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2月7日の日本民話
(2月7日的日本民間故事)
寝ているだけの仕事 (健全普通話版)
睡覺的工作
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むかしむかし、あるところに、働くのが大嫌いな男がいました。
在很久很久以前、就有一個地方、在這裡住著一位十分討厭幹活的男子。
毎日毎日、男は家で寝てばかりいたので、ついにお金もお米もなくなってしまいました。
男人每天幹的一件事那可就是躺在家中呼呼睡大覺、可這樣一來、一天天過去、男人發現今天的家中錢糧又開始盡了。
(何もかも、なくなってしまったな。まあ、働かないといけないのはわかるが、汗水たらして働くなんて、まっぴらごめんだ。・・・ああ、どこかに、寝ているだけの仕事はないかなあ)
唉唉唉、家中又是甚麼都不剩下了、這下不就又得去幹那該死的活了嗎?天啦、你可饒了我吧、我可不想給人當牛作馬累死累活、嗯、讓我想想、對啦、去哪裡找一個躺著就可以把錢賺了的活看看吧。
男が、そんな都合の良い仕事を探しに外を歩いていると、向こうから見せ物小屋の親方がやってきました。
就這樣男人因現實所迫、開始了嘗試自己的輕鬆求職之路、走出了家門、這就剛好、對面一位珍奇坊的老闆走了過來。
この見せ物小屋の親方は、珍しい動物を見せる商売をしているのです。
所謂的珍奇坊那就是在大街上臨時搭棚組建一個動物園來供人參觀的賣門票的買賣。
「なあ親方、どこかに、寝ているだけで金もご飯ももらえる仕事はないか?」
唉唉、老闆您好呀、請問您哪兒還缺人嗎?我想要應聘一個光就是吃飯睡覺然後拿錢的工作、您能給我安排上嗎?
とんでもない相談ですが、それを聞いた親方は手を叩いて言いました。
男人的這話說出去給人聽可真是太混帳了、但讓人納悶的卻是人珍奇坊攤主的臉色當即就是一悅、後又雙手合掌一拍。
「ある、ある、あるぞ! 実は今、そんな仕事をしてくれる人を探していたところだ」
有啊有、我這裡當然有了呀、就是你了啊!實話跟你說吧、我可就正愁現在還找不到你這號人了。
「へえ。そいつはありがたい。親方、ぜひともわしに、その仕事をさせてくれ」
唉?那還真是讓我給撞見了、財神爺開眼了呀、這下走運大發了、那爺請您一定要務必就把這麼個好差事給我來當啊。
「いいとも、仕事場までついて来い」
當然、快點隨我去幹活的地方吧。
男は喜んで、親方の後について行きました。
男人大喜過望、跟著東家的屁股後面這便去了。
親方は町はずれで、獅子(しし→ライオン)やトラの見せ物小屋を開いていました。
此地離鬧市偏遠是個郊區、而就是這麼一個所在則正是珍奇坊所搭建的位置了。
「へえ、これが見せ物小屋か。・・・ところで、おれはどんな事をすればいいんだ?」
天啦、這可不就是個動物園嗎?………帶我來這兒是要叫我幹嘛呢?
「なあに、簡単さ。ただ、このおりの中で寝ているだけだよ」
現在就開始告訴你吧、很簡單、看見那個籠子了嗎?你就只管進去躺下就行。
「何だって?! 獅子やトラと一緒にか?!」
不會吧!?要將我和獅子老虎關在一起作秀!?
びっくりする男に、親方は声をひそめて言いました。
這話說出來讓男人聽到可把他給嚇了一跳、而老闆則是馬上又輕噓了一聲以眼神示意男人不要慌。
「心配するな。実はな、少し前に見せ物のトラが死んでしまって、困っていたところなんだ。そのトラの皮をはいであるから、お前さんはそれを着て、おりの中で寝ていてくれればいい」
你放心、其實呀、我家的老虎早就死很久啦、我可正在為這事犯愁了、可我這不就是把辦法給想到了嗎?我已經將死老虎的皮給你扒了下來、你只要再將它一套上、剩下的事交給你的就只有躺下了。
「何だ、トラの身代わりか」
什麼嘛、原來是讓我作一隻老虎的替身呀。
「そう言う事だ。ただ寝ているだけで、時々エサをもらい、おまけにお金までもらえるんだ。いい話だろう」
你領悟的真快、你看、只是睡個覺、不時還會來客人給你扔東西吃了、況且這麼輕鬆的事還有錢拿、這個差事一點兒都不苦你吧?
