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8月9日の日本民話
(8月9日的日本民間故事)

キツネのかくれずきん
隱身衣
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、
又是一個好久好久以前。
「おれはこれまで、一度だってキツネにだまされた事がない」
有條老杆子就有條遺憾、原因是自己這麼多年從來還㫘著狐狸還有狐狸日弄過一次。
と、自慢(じまん)しているおじいさんがいました。
但這根本就不是遺憾、是他到別個面前刻意吹噓、為了證明自己屌。
ある日の事、おじいさんが山へ行くと一匹のキツネが道ばたで手ぬぐいのようなものを頭にかぶって、さかんに体を動かしています。
這天老杆子又是上了山、過就看到一匹帕子像條頭巾一樣套到腦鬠上面的狐狸到那裡蠢動。
「ははん。あのキツネ、何かに化けようとしているな」
這角色還成精了啊、腦鬠上面包頭巾、好傢伙、讓我看下子這是要去搞甚麼卵。
おじいさんが木のかげにかくれて見ていると、キツネは美しい娘さんに化けました。
老杆子趴樹後偷偷看、看到狐狸變成一條長得好乖的女。
「こいつは、見事に化けたな。じゃが、おれはだまされんぞ」
這傢伙厲害啦!但你以為能騙到爹啊。
おじいさんはなにくわぬ顔で、歩き出しました。
老杆子一副自己好屌的表情直接走出去了。
すると娘さんに化けたキツネが、おじいさんに声をかけました。
這就別個狐狸看有人過路、搭話了。
「もしもし、おじいさま。どこへ行きますか?」
問別個老爺爺要去哪裡。
「わしは、山へ木を切りに来た。お前さんこそ、どこへ行きなさる? あんまり見かけない娘さんだが」
老杆子講上山砍柴、又質問別個、要去哪裡、講別個這自己從來都㫘見過、天天上山到的。
すると、キツネは、
「はい、わたしはこれから、町までお使いに行きます」
と、言いました。
女就講是要去街上買菜。
キツネがまじめな顔で言うので、おじいさんはおかしくてたまりません。
老杆子看到這是條狐狸、所以看這狐狸現在好認真講鬼話的樣子心裡就好笑。
そこでおじいさんは、キツネをからかってやろうと思い、
這過就想反過來日弄一下別個。
「町へ行くのもいいが、そのお尻から出ている尻尾はなんだね?」
講你去街上就去街上、但是為甚麼要戴根尾巴啦。
と、言ってやりました。
「えっ!」
狐狸一聽尾巴過一下慌了。
キツネはビックリして自分の後ろをふり返りましたが、尻尾なんかどこにも出ていません。
這就好快的回頭、一看屁股上面㫘套尾巴啊。
キツネの娘さんは、口をとがらせて言いました。
女這就一副好嬌的樣子。
「まあ、おかしな事を言うおじいさん。人間に尻尾なんかありませんよ」
講這人怎麼就得長尾巴啦、盡講些鬼話。
「ふん。わしをだまそうたって、そうはいかないぞ。お前がキツネだいうことは、ちゃんとわかっておる」
還騙、我曉得你是狐狸、還想騙我。
「・・・・・・」
娘さんに化けたキツネは、元のキツネに戻って言いました。
女這一下就聲不作了、過一下、直接變回原型。
「こいつは驚いた。確かにおいらは、この山に住むキツネだ。よく見破ったな、じいさん」
講自己服氣、別個厲害、自己確實是狐狸。
するとおじいさんは、ますます得意になって自慢しました。
這過聽到狐狸親口承認、老杆子心裡是更加舒服了、就準備回去後天天吹了。
「なあに、わしはこれまで一度だって、キツネにだまされた事がないわ。あははははは」
講畢竟自己長這麼大、㫘得一次著狐狸日弄過、你還只是條小妖。
するとキツネは、すっかり感心したふりをして、
「じいさんに隠れずきんというのをやるから、おいらの友だちになってくれ」
狐狸見勢、心照不宣的捧了老杆子個卵脬、先要幫別個搞舒服起來、講老杆子確實厲害、自己佩服、要是還可以跟自己當個朋友、這就送別個個頭巾。
と、言って、古い手ぬぐいを一枚出しました。
「なんだこりゃ?」
取出一個狐狸法寶。
這是甚麼卵?
キツネは、それを頭にかぶって言いました。
老杆子不解、狐狸就當場演示、幫這頭巾往腦鬠上面一套。
「隠れずきんは、かぶると姿が消えるキツネの宝物さ。じいさん、おらが見えるかい?」
看到吧、隱身衣、想不想要?
なるほど、目の前にいたはずのキツネがいません。
還真的是、狐狸過消失不見看不到了去。
おじいさんがキョロキョロしていると、隠れずきんを取ったキツネがパッと現れました。
老杆子也是還㫘見過這條世面、這次是反過來被狐狸驚到了、狐狸看時機這也就幫身一現。
「どうだい、じいさん。これをやるから、友だちになってくれるかい?」
怎麼樣、要得吧?以後我們就是熟人了。
「いいとも。それではわしは、このにぎり飯をやろう」
好、我也幫這條飯糰過起你。
おじいさんはキツネから古い手ぬぐいを受け取り、代わりににぎり飯のつつみを渡しました。
這就飯糰換頭巾、這生意作得。
さて次の日、おじいさんは頭にかくれずきんをかぶって、町へ行きました。
老杆子這就有了新能力、平時好多想作都作不了的事、這過就一下舒服了。
「自分の姿が誰にも見えないとは、いい物を手に入れたわい」
準備先去偷兩條雞狗、真是有本事都用不來。
おじいさんはまんじゅう屋を見つけると、
走到路上發現個點心鋪子、就先去別個甜品店搞二個甜點吃再辦事。
「どれ、あそこのまんじゅうをもらうとするか」
と、まんじゅう屋へ入っていきました。
這就看哪個好吃、要選哪個了。
それからいきなりまんじゅうをつかんで、ふところへ入れました。
先不吃、直接抓一下偷偷收懷裡面去。
それを見た、まんじゅう屋の主人は、
「ドロボウ!」
這過老闆直接就是一聲䛥!
賊頭!
と、言うなり、おじいさんの手をつかみました。
這就壯漢老闆幫老杆子手一捉。
その声を聞いて、近くの人がかけつけてきます。
「なんだ、まんじゅうドロボウか?」
聽到搞事了、看熱鬧的人是全圍過來了。
哪個是賊頭哦?
「汚い手ぬぐいなんか、頭にのせやがって」
腦鬠上面套抹布的那條老杆子。
「じじいのくせに、とんでもないやつだ」
都這麼大了、㫘點名堂。
みんなはよってたかって、おじいさんを殴りつけました。
光看還不過癮、還要出手弄別個老杆子二小、當條正義魔人、這就一群人圍到老杆子斗。
おじいさんは血だらけになって、泣きながら家に帰っていきました。
看別個一條老家夥、幫別個搞太著孽也不好、留了個半條命、一臉血的哭到回去了。
こうして、キツネにだまされないと言っていたおじいさんは、すっかりキツネにだまされてしまったのです。
看你還雄不雄、這下被老子騙了吧、這一下就是狐狸雄到了、一條自己捨不得吃的飯糰過換回來一身包。
おしまい
结束
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