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3月6日の日本民話
(3月6日的日本民間故事)
トラが木登りの出来ない理由 (健全普通話版)
老虎為何不會爬樹
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むかしむかし、中国武術の得意なトラが、沖縄の空手が強いと聞いて、沖縄にやって来ました。
在很久很久以前、老虎練就了一身得意的中國功夫、可聽聞了沖繩的空手道也很強勁以後、只身前來了。
トラは沖縄の町にやってくると、威張った態度で言いました。
但老虎這傢伙一來到沖繩的鎮子上就以一副牛的不行的姿態開始了。
「おれさまは、中国武術の達人だ。中国武術と空手、どちらが強いか勝負だ!」
老子可是中國的武術達人、在此特地就是要和你們這裡的沖繩空手高手來會上一會、一較高下。
「・・・・・・」
…………………
「どうした。おれさまの中国武術に、恐れをなしたのか?!」
咋了呀、啥玩意兒、說話啊、你們是不是都給爹的中國功夫嚇破了狗膽一個個全慫了啊!?
「・・・・・・」
…………
沖縄の動物たちは、今まで見た事がない大きな体のトラを怖がって、誰も勝負をしようとはしません。
的確、沖繩的小動物一個個這還是第一次見識過老虎的龐大身軀、一個個都給嚇得直發抖了、這擱是誰、誰也不敢上呀。
「誰も勝負をしないのなら、沖縄をおれさまの物にするぞ!」
竟然連一個站出來的人都沒有、那就從現在開始、沖繩就是老子的地盤了!
その時、一匹の小さなヤマネコが、トラの前に進み出ました。
而就是這時、一隻小小的石虎來到了老虎面前。
「いいでしょう。わたしがお相手をしましょう」
那那這樣、就讓我先來會會你。
このヤマネコは、沖縄空手の先生です。
正就是這隻小石虎、它可還是一位沖繩的空手道館師傅呢。
トラは自分の半分にもみたないヤマネコを見て、ゲラゲラと笑いました。
但只見大老虎稍微就瞧了還沒有自己一半大的小石虎一眼、哈哈的大笑起來。
「がはははは。お前の様なチビ助が、勝負だと? よし、お前なんかひとひねりだ。アチョーー!」
哈哈哈哈、就你這根小豆芽菜、得了吧、還說想跟我試試?行、成、弄你我就只使一根小手指、看招來!
トラがヤマネコに飛びかかりましたが、何とヤマネコはトラの攻撃をヒラリとかわすと、体の大きなトラをコテンパンにやっつけてしまったのです。
只見大老虎就是對起了石虎飛身一撲、但卻被石虎的輕輕一閃就給輕易的躲過了、然後就是趁著這撲空的轉瞬之機還給人大老虎狠狠的來了一下。
「何だと? ・・・まだまだ、これからだ!」
不可能呀?………你就等著瞧吧、我的看家本事這才要開始!
トラは再び勝負を挑みましたが、何度やってもヤマネコにはかないません。
老虎為了扳回一局繼續開始了猛撲、可就是無論試了多少次最後則都是以了失敗而作為告終。
負けを認めたトラは、ヤマネコに両手を合わせてお願いしました。
老虎這下給徹底認栽了、雙手一合對著石虎行上了禮。
「先生! どうかわたしに、先生の沖縄空手を教えて下さい!」
師傅呀!還請無論如何都要教教我師傅你的空手絕技啊!
「いいでしょう。修行はつらいですが、頑張るのですよ」
那成、只要你吃的下苦、我也為你加油。
こうしてトラはヤマネコに弟子入りを許されて、空手の修行を始めたのです。
事情就是這樣的發展、石虎允許了老虎拜入了自己的門下、也確實是帶著它開始了空手的修行。
空手を始めたトラは、もともと武術の才能があったので、見る見るうちに上達していきました。
才這剛還沒三五天呢、老虎就以自身的雄厚根基加持這修為看著看著就一點點的直飆上去了。
一年が過ぎた今では、ヤマネコに次ぐ空手の名人です。
又才只過了一年、現在老虎的空手本領竟然還就直指石虎了。
それを知ったヤマネコは、
當然這一切石虎它都是知道的。
(このままでは、トラはわたしよりも強くなるだろう。そうなればいつか、わたしを倒して沖縄を支配するかもしれない)
(這樣下去可不妙呀、再沒幾天下去這老虎的本事就都可要超過我了呀、萬一這傢伙要是有逆心、到時不就又是直接給奔幹我來了嗎、他怕不是要把我給弄了接管沖繩呀)
と、思い、数多くある空手の必殺技の一つを教えなかったのです。
石虎思前想後最終還是決定要給自己留一手、偷藏了一個必殺的保命絕技並沒有去傳授給老虎。
ある日の事、ヤマネコの悪い予感が的中して、トラがヤマネコに勝負を挑んできました。
而不幸的、就是這一天還真給石虎給預料上了、今天的石虎則是迎來了老虎新的挑戰。
「師匠。おれはお前よりも強くなった。今こそお前を倒して、沖縄を支配してやる!」
師傅、你看我現在可已經都比你強還強多了呀、我現在就要打倒你、然後接管沖繩!