「確かに。なまけ者のおれにぴったりの仕事だな」
嗯嗯嗯、對於我這種天生懶骨頭是真的再合適不過了。
そんなわけで、親方はさっそく男にトラの皮を着せて、おりの中へと入れました。
就這樣、老闆讓男人穿起了老虎的工作服將他放中籠內了。
トラの身代わりは確かに楽な仕事で、あっという間に見世物小屋が終わる最後の日となりました。
這當老虎的替身確實是一件美差、可一段時日過去、今天就是這個臨時棚能搭建在這裡的最後一天了。
(ああ、楽な仕事だったな)
真是輕鬆啊、太自在了。
男が寝ながらそう思っていると、集まって来た人たちに親方が言いました。
半睡半醒之間迷迷糊糊的躺在獸籠裡的男人悠長了發出這麼一句感嘆、但這份安逸很快就被吆喝著的老闆打破。
「さあ、入った、入った。今日でもうお終いだよ。さて、そこで最後に、トラと獅子を一つのおりに入れて、けんかをさせて見せようではないか」
最後一天、最後一天、明天我們就撤走了、大夥兒們可都快進來瞧瞧呀、今天可是有我為大家最後準備的一出最精彩的獅虎斗、現在就要即將進行獅虎同籠。
そう言って親方は、隣のおりに入れていたライオンを、トラの毛皮を着た男のいるおりに連れて来たのです。
這樣說道的老闆還就真的現場開始點燃了氣氛、拎起了男人隔壁籠子的獅子朝著男人的籠子放去、準備就是要同籠。
さあ、トラの毛皮を着た男はびっくりです。
可這樣的一個舉動是讓此時演老虎的男人驚嚇的不輕。
男は逃げ出そうとしましたが、恐怖に足がすくんで動けません。
當下的這個瞬間男人就已經決定要逃命了、可是因為自己太害怕的緣故、腿發抖的竟然是完全動不起來了。
(わあわあ、もう駄目だ!)
天啦、我就要喪命於此了!
男は思わず、目をつむりました。
男人本能的閉起了雙眼、不敢在睜開。
するとライオンが男のそばへ来て、小さな声で言いました。
而此時已經靠近了的獅子走到男人邊上來這樣輕聲的述說了。
「心配するな。わしも人間じゃ。獅子の皮を着て、身代わりの仕事をしているんだ」
別擔心、哥們兒、我可是和你一樣的人類呢、只不過跟你不同、我穿的是獅子皮的替身。
すると男は安心して、自分がトラになっている事も忘れて立ち上がると、
聽到這話、這樣一來男人就徹底安心了、如豁大赦一般的猛然一站、都已經全然忘記自己還是隻老虎了。
「いやあ、助かった。なんだ、あんたも偽物だったのか」
你可真是嚇死我了、還好救了我一條老命、甚麼嘛、不早說你也是條假貨就好了嘛。
と、言ってしまい、二匹の猛獣がインチキだった事がばれてしまったのです。
就這樣、看客們全驚了、而動物園的假把戲也就是因這樣被自己拆穿了去。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
寝ているだけの仕事
躺到賺
むかしむかし、あるところに、働くのが大嫌いな男がいました。
到好久以前、就有條男的、懶了個卵脬翻天。
毎日毎日、男は家で寝てばかりいたので、ついにお金もお米もなくなってしまいました。
一天到夜就睏到屋裡的、這就慢慢的無米下鍋了。
(何もかも、なくなってしまったな。まあ、働かないといけないのはわかるが、汗水たらして働くなんて、まっぴらごめんだ。・・・ああ、どこかに、寝ているだけの仕事はないかなあ)
夾卵、甚麼吃的都㫘得了、這不出去邏事作不行啦、但我又不想出去、有甚麼事可以躺到幫錢賺了就好啦。
男が、そんな都合の良い仕事を探しに外を歩いていると、向こうから見せ物小屋の親方がやってきました。
男的就出去走兩踋、看有甚麼躺到就可以賺錢的事讓自己邏吧、對面這就條珍奇坊的老闆走過來了。
この見せ物小屋の親方は、珍しい動物を見せる商売をしているのです。
這老闆就是專門邏些奇珍異獸供人觀賞靠這條營生。
「なあ親方、どこかに、寝ているだけで金もご飯ももらえる仕事はないか?」
男的就問老闆、有甚麼管錢管飯作事就是睡覺的工作啵。
とんでもない相談ですが、それを聞いた親方は手を叩いて言いました。
雖然這是條惘混的案子、不過老闆當下就幫手板子一拍。
「ある、ある、あるぞ! 実は今、そんな仕事をしてくれる人を探していたところだ」
終於讓我幫人邏到了!好啊!好啊!
