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2月21日のイソップ童話
  
  
  
カラスと白鳥
    カラスが白鳥を見て、その羽の色をうらやましがりました。
    あんなに白くなるのは、水でからだを洗っているからだとおもい、いつもエサをひろっている神殿をはなれて、池や川のそばにすむことにしました。
    ところが、いくらからだを洗ってみても、羽の色は変わらず、神殿にいるときのように、食べ物が落ちていないため、とうとう飢えて死んでしまいました。
  
    くらしかたで、生まれつきのものはかわりません。
おしまい