「よろしい。わたしはお前を全力で倒し、中国へ送り返してやります」
那成吧、我這回也必將使出全力將你給請回中國。
トラとヤマネコの空手の腕前は互角でしたが、トラはもともと中国武術が使える分有利なので、次第にトラが優勢になりました。
老虎和石虎的空手功夫現在已經是不相上下、但老虎這傢伙它學的雜還懂中國功夫呢、於是這部分便讓老虎在接下來的對抗中開始佔據起了優勢。
(まずい、このままでは負けてしまう)
(這下可糟了呀、再這樣繼續下來我得輸)
そう思ったヤマネコは、トラには教えていない空手の必殺技を使いました。
被逼入絕境的石虎索性就給直接使出了自己的私藏的空手秘技。
それは、木登りです。
那就是爬樹。
ヤマネコは身軽に木に登ると、木の上でトラを待ちかまえました。
只見石虎很輕快的就逃難到了樹上、人家現在就在樹上等著老虎上來呢。
「なんだ師匠、そんなところに逃げ込んで、もう降参か!」
啥玩意兒呀師傅、你現在逃的那麼遠、意思就是認輸了唄!
トラもヤマネコを追いかけて木に登ってきましたが、木登りを教えてもらっていないトラは、木にしがみつくだけで精一杯です。
老虎這時也是給追擊到了樹下、但這傢伙可就壓根不會爬樹呀、就連嘗試著只用爪子將身軀固定在樹上都很費勁了。
「すきあり!」
有破綻!
ヤマネコは木にしがみついて動けないトラをコテンパンにやっつけて、中国に追い返してしまいました。
就是看準了現在四個爪子全部都給鎖死在大樹上一動不能動的老虎、石虎使出了超必殺一擊命中將老虎一下給攆回了中國。
そんなわけでトラは、中国武術も沖縄空手も使えるとても強い動物ですが、ヤマネコに木登りを教えてもらえなかったので、今でも木登りが下手なのだそうです。
正是因為其中的這個脈絡在、即便是老虎天下神功在手、世間無敵、可就是因為石虎偷藏了一手還沒開始教它爬樹呢、所以到了這今天老虎的爬樹本領還是不咋的。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
トラが木登りの出来ない理由
老虎為何不會爬樹
むかしむかし、中国武術の得意なトラが、沖縄の空手が強いと聞いて、沖縄にやって来ました。
到好久以前、唐的老虎練了功、聽講 沖縄的空手道厲害、
トラは沖縄の町にやってくると、威張った態度で言いました。
這就到沖繩踢館了、開口就是要邏架打。
「おれさまは、中国武術の達人だ。中国武術と空手、どちらが強いか勝負だ!」
我練了神功、那個不服就來幹我、我聽講你們這裡空手道厲害。
「・・・・・・」
一看㫘人作聲
「どうした。おれさまの中国武術に、恐れをなしたのか?!」
你們一個個是不是都慫了啊!
