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イラスト myi ブログ sorairoiro
ワシ と トビ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
ワシ が かなしい かお で、き の えだ に とまって いました。
「どうしました? どうして、そんな に かなしんで いるの ですか?」
いっしょ の き に とまっていた トビ が、やさしく こえ を かけました。
「じつは、わたしは、じぶん に あう おむこさん が ほしい の ですが、どこ を さがしても みつからない の です」
すると トビ が、
「それでは、この ぼく では どうでしょう?
ぼく は トビ ですが、ワシ の あなた より も つよい ですからね」
「まさか。
あなた の ちいさな からだ で、どうやって、わたしたち ふたり の たべもの を つかまえる と いうの ですか?」
「ハッハハハ。だいじょうぶ ですよ。
ぼく は しょっちゅう、ダチョウ を じまん の カギづめ で しとめて はこびさる の ですから。
あなた には、ぜいたく を させて あげますよ」
ワシ は この ことば に こころ を うごかされて、トビ と けっこん しても よい と いいました。
「では、すぐに けっこんしきだ」
それから すぐ けっこんしき が とりおこなわれ、ワシ は トビ の およめさん に なりました。
「あなた。さあ、やくそくどおり、ダチョウ を つかまえて きて くださいな」
トビ は そらたかく まいあがる と、かり に でかけました。
しかし、ながい じかん かかった すえ に もちかえった のは、やせた ネズミ が いっぴき でした。
しかも、すでに しんでいた ネズミ らしく、くさっていて とても くさい におい が しました。
「まあ、これが きょう の ごはん なの?
わたし に ダチョウ を とってきてくれる やくそく を したのに」
すると、トビ は いいました。
「あのとき、ああ やくそく しなければ、きみ の ような とり の おうけ の もの とは けっこん できなかった だろうからね。
さあ、この ネズミ を ぜんぶ あげるよ」
「・・・・・・」
このあと、ワシ と トビ が どうなった かは ごそうぞう に おまかせ しますが、
この おはなし の トビ の よう に、おとこのひと は おんなのひと の まえ で みえ を はります。
おんなのひと は おとこのひと が ほんとう に たよれる ひと か どうか、よく かんがえてから おつきあい を しましょう。
おしまい
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