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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030
第 8話
(日本民間故事 008)
チョウチョウの姉妹の雨宿り
好姊妹
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、チョウチョウの三人娘がいました。
到好久以前、這就蝴蝶三姐妹。
三人は姉妹なのですが、みんな羽の色が違っていました。
各個的翅膀顏色還不一樣。
一番上のチョウチョウは、赤い羽。
老大紅
二番目のチョウチョウは、黄色の羽。
老二黃
三番目のチョウチョウは、白い羽です。
老三白
でも三人はとても仲良しで、どこへ行くにも何をするにも一緒でした。
這就紅黃白無論去哪裡都是繞到一起圍成一條圈。
ある日、三人が山の上を飛んでいると、急に雨がふってきました。
這天這姐妹就又像這麼飛飛飛啦、飛到山上去耍、哪曉得突然天上開始落大雨。
「このままでは、羽がぬれてしまうわ。どこかで雨宿りをしましょう」
這蝴蝶的翅膀若是沾了水那就要夾大卵了、三人就商量先去個甚麼地方躲一陣。
一番上のチョウチョウが、赤いつつじの花を見つけて降りていきました。
這就先莫飛、停到花朵上面歇一陣在作打算、幾只蝶就暫且到躑躅花上面歇腳了。
「つつじさん、しばらく休ませてくださいな」
飛到花上面去的時候還跟別個打了個招呼。
「おや? あんたは赤い色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
但躑躅花講了、我只讓紅色的蝴蝶停、其他顏色的我不喜歡、要另外兩姐妹自己想辦法去了。
赤いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
最大的姐姐也露出難色、講我們幾個都是一起的啊、這也就算了、想其他的辦法。
そこで三人のチョウチョウは、雨の中を飛び続けました。
幾個蝴蝶就又繼續飛、到雨中。
やがて二番目のチョウチョウが、黄色いやまぶきの花を見つけて降りていきました。
這次看到了個黃色的山吹花。
「やまぶきさん、しばらく休ませてくださいな」
又和之前一樣、蝴蝶跟花開口了。
「おや? あんたは黄色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
但這山吹花也是自己的板眼、他講自己是黃色的、所以自己身上也就只能停黃色的、至於其他兩條就要自己想辦法了、他不管。
黄色いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
這麼到不就是和剛剛一條案子啊?
そこで三人のチョウチョウは、また雨の中を飛び続けました。
三條蝴蝶又一起去逽下一個地方了。
やがて三番目のチョウチョウが、白いイチゴの花を見つけて降りていきました。
這次是一朵白苺。
「イチゴさん、しばらく休ませてくださいな」
同樣的現話、又講出了口。
「おや? あんたは白い色をしているね。いいとも、ゆっくりと休んでおいで。でも、ほかの色のチョウチョウは駄目だよ」
但花也是同樣的板眼、講自己白白的、只能留白白的蝴蝶。
白いチョウチョウは、困ってしまいました。
「わたしだけ休むなんて、出来ないわ」
好好、我們走。
そこで三人のチョウチョウは、雨の中をあっちへ飛んだり、こっちへ飛んだりして、雨宿りをするところをさがしました。
三條蝴蝶只能繼續淋雨到處飛啦、都不曉得這到底要甚麼時候才是個頭。
でもすっかり羽がぬれてしまい、今にも落ちてしまいそうです。
翅膀也已經溼溼了啦、這繼續飛估計也難了、到時候只能趴到泥土裡面去了嘍。
それを見た、山の神さまが言いました。
土地公看到三條小傢伙要下來了、也是開了口。
「なんて仲のよい姉妹だ。よし、雨をふきとばしてやろう」
你們三條為甚麼一定要一起啦、我看你們關係這麼好乾脆幫你們幫雨停了算了。
そのとたん、お日さまが顔を出して、三人のチョウチョウのぬれた羽がかわきました。
這就雨瞬間不見的同時、太陽也是上班了、幾個蝴蝶的翅膀這就一乾。
「よかった、これでまた三人仲良く飛べるわ」
好傢伙、這下就又可以繼續玩了。
チョウチョウの姉妹は、うれしそうに羽を動かしながら、どこかへ飛んでいきました。
這麼到、三個蝴蝶就又到山上這裡那裡開始轉圈圈了。
おしまい
结束
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