「・・・・・・」
都㫘人講話的。
沖縄の動物たちは、今まで見た事がない大きな体のトラを怖がって、誰も勝負をしようとはしません。
畢竟別個是條老虎、這些個小動物就㫘那個敢上前。
「誰も勝負をしないのなら、沖縄をおれさまの物にするぞ!」
你們㫘人敢上是吧!那好傢伙、現在沖繩就是我的地盤了。
その時、一匹の小さなヤマネコが、トラの前に進み出ました。
這時一條石虎過也穴貢刂( U+25A10 )過來了。
「いいでしょう。わたしがお相手をしましょう」
我來跟你打。
このヤマネコは、沖縄空手の先生です。
這條石虎還是條開了道場的師傅。
トラは自分の半分にもみたないヤマネコを見て、ゲラゲラと笑いました。
老虎看這小小的石虎還㫘自己一半大個、笑了個卵脬翻天。
「がはははは。お前の様なチビ助が、勝負だと? よし、お前なんかひとひねりだ。アチョーー!」
你這樣子就算了吧、我還怕傷到你、你連我一個小指頭都比不上、我這就稍微撓你一下。
トラがヤマネコに飛びかかりましたが、何とヤマネコはトラの攻撃をヒラリとかわすと、体の大きなトラをコテンパンにやっつけてしまったのです。
老虎這就開撲了、石虎直接就是身子骨一閃、這一下就是想要老虎的命、下死手了。
「何だと? ・・・まだまだ、これからだ!」
甚麼!我還有好多傢伙等到的啦。
トラは再び勝負を挑みましたが、何度やってもヤマネコにはかないません。
老虎這過又架勢了、但是試一次輸一次。
負けを認めたトラは、ヤマネコに両手を合わせてお願いしました。
老虎認了、對到石虎二個手一拜。
「先生! どうかわたしに、先生の沖縄空手を教えて下さい!」
自己要跟石虎當徒弟學藝了、開始喊師傅了。
「いいでしょう。修行はつらいですが、頑張るのですよ」
石虎就跟老虎講加油。
こうしてトラはヤマネコに弟子入りを許されて、空手の修行を始めたのです。
這就老虎進了石虎門、開始練功了。
空手を始めたトラは、もともと武術の才能があったので、見る見るうちに上達していきました。
有老虎根基、學起來是好快。
一年が過ぎた今では、ヤマネコに次ぐ空手の名人です。
只花費了一年、本事就直指石虎了。
それを知ったヤマネコは、
石虎也曉得老虎本事要通天了。
(このままでは、トラはわたしよりも強くなるだろう。そうなればいつか、わたしを倒して沖縄を支配するかもしれない)
也曉得等到老虎比自己厲害了就不得認自己這個師傅了、到時候又和他剛來時一樣、又是那條板眼了。
と、思い、数多くある空手の必殺技の一つを教えなかったのです。
這就留了一手跟自己保命用。
ある日の事、ヤマネコの悪い予感が的中して、トラがヤマネコに勝負を挑んできました。
好傢伙果然和石虎想的一樣、老虎看到自己厲害了、就要亂棍打死老師傅、跟石虎下戰書了。
「師匠。おれはお前よりも強くなった。今こそお前を倒して、沖縄を支配してやる!」
師傅啊、我現在已經比你更厲害啦、你走了、這裡以後就是由我接手了。
「よろしい。わたしはお前を全力で倒し、中国へ送り返してやります」
還是我送你回去吧、石虎講完這也過架勢了。
トラとヤマネコの空手の腕前は互角でしたが、トラはもともと中国武術が使える分有利なので、次第にトラが優勢になりました。
有老虎根基加持、使用的技術又㫘得差別、石虎這就現出頹勢了。
(まずい、このままでは負けてしまう)
石虎曉得自己馬上就要稀爛了。
そう思ったヤマネコは、トラには教えていない空手の必殺技を使いました。
保命的後手這也就施展了。
それは、木登りです。
那就是爫奴樹。
ヤマネコは身軽に木に登ると、木の上でトラを待ちかまえました。
石虎上樹了、就等到老虎上來了。
「なんだ師匠、そんなところに逃げ込んで、もう降参か!」
師傅啊、你怎麼跑了啊、曉得打不贏了是把!
トラもヤマネコを追いかけて木に登ってきましたが、木登りを教えてもらっていないトラは、木にしがみつくだけで精一杯です。
老虎就好想上去幫石虎弄了、但是根本不會上樹、連抓都抓不穩。
「すきあり!」
石虎見狀。
ヤマネコは木にしがみついて動けないトラをコテンパンにやっつけて、中国に追い返してしまいました。
幫抓到樹幹上動都動不得一下的老虎、作死的就是一下、老虎這就稀爛、好啦、一山不容二虎、看當不了大王、老虎這也過就回去了。
そんなわけでトラは、中国武術も沖縄空手も使えるとても強い動物ですが、ヤマネコに木登りを教えてもらえなかったので、今でも木登りが下手なのだそうです。
就這麼到、容使本事通天、但因石虎留了一手、老虎到了現在還是㫘學會怎麼爬樹。
おしまい
结束
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