福娘童話集 > 新作の紹介 福娘童話集 きょうの新作昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
     2月 6日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
海苔の日
きょうの誕生花
油菜(あぶらな)
きょうの誕生日・出来事
1940年 デヴィ夫人 (インドネシア大統領の第三夫人)
  2月 6日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
けんかがうつる
きょうの世界昔話
雪だるま
きょうの日本民話
聞かずの神さま
きょうのイソップ童話
キツネとヒョウ
きょうの江戸小話
夜の暗いところ
きょうの百物語
げたの化け物
 


福娘童話集 > きょうの新作昔話 > たまご太郎

2012年 2月6日の新作昔話

たまご太郎

たまご太郎

 むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
 二人は仲良く幸せに暮らしていますが、ただ残念な事に子どもがいません。

 ある日の事、おじいさんが畑で金色に光るたまごを見つけました。
「金色とは、珍しい。何のたまごかはわからんが、とにかく持って帰るとしよう」
 おじいさんがその金色のたまごを座敷にかざっておいたところ、翌朝に卵が割れて、なんと中から元気な男の子が飛び出してきたのです。
「これはきっと、子どものいないわしらに神さまが授けてくださったに違いない」
「ええっ、きっとそうですよ」
 おじいさんとおばさんは、大喜びです。
 おじいさんとおばあさんは、その男の子を『たまご太郎』と名付けて、とても大事に育てました。
 でも、おじいさんとおばあさんは、とても年を取っているため、たまご太郎が一人前になるまで生きている事は出来ないでしょう。
 そうなった時、残されたたまご太郎が一人で生きていけるかどうかが心配でなりません。

 そんなある日の事、たまご太郎がどこからかわらじを持ってきて、おじいさんとおばあさんに一足ずつ渡しました。
 そして、おじいさんとおばあさんに言いました。
「そのわらじをはいて、土間を三べん踏んづけて下さい。きっと、良い事があるから」
 そこでおじいさんとおばあさんは、たまご太郎に言われるまま、わらじをはいて土間を三べん踏みました。
 すると不思議な事に、おじいさんとおばあさんは若者へと若返ったのです。

 こうして若返ったおじいさんとおばあさんは、たまご太郎といつまでも幸せに暮らす事が出来ました。

おしまい

ページを戻る

新作の紹介メニュー

福娘童話集

新作の紹介
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
女の子応援サイト さくら
職業紹介・誕生日占い・おまじないなど
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識