-boy gave a big laugh at them.
なんにち か して、おとこのこ は また おおごえ を あげました。
A few days later, shepherded-boy cried out again,
「たいへん だ! オオカミ だ。オオカミ だー!」
“A wolf! There’s a wolf!”
むらびと は、こんど も とびだして きました。
Once again the villagers heard him and rushed over to him.
おとこのこ は それ を みて、またもや おおわらい。
The shepherded-boy got a good laugh out of them.
ところが あるひ、ほんとう に オオカミ が やってきて、ヒツジ の むれ を おそいました。
But one day, a wolf really came and attacked the boy’s sheep.
おとこのこ は あわてて、さけびごえ を あげました。
The shepherded-boy was in fevered haste, cried out for a help,
「オオカミ が きた! オオカミ が きた! ほんとう に オオカミ が きたんだよー!」
“A wolf! Wolf! I mean it!”
けれども むらびと は、しらんぷり です。
But this time no one came for a help.
なんども うそ を いう おとこのこ を、だれ も しんじようとは しなかったのです。
No one believed the shepherded-boy telling the truth.
かわいそう に、おとこのこ の ヒツジ は オオカミ に みんな たべられて しまいました。
Poor boy, his sheep had all eaten by the wolf.
この おはなし は、うそつき は たとえ ほんとう の こと を いって も、だれ も しんじて くれない こと を おしえています。
Nobody believes a liar even when telling the truth.
おしまい
The end
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