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      福娘童話集 > 日本民間故事 > 091-120 
      第 114話 
         (日本民間故事 114) 
          
         
鳥になったかさ屋 
      飛傘 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      
      むかしむかし、河内の国(かわちのくに→大阪東部)に、かさ屋のまさやんという若者が暮らしていました。 
        到好久以前河內國的傘店老闆豬飛天老了過就把店子交起了自己年輕的兒飛天豬來打理、讓其看店自力更生了。 
         
      天気のよい日に道具を外に出して、空を飛ぶ鳥を見上げながら仕事をするのが、まさやんのたった一つの楽しみです。 
        這看店子其實也輕鬆、就飛天豬認為、反正人也不要動、只要天氣好幫店裡的東西擺出去點、下雨了幫外面的攤子撤回來就可以了、客人來就讓他自己選、閒時飛天豬就望到天、聽這鳥喳喳叫、好是悠閒。 
       
      「あんなふうに空を飛べたら、気持ちええやろなー」 
      這日又觀到到天上飛翔的小鳥、飛天豬發出了感概、要是也讓自己飛一次就舒服啦。 
       
      そんなある日の事、かさが一つ風に飛ばされてしまいました。 
        
        かさが一本でもなくなれば、その日はご飯が食べられません。 
      「うわっ、待てえ!」 
      但就突然刮了一陣風、擾了飛天豬的清閒、這好傢伙過幫擺到外面攤子上的傘跟你吹飛了。 
      這一把傘也是自己花錢買材料辛苦打出來的啦、本來就只賺個毛利、這被風帶走了自己還要虧本啊、本來自己就窮、還講指望快點幫傘買出去變現買幾個紅薯回來烤了。 
      飛天豬一急、快步追傘去了。 
       
      飛んでいくかさを追いかけ、 
        「とっ!」 
        と、かさに飛びつくと、まさやんの体は一瞬、空中に浮きました。 
        
        でも、すぐに地面へ落ちてしまいました。 
      「いたたたっ!」 
      這就幾腳路飛快一趕、傘靶子被自己手抓到了、但這風有點大還幫飛天豬帶了幾踋路、捉到傘漂到天上半米高蕩啊蕩、突然風一小、這就屁股一下落地幫飛天豬這下⻊反痛到的。 
       
      打ちつけたお尻をなでながら、しばらくポカンと空を見上げていたまさやんは、ふと思いついたのです。 
      「そうや、これや!」 
      這就起身先摸下子自己屁股啦、看有哪裡傷到吧、㫘事過就捏起傘擺到原來的位置去了、走路上飛天豬這就想啊、對啊! 
       
      それから、三日がたちました。 
      這是條三天後。 
       
      まさやんは屋根の上に立つと、大きなかさを広げました。 
      屋頂上面有條飛天豬站到的、別個手上是好大一把雨傘撐開。 
       
      (ようし、これから空を飛んでやる) 
      看這架勢、經過上回感悟、是人飛天豬真的想試下子自己能飛起來吧。 
       
      まさやんはかさを広げたまま、屋根の上から飛び降りました。 
        
        ひゅーーーっ、どすん! 
        下一秒就是提到傘從屋頂上面一跳。 
      成功是失敗他媽、㫘得成功的第一次、等到你的就是失敗的無數次、想當然這肯定是稀爛啦。 
       
      かさは途中で折れて、まさやんは地面へまっさかさまです。 
      「おー、いてててててっ!」 
      一條傘就想撐的起飛天豬的體重這是看不起哪個、直接半路就是傘骨頭跟你飛速散架了去、飛天豬的屁股又是被地板一踢、青痛。 
       
      見事に失敗ですが、まさやんはあきらめません。 
      「かさが大きすぎてもだめだな。次は二つにしてみよう」 
      但一次的失敗不足以讓飛天豬放棄、只有經歷多次的失敗徹底不作了、才會成為人口中的都不願去試著努力作嘗試的人。 
      飛天豬覺得是傘大了、根據第一次無意飛天的成功的經驗就直接用了原來的傘、但這次要捏兩把。 
       
      それから、また三日がたちました。 
      等飛天豬屁股的傷勢得到緩解重新站上屋頂、這就又是三天之後的事了。 
       
      二つのかさを一つにくっつけたまさやんは、またかさを広げて屋根から飛び降りました。 
        
      ひゅーーーっ、どすん! 
      這次左右開弓、一手一傘、飛天豬就是那麼一躍、但才剛跳下去的瞬間飛天豬就感覺到不對了、好傢伙、果不其然、又夾卵了。 
       
      かさはまたもや途中で折れて、まさやんは地面へまっさかさまです。 
      這次又過是過上演之前的一幕、不過這次散架的花傘是兩把咯、飛天豬的屁股被⻊反的青痛、再次吃了土。 
       
      「おー、いてててててっ! 二本でもだめなら、次は三本だ! もっと軽くて、もっと丈夫に」 
      操你媽!飛天豬覺得傘大不好是因為它傘大了但也重了、自己本來就也重、大了那麼多點講不好還差些、這次就你媽要幫傘改的更輕、然後直接你媽批提三把、這就肯定穩了。 
       
      こうしてまさやんは商売のかさはりを放り出して、空飛ぶかさ作りを続けました。 
      飛天豬這就心裡一心想到要飛天、這馬上都要飛起來的人了哪個還跟你作甚麼生意賣傘哦、本來是賺錢的營收變成了後面自費的科研。 
       
      仕事をしないのでご飯が食べられませんが、水をガブガブ飲んで一日中がんばりました。 
      本來就窮的飛天豬、這傘又不賣了全跟你試驗浪費了去、砸鍋賣鐵又改傘這就更窮、最後淪落到屋裡面無米下鍋、靠到只能吃水充飢了。 
       
      それから、何日目かの朝の事です。 
      飛天豬這就吃了幾天的一滿肚子水、一天早。 
       
      「でけた! これなら大丈夫。鳥のように空を飛べるぞ!」 
      好!爹的終極完成加強版終於成了!這次絕對成功! 
       
