9月29日の日本の昔話
むかしむかし、あるところに、貧しいけれど心のやさしいおじいさんとおばあさんがいました。 イラスト 02 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ある日の事、おじいさんがいつものように山へ行くと、 イラスト 03 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 と、いう声が聞こえてきます。 イラスト 04 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんがのぞいてみると、二匹のネズミがすもうをとっていました。 イラスト 05 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「あれは、うちのやせネズミと、金持ちの家のふとっちょネズミだ」 イラスト 06 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんの家に住んでいるやせネズミは力がないため、何度やってもふとっちょネズミにまけてしまいます。 イラスト 09 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「あれじゃあ、かわいそうだ。なんとかして、うちのやせネズミに勝たせてやりたいねえ」 イラスト 10 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「そうじゃ、それがええ」 イラスト 11 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 さて次の日、やせネズミとふとっちょネズミは、またすもうをとりました。 イラスト 12 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 でも今日はおじいさんの家のやせネズミが、何度やってもすもうに勝つのです。 イラスト 13 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ふしぎに思ったふとっちょネズミが、やせネズミにたずねました。 イラスト 14 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「やせネズミくん、どうして急に強くなったんだい?」 イラスト 15 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「えへへへっ、じつはね。きのう、おじいさんとおばあさんがおもちをくれたんだ。だから力が強くなったんだよ」 イラスト 16 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「それなら、家へおいでよ。おじいさんはきっと今夜もおもちをついてくれるから、きみにも半分わけてあげるよ」 イラスト 17 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「ほんとうに! うれしいなあ」 イラスト 18 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 それを聞いたおじいさんは二匹分のおもちをネズミの穴に入れてやり、おばあさんは二匹のネズミに小さなまわしをぬってあげました。 イラスト 19 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 家にかえった二匹のネズミは、おもちとまわしを見つけて大喜びです。 イラスト 20 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 喜んだふとっちょネズミはおみやげに持ってきた小判をおじいさんとおばあさんにあげたので、おじいさんとおばあさんはお金持ちになりました。 イラスト 21 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 貧しくても優しい心を持って人に親切にしてあげれば、いつかきっと、幸せがやってきます。 イラスト 23 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おしまい |
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