福娘童話集 きょうの世界の名作・昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 
     10月 4日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
イワシの日
きょうの誕生花
えのころぐさ
きょうの誕生日・出来事
1936年 北島三郎(歌手)
  10月 4日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
山の背比べ
きょうの世界昔話
コアラのしっぽがみじかいわけ
きょうの日本民話
ハチとアリ
きょうのイソップ童話
神さまをくらべっこするふたりの男
きょうの江戸小話
金では買えない
10月 4日の広告

福娘童話集 > きょうの世界昔話 > 10月の世界昔話 > コアラのしっぽがみじかいわけ

10月4日の世界の昔話

コアラのしっぽがみじかいわけ

コアラのしっぽがみじかいわけ
オーストラリアの昔話 → オーストラリアの国情報

 むかしむかしの、オーストラリアのお話です。
 カンガルーのボラーと、フクログマ(→コアラ)のコアボンは、とてもなかよしでした。
 いつもいっしょに、えさをさがしにいきました。
 あるとき、雨があまりふらないので、あたりいちめん、すっかりかわききってしまいました。
 木も草もかれてしまい、人間も動物も生きていられなくなりました。
 けれども、カンガルーのボラーとフクログマのコアボンは、水のある穴ぐらを知っていました。
 そして、その穴のそばでくらしていました。
 ところがその穴ぐらにも、水のなくなるときがやってきました。
 カンガルーのボラーも、フクログマのコアボンも、のどがかわきすぎて、ヒリヒリといたみました。
 ふと、カンガルーのボラーがいいました。
「ずっとまえ、ぼくがまだお母さんのおなかのポケットにはいっていたころ、やっぱり水がなくなったことがあるんだよ。そのときお母さんは水をさがして、あっちこっち歩きまわったんだ。ほかのカンガルーたちは、『赤んぼうをポケットからだして、すてちゃいなさい。そうすれば、水をさがすのもらくですよ』って、すすめたけど、お母さんはぼくをしっかりおなかの袋にいれておいてくれたっけ。ずいぶん歩いてから、お母さんは水のなくなった川へついたよ。そこでお母さんたら、カラカラにかわいた砂をほりはじめたんだ。うんとながいことほったら、穴のそこから水がにじみでてきたんだ。そしてお母さんのほった穴にだんだん水がたまって、ぼくたちは水を飲むことができたんだよ」
「そいつはすばらしい! すぐ、川をさがしにいこうよ」
と、フクログマのコアボンがいいました。
 二人は、水をさがす旅にでました。
 そしてようやく、川の土手につきました。
 川には、ひとしずくの水もありません。
 川ぞこには、かわいた砂があるきりでした。
 カンガルーのボラーは、お母さんの手つきを思いだしながら、砂をほりはじめました。
 ながいことながいことほったので、とうとうカンガルーのボラーは、クタクタになってしまいました。
 そこで、コアボンに、
「おい、こんどはきみ、やってくれよ」
と、たのみました。
 フクログマのコアボンは、はたらくのが大きらいです。
「ぼく、なんだか気分がわるいんだ」
と、うそをつきました。
「そうか。それならいいよ」
 ボラーはしかたなく、ひと休みしてからまた、砂をほりました。
 カンガルーのボラーの手は、とてもしびれてきました。
 そのうちにようやく、穴のそこに水がにじみでてきました。
 水はだんだん穴にたまって、水たまりができました。
 カンガルーのボラーは、いそいでなかよしのフクログマのコアボンのところへとんでいきました。
「おい、水がでたよ!」
 ボラーの声を聞くと、病気のふりをしていたコアボンはとびおきました。
 コアボンは水たまりにとんでいくと、頭をつっこんで、ガブガブと飲みはじめました。
 穴の上に、コアボンのしっぽだけがのぞいていました。
「気分がわるいといっていたくせに、よくもだましたな」
 カンガルーのボラーは、だまされたことに気がついて、カンカンにおこりました。
 それで、穴の上にちょこんと出ているコアボンのしっぽを、チョキンときってしまったのです。
 フクログマのしっぽがみじかくなったのは、こういうわけなのです。

おしまい

一覧へ移動   このページを閉じる   ホームへ移動

きょうの世界昔話
ミニカレンダー
<<  10月  >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
- 広 告 -