      空飛ぶかさをつくりあげたまさやんは、今度は家の屋根ではなく、村で一番背の高いの杉の木のてっぺんに登りました。 
      飛天豬已經耗費完了所有的資金、不成功便成仁、只能完成最後豪放的一賭、這次不上屋頂了、上樹、選了一顆村裡面最高的衫樹飛天豬硬是登頂了。 
       
      もし今度も失敗なら、まさやんの命はないでしょう。 
      好、這就見證奇蹟的時刻、這次再失敗飛不了天飛天豬就只能下地獄見閻王了。 
       
      でもまさやんは迷うことなく、かさを広げて杉の木のてっぺんから飛び降りました。 
      但飛天豬根本不懼、直接就是自信一躍、這是對自己作品的絕對自信。 
       
      するとかさは途中で折れることなく、まさやんをぶら下げたまま大空を飛んだのです。 
      這次就真的飛起來了、傘它這次穩到的㫘斷、而飛天豬就到低空中慢慢的滑翔。 
       
      「やったー! 飛んだぞ! おれは鳥になったんだー!」 
      飛天豬好激動的就到天上大吼、這讓全村都他媽看到了、一條鳥人到天上飛、那傢伙原來不是條賣傘的啊? 
       
      まさやんが空を飛んだうわさは村中に広まり、やがて殿さまの耳にも届きました。 
      這事傳達得迅猛、㫘幾日藩王的耳朵裡面都是曉得了。 
       
      数日後、殿さまの家来が、まさやんの家にやって来ました。 
      幾天後幾條金牌打手就到了飛天豬屋裡提人來了。 
       
      「実は殿さまが、まさどのの空飛ぶかさをとても気に入り、侍大将としてまさどのを城に迎えたいとおっしゃっています」 
      姑且算是請、講王看得起你、要你進殿驗下子真偽、你若是真有這條本事、以後我們還要靠你仰仗了。 
       
      「侍大将に? このおれが?!」 
      聽講王要封自己條甚麼職位、還是條大的、就因自己的這條飛傘、飛天豬完全是一臉懵逼的不敢相信。 
       
      まさやんは、自分の耳をうたがいました。 
        
      侍大将とは、大変な出世です。 
      而且聽眼前的這條武士講是比他們的現在位子還要高這樣。 
      那不得是條好大的官啊。 
       
      「それはもう、喜んでお受けいたします!」 
        
      大喜びするまさやんに、家来が言いました。 
      這一下雪中送炭飛天豬是好高興、直接就承了、本來就是條連飯都吃不到的人。 
       
      「では明日の朝、空飛ぶかさを持って城へ来てください。殿さまは空飛ぶかさを大量に作って、敵の城を空からせめるおつもりです。これがうまくいけば、さらなる出世も出来るでしょう」 
      人這就也喊飛天豬幫明天準備到了、到時直接進殿、提到你的傢伙來、王準備幫你的這條飛天傘量產、到時候人手一條直接飛過去破隔壁的城、若這傢伙破城真的有用、你到時也就又立了大功、有個名實了。 
       
      「えっ? ・・・・・・・」 
      聽到這東西是要被用去打仗、飛天豬又是一驚、開始遲疑了。 
       
      家来が帰った後、まさやんはとても悩みました。 
      後面等人走後、飛天豬這就開始惱火了。 
       
      「これは、えらい事になったなあ。 
        
        おれの作ったかさが、いくさの道具にされるなんて。 
        
        おれは、いくさが大嫌いなんだ。 
        飛天豬作這東西只是想變成鳥到天上飛、自己圖個樂、雖講最後走了火入魔、但從來都㫘想過用它來殺人。 
       
      おれがつくったかさで、大勢の人が死ぬなんて嫌だ! 
      其實無論自己協助與否都改變不了王終是會去破城的結果、這該死的人就是要死、以最快的速度促成最短的戰爭才是減輕雙方傷亡最好方法、但是飛天豬討厭這背負罪名的人是自己。 
       
      ・・・いっそ、このかさをこわしてしまおうか。 
        
        いやいや、そんな事をしたら殿さまのいいつけにそむいたと、殿さまに殺されてしまうわ。 
        
      なら、どうすれば・・・」 
      飛天豬都想到壞了這飛傘、但又怕到時王一怒取了自己狗命、也是到一直遲疑猶豫作不出決定。 
       
      一晩中悩んだまさやんは、朝早くに空飛ぶかさを持って家を出ると、杉の木のてっぺんに登りました。 
      一條晚上過去、飛天豬徹底想清白了、那就是直接上了衫樹、跑你媽的路。 
       
      「もう、これしか方法はない。どこか遠くへ、逃げるしか」 
        
        まさやんは空飛ぶかさを広げて、杉の木のてっぺんから飛び出しました。 
        
        風に乗ったまさやんは、どこまでもどこまでも飛んでいきました。 
        下定決心一躍、一路隨風蕩啊蕩啊蕩、不曉得終是飛去了哪裡。 
       
      その後、まさやんの姿を見た人はいなかったそうです。 
      從此之後世界上徹底不見了飛天豬這條人、留落來的只有飛天豬這條名、人都講這傢伙就是會飛。 
      おしまい 
        结束 
         
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