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      福娘童話集 > 百物語 > 一月 
      1月25日の百物語 
         (1月25日的日本鬼故事) 
          
         
血染めの足型 
血腳印 
 
・日本語 ・日本語&中国語 
       
      ※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先 
      
       
      投稿者 「櫻井園子」  櫻井園子エス代表 《櫻井園子キャンドルWEB販売》 
      
      
      むかしむかし、高知県南国市の篠原(しのはら)という所に、渋谷権右衛門(しぶやごんうえもん)という郷士(ごうし→武士でありながら、農村で農家をする人)がいました。 
        到好久以前、高知縣南國市有個喊篠原的地方、住到個喊渋谷権右衛門的沒得封地的武士。 
         
      その渋谷の家には、お春という娘が女中奉公をしています。 
        這個屋裡面有一個喊春的下人 
         
      お春はとても美しく、とてもよく働く気だての良い娘だったので、主人の弟の藤四郎(とうしろう)という若者が、お春を嫁にしたいと言ってきたのです。 
        春長得乖也肯做、右衛門他弟名字是藤四郎、也是也讓春嫁起他。 
         
      ところがお春には、すでに結婚の約束をしている男の人がいました。 
      但是春已經有要跟他結婚的人了。 
       
      愛しのお春に断られた藤四郎は、 
      四郎也是被春拒絕。 
       
      「おのれ、お春め・・・」 
        這就卵泡大的火。 
         
      と、恋のうらみから、好きだったお春をにくむ様になりました。 
      進而就因愛生恨、看到春就好不舒服。 
       
      そんなある日の事、お春が渋谷家に伝わる家宝の皿を洗っていると、藤四郎がお春に用事を言いつけました。 
        那天春就到幫他屋洗盤子、剛好那條盤子又是傳家寶、四郎就交待春去做事。 
         
      その用事は大した物ではなく、お春は用事を済ませるとすぐに帰って来たのですが、でもそのすきに藤四郎が洗いかけの家宝の皿を一枚盗んで、どこかへと隠してしまったのです。 
      也不是甚麼大事、但一搞完回來、發現盤子就已經少一個了、四郎就是要故意騙春走、偷偷收她一條盤子。 
       
      皿が一枚足りない事に気づいたお春は、まっ青な顔で皿がなくなった事を主人の渋谷権右衛門に報告しました。 
      盤子不見一個就好急、趕快跟右衛門港。 
       
      「何だと! あの皿一枚は、お前の命よりも価値があるのだぞ!」 
      右衛門這就發好大的火、港你的命都米得那個盤子值錢。 
       
      ひどく怒った渋谷権右衛門は、お春を殺してしまいました。 
      這就一刀幫春砍了。 
       
      それからです。 
        那天之後。 
         
      この屋敷で、怪しい事が起り始めたのは。 
        屋子裡面就開始起怪事。 
         
      まずは夜中になると、どこからともなく若い女の皿を数える声が聞こえてきます。 
      一到晚上就發出一條年輕女的數盤子的聲音。 
       
      「・・・一枚、・・・二枚、・・・三枚、・・・」 
      一條兩條三條 
         
        そして最後の一枚足りないと、しぼり出すような声で泣くのです。 
        數到最後一條不夠、就開始嘎嘎的哭。 
         
      「ううっ、足りない。 
        
        一枚、足りない。 
        
        どうして? 
        
        どうしてなの? 
        
        わたしは、なくしていないのに・・・」 
        不見一條 
        要怎麼搞 
        不見一條 
        怎麼搞 
      怎麼搞 
       
      その声に悩まされた藤四郎は高い熱を出して何日ももがき苦しみ、とうとうお春の殺された場所で死んでしまいました。 
      四郎一聽到這條聲音就腦殼痛、最後連續發燒、再後面有一天也是走到走到就走到和春被殺的同一個地方、死了。 
       
      すると不思議な事に、二人が死んだその場所に、お春の物と思われる血染めの足型が浮かび上がったのです。 
        這兩人都一死、哪裡又出來一條血腳印、都估計就是春的。 
         
      主人の権右衛門は家の者に命じて、すぐに血染めの足型をふき取らせました。 
        右衛門一曉得就喊下人馬上幫他搞丟(不見)起來。 
         
      しかし次の日になると、血染めの足型がまた現れました。 
      但是第二天這腳印又會出現。 
       
      血染めの足形は何度ふき取らせても、次の日になると再び浮かび上がります。 
      你無論擦好多次、第二天都會出來。 
       
      これにはさすがの権右衛門も怖くなり、屋敷の西に『春喜(はるき)さま』と呼ばれる祠を建てて、お春の霊をまつったそうです。 
      這一哈、右衛門也是慌了、馬上喊人幫屋子建一個小廟、名字就喊春喜、幫春的亡靈供到裡面。 
      おしまい 
        结束 
         
        (回到上一页) 
         
        
        
       
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