「へえ。そいつはありがたい。親方、ぜひともわしに、その仕事をさせてくれ」
那好傢伙啊、我這就上班去啊。
「いいとも、仕事場までついて来い」
對頭、隨我來吧。
男は喜んで、親方の後について行きました。
男的笑了個卵脬翻天、跟到老闆屁股後面去了。
親方は町はずれで、獅子(しし→ライオン)やトラの見せ物小屋を開いていました。
老闆門面不怎麼好、到離街上比較遠的一條偏門地方、到這裡開了條龍虎斗的棚棚。
「へえ、これが見せ物小屋か。・・・ところで、おれはどんな事をすればいいんだ?」
這就我們作事的地方啊、那我要搞條甚麼啦?
「なあに、簡単さ。ただ、このおりの中で寝ているだけだよ」
簡單、這有條籠子、你進去我幫你一關、你一直躺到裡面睡覺就可以了。
「何だって?! 獅子やトラと一緒にか?!」
啊!?這籠子裡面全是獅子老虎違睡得啊!?
びっくりする男に、親方は声をひそめて言いました。
老闆就小聲透露玄機、讓男的莫慌。
「心配するな。実はな、少し前に見せ物のトラが死んでしまって、困っていたところなんだ。そのトラの皮をはいであるから、お前さんはそれを着て、おりの中で寝ていてくれればいい」
死傢伙啦、之前不曉得怎麼養死了、這一下老虎又不好搞、你幫虎皮一披、這你就是老虎、老虎就是你、懂?
「何だ、トラの身代わりか」
這樣子、是要我扮老虎是把。
「そう言う事だ。ただ寝ているだけで、時々エサをもらい、おまけにお金までもらえるんだ。いい話だろう」
對頭、你就睡籠子裡面、又有飯吃又得錢、爽吧。
「確かに。なまけ者のおれにぴったりの仕事だな」
這事確實適合我。
そんなわけで、親方はさっそく男にトラの皮を着せて、おりの中へと入れました。
老闆這就讓男的幫虎皮一穿、關籠子裡面去了。
トラの身代わりは確かに楽な仕事で、あっという間に見世物小屋が終わる最後の日となりました。
就當條老虎替身、確實輕鬆、這就要撤棚子去下個地方賺錢了、最後一天。
(ああ、楽な仕事だったな)
男的還到想這事舒服的時候。
男が寝ながらそう思っていると、集まって来た人たちに親方が言いました。
老闆就對來看戲的人講了。
「さあ、入った、入った。今日でもうお終いだよ。さて、そこで最後に、トラと獅子を一つのおりに入れて、けんかをさせて見せようではないか」
就講今天最後一天了、想看獅虎斗的都進來、要今天要幫二條野獸放一條籠子裡面去、讓他們打死人架。
そう言って親方は、隣のおりに入れていたライオンを、トラの毛皮を着た男のいるおりに連れて来たのです。
老闆話放完、幫旁邊拴到的獅子幫虎皮男的籠子裡面一提。
さあ、トラの毛皮を着た男はびっくりです。
這下是幫男的駭了個卵脬翻天。
男は逃げ出そうとしましたが、恐怖に足がすくんで動けません。
男的著駭獃到原地、動都不敢動一下。
(わあわあ、もう駄目だ!)
我日你個好傢伙!稀爛啦。
男は思わず、目をつむりました。
男的這就等死啦、幫眼睛一咪。
するとライオンが男のそばへ来て、小さな声で言いました。
這就獅子講話了。
「心配するな。わしも人間じゃ。獅子の皮を着て、身代わりの仕事をしているんだ」
我和你一樣啊、都是打工的、莫怕。
すると男は安心して、自分がトラになっている事も忘れて立ち上がると、
男的這就緩過來神了、一站、忘記自己還到裝老虎了。
「いやあ、助かった。なんだ、あんたも偽物だったのか」
幫我差點駭死、幸好你也是條假傢伙。
と、言ってしまい、二匹の猛獣がインチキだった事がばれてしまったのです。
就這一下露餡啦、別個就都曉得這看得是條假傢伙了。
おしまい
结束
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