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      福娘童話集 > 百物語 > 一月 
      1月31日の百物語 
        (1月31日的日本鬼故事) 
        
         
くわしや 
火車(妖) 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      
      むかしむかし、ある殿さまの家来に、渡辺民部左衛門という男がいました。 
        到好久以前、領主有一個喊渡辺民部左衛門的家臣。 
       
      ある日の事、殿さまの娘である姫が急に亡くなったので、姫の弔いにお城の人々はお寺へ向かったのですが、その途中で急に空模様が悪くなりました。 
      有天這領主女就突然死了、這去悼喪就都跑去廟裡、走到一半天氣就突然不好了。 
       
      「むっ、あれほどの晴天であったのに」 
      剛剛還是大太陽 
       
      弔いの葬列を守っていた民部が空を見上げると、突然の雷鳴とともに空から黒い影が落ちてきて姫の棺に取り付いたのです。 
        民部就是棺材的護衛、這個時候突然一打雷、就從天上落落來一條黑色東西吸到棺材上面。 
         
      「無礼者!」 
        
      民部が刀で黒い影を切りつけると、 
      民部就是一刀過去 
       
      「ウギャーーー!!」 
        叫聲 
         
      と、黒い影は叫び声をあげて逃げて行きました。 
      黑色影子一叫就跑了 
       
      その黒い影は、人の死体を食べる妖怪『くわしや』だったのです。 
      那條黑色影子就是吃人屍體的火車、 
       
      「よくぞ、姫をくわしやから守ってくれた。全く、見事な太刀筋よ」 
        可以、你這一刀、米讓公主著火車捉去 
         
      くわしやを退治した民部は、殿さまに大変ほめられました。 
      領主也是一直誇民部。 
       
      それから数年後。 
      又過了幾年 
       
      民部は体調を崩したので、草津温泉へ湯治に出かけました。 
        民部身體開始不好、就跑到草津温泉養哈子。 
         
      民部が湯につかっていると、どこからか額に刀傷のある山伏が現れて、民部の隣で湯につかりはじめました。 
      民部進到池子裡面、這就又有一條腦殼上面有傷的道士也到他旁聽泡起來。 
       
      やがて山伏は民部に顔を向けると、こう言いました。 
        兩個人就開始扯卵談。 
         
      「わたしは以前、ある高貴な若い娘の死骸をさらってやろうとしたのですが、ある武士に切りつけられてこの様な傷を負ってしまいました。 
        
      あの時の武士の顔は、決して忘れはしません」 
      這道士港以前自己想搶一個看的上的屍體、被條武士攔到砍了一刀、自己現在還記得到那條武士的臉。 
       
      「・・・なに?」 
      民部也是一驚 
       
      「その仇を取ってやろうと、ここへやって来たのです」 
      我為了報這個仇也是來了 
       
      「すると貴様は、あの時のくわしやか!」 
      你就是那條火車 
       
      「はい」 
      對頭 
         
      山伏の言葉を聞いたとたん、民部は湯船の近くに隠していた刀で山伏を斬りつけました。 
      民部聽到馬上幫自己收到池子旁邊的刀一抽、上去就是一刀。 
       
      しかし山伏はひょいと刀をかわすと、 
        米砍到、著閃過去了 
         
      「あの時の仇、確かに取らせていただきました」 
        你的狗命我已經取了 
         
      と、民部に言って、そのままどこかへ消えてしまいました。 
      這麼就港完、人就不見了。 
       
      「逃がしたか。今度あった時は、必ず・・・、うっ、うぅ」 
      跑了?下次讓我再碰到……? 
       
      その直後、民部の具合が急に悪くなり、そのまま寝込んで死んでしまったのです。 
      這之後、民部一回去、身體就開始好差、沒得好久就死到床上了。 
      おしまい 
        结束 
         
        (回到上一页) 
         
        
        
       
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