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 第 1話(日本民間故事 001)
 
  
 島女(しまじょ)の祠(ほこら) (健全普通話版)
 島女祠
 
 ・日本語 ・日本語&中国語
 むかしむかし、石田(いしだ)のお城には、島女(しまじょ)という御殿女中(ごてんじょちゅう)がいました。在很久很久以前、於石田城內、就有著一位伺候著大王的侍女、名叫島女。
 
 気立てがよく、みんなの嫌がる仕事でもすすんでやるので、城の者や女中仲間からも大変可愛がられていました。
 島女這名女子是端莊秀麗心懷大度、大家都不願意幹的活、她倒是沒見一點嫌棄、所以呢、在大王的城中、島女也是很得眾人的青睞。
 
 ある日の事、殿さまは島女に、茶を持ってくるよう命じました。
 有一天呢、大王就是叫來了島女給自己倒茶。
 
 島女はしばらくして、茶を持ってもどって来ました。
 不一會呢、島女也就是把茶水給端來。
 
 ところが部屋へ入ろうとしたとき、うっかり敷居(しきい)をふんでしまい、そのひょうしに、
 可就是進屋拉開紙門的時候、不小心就一腳踩上了門檻、突然呀。
 
 グーー!
 嘎子!
 
 と、妙な音が出たのです。
 發生了這樣一聲微妙的聲響。
 
 それを聞いた殿さまは、
 聽到了這個聲音之後的大王。
 
 「これ、今の音は何じゃ?」
 剛剛那是個啥聲音呀?
 
 と、尋ねました。
 如此詢問到。
 
 「お許し下さいませ、敷居がきしんだのでございます」
 大王贖罪、是我不小心踩到了拉門的門檻。
 
 島女が答えると、殿さんは笑いながら、
 而島女的這個回答換來的卻是大王的一聲輕笑。
 
 「敷居ではのうて、お前の尻がきしんだのではないか?」
 所以說那個聲音其實是門檻發出的、並不是從你的屁股咯。
 
 と、冗談でいいました。
 就這樣、趁著這個機會大王是調戲起了島女。
 
 すると、そばにいた家来たちも、クスクスと笑いました。
 而也就是大王給帶起的這個頭、現在在場的所有家臣們都是發出了鬨堂大笑。
 
 島女は顔をまっ赤にすると、おじぎをして、逃げるように部屋を出て行きました。
 這可讓島女是羞紅了小臉、連忙逃也似的、說了聲失禮就快步從屋子裡跑出了。
 
 ところがその夜、島女は城を出たきり、いつまでたっても戻ってこなかったのです。
 可就是等時間又來到了這夜晚之後吧、島女她突然從城內是跑了出去、然後就許久的不見再回了。
 
 心配した女中たちが探しに行くと、なんと大津の町外れの海に浮いている島女が見つかったのでした。
 發覺了此事不尋常的其他侍女們、這就也是擔心連忙的出城去找尋島女來了、最後在一處位於大津郊外的海岸上、有人是發現了島女的浮屍。
 
 いくら冗談でも、島女にしてみれば死ぬほど恥かしかったのでしょう。
 即便就只是被出言調戲、可這卻在島女的眼中、卻是一件十分十分羞愧之事、羞愧到了都感覺自己已經不能再活下去。
 
 これを知った殿さまは、自分の軽い冗談を大変後悔して、あわれな島女のために、城山神社(しろやまじんじゃ)の境内に祠(ほこら)を建ててやりました。
 後來也等大王自己是得知了這個消息、立馬為自己的出言草率也是感到了十分的悔恨、於是乎呀、也算是為了島女這個可憐的小姑娘、在城山神社的境內是把個祠堂給人家修下了。
 
 そしてこの島女が大変な豆腐好きだったので、人々はこの祠の前を通るときは、かならず豆腐を供えてやったそうです。
 後來也是說因得知這島女生前最喜歡吃的就是軟軟的豆腐了、所以說呀、凡是跟島女熟悉認識掛念她去緬懷的人、基本上去時都是會帶上幾塊豆腐給人家貢上呢。
 おしまい结束
 
 ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
 
 島女(しまじょ)の祠(ほこら)
 面薄
 むかしむかし、石田(いしだ)のお城には、島女(しまじょ)という御殿女中(ごてんじょちゅう)がいました。到好久以前、石田城、藩王侍女、島女。
 
 気立てがよく、みんなの嫌がる仕事でもすすんでやるので、城の者や女中仲間からも大変可愛がられていました。
 樣子甚麼的都可以、事也會作、大家這就都喜歡。
 
 ある日の事、殿さまは島女に、茶を持ってくるよう命じました。
 島女這天就跟藩王送茶水。
 
 島女はしばらくして、茶を持ってもどって来ました。
 水這就端來。
 
 ところが部屋へ入ろうとしたとき、うっかり敷居(しきい)をふんでしまい、そのひょうしに、
 グーー!
 と、妙な音が出たのです。
 哪曉得進了門、這就打了個屁。
 
 それを聞いた殿さまは、
 「これ、今の音は何じゃ?」
 藩王就講這是條甚麼聲音?
 
 と、尋ねました。
 「お許し下さいませ、敷居がきしんだのでございます」
 侍女就講是自己拉門的聲音大了。
 
 島女が答えると、殿さんは笑いながら、
 聽別個這麼講、藩王一笑。
 
 「敷居ではのうて、お前の尻がきしんだのではないか?」
 就講這拉的門是不是你屁股上的那個?
 
 と、冗談でいいました。
 幫侍女一羞。
 
 すると、そばにいた家来たちも、クスクスと笑いました。
 所有人聽王這麼講又是開笑。
 
 島女は顔をまっ赤にすると、おじぎをして、逃げるように部屋を出て行きました。
 島女則是紅到臉馬上跑不見了去。
 
 ところがその夜、島女は城を出たきり、いつまでたっても戻ってこなかったのです。
 但是等到都晚上了這人怎麼還不見回來啊、出去之後就一直看不到人了。
 
 心配した女中たちが探しに行くと、なんと大津の町外れの海に浮いている島女が見つかったのでした。
 其他共事的侍女也焦、分頭出去尋、最後這就海上一具浮屍看到的。
 
 いくら冗談でも、島女にしてみれば死ぬほど恥かしかったのでしょう。
 島女面薄、這禁不住辱、過直接尋了短。
 
 これを知った殿さまは、自分の軽い冗談を大変後悔して、あわれな島女のために、城山神社(しろやまじんじゃ)の境内に祠(ほこら)を建ててやりました。
 等藩王曉得人死了、覺得這事就是直接一手造成、也是講稍微想了下這案子現在要怎麼搞、過直接跟人到城山神社裡面搭了個小祠、算是幫人記到了。
 
 そしてこの島女が大変な豆腐好きだったので、人々はこの祠の前を通るときは、かならず豆腐を供えてやったそうです。
 後面大家都曉得這事、曉得別個生前喜歡豆腐、來的時候也是帶到點供起來。
 おしまい结束
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