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4月9日の日本民話
(4月9日的日本民間故事)
人を食わなくなったオニ (健全普通話版)
再也不敢吃人的鬼
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、とても気の強い男がいました。
在很久很久以前、某一個地方這就有一位膽大包天的男子。
ある日の事、男が山で仕事をしていると突然おそろしい人食いオニが現れて、男をパクリと飲み込んでしまいました。
就說說今天吧、男子就獨自在山中幹著農活、可就是突然一條吃人的大鬼一下就跳到了男子的面前、直接招呼都不給你打一聲、就是一口男子下肚了。
でも、気の強い男の人は、少しも恐がりません。
但這位男子可謂是勇氣十足呀、就算已經都被鬼吃了可人家還完全是一點不害怕呢。
「ほう、これがオニののどか」
哎喲、看來這裡就是鬼的大喉嚨了吧。
男が先に進むと、赤い壁に囲まれたところへ出ました。
男子勇往直前一點不懼、這時看人來到了一片都是紅圍牆的所在。
ふと前を見ると、上からひもの様な物が三本ぶらさがっています。
再往前就那麼一瞧、天花板上這吊著的是啥三個玩意兒呀。
「なんだ、これは?」
甚麼鬼、這可是個啥玩意呀?
男は、一本のひもを引っぱってみました。
人家就吊著那兒好好的、可男子好奇想要研究研究就那麼一拉。
そのとたんに、オニが大きなクシャミをしたのです。
於此同時、這一下是讓鬼瘋狂的打出了一個大噴嚏。
「は、は、はっ、はくしょん!」
阿、阿阿阿阿、阿嚏!
(なるほど、これはクシャミの出るひもだな)
(這下我明白啦、原來這就是阿嚏的開關吊根繩呢)
男は、もう一本のひもを引いてみました。
就這樣、男子又開始要把另外一根吊繩拉起來研究研究了。
するとオニは、大きな口を開けて、
於是乎這次、大鬼猛然的大嘴一張。
「わっはっはっは、わっはっはっは」
哇哈哈哈哈哈哈哈、哇哈哈哈哈哈
と、笑い出したのです。
這不就開始放肆狂笑了嗎。
(おもしろくなってきたぞ)
(這下真好玩呀、開始有點意思了。)
男は、最後のひもを引っぱってみました。
就這樣、男子又跟你繼續探索了吊繩的最後一根。
するとさっきまで笑っていたオニが、急に泣き始めたのです。
怎樣呢?就在剛剛還在狂笑著的鬼啊、現在可是一整個的哭泣出了聲、渾身流淚不止呢。
「うぇーーん、うぇーーん」
烏哇哇哇哇、烏哇哇哇哇。
(これはおもしろい。クシャミのひもに、笑いのひもに、泣きのひもか。・・・もし、いっぺんにひもを引っ張ったらどうなるだろう?)
(有意思有意思、一笑一哭一噴嚏…………等等、那這我要是三個一起啦、他到底得是給我……?
男の人は三本のひもを一緒ににぎりしめると、思いっ切り引っ張ってみました。
不想了、直接一拉試試看不就知道了唄、男子索性就是三根吊繩用力一猛拉。
さあ、大変です。
完蛋了完蛋了、這下可變大場面了。
はくしょん!
阿嚏!
わっはっはっは。
哈哈哈哈
うぇーーん、うぇーーん。
烏哇哇哇、烏哇哇哇。
オニはくしゃみをしたり、笑ったり、泣いたりと大騒ぎです。
這就看到大鬼是、又笑又哭又大噴嚏的、直接跳起了傻瓜似的滑稽舞。
ですが男は、ひもを引っぱるのをやめません。
可男子根本就沒有去在乎鬼的感受啦、人家就是繼續在一直的給拉個不停呢。
オニは苦しくて苦しくて、今にも倒れてしまいそうです。
好啦、鬼看來也是被刺激的徹底遭不住了、就差那麼的轟然一倒、摔地上了。
(さあて、そろそろ出るとするか)
(行了行了、差不多得了、回家吧)
男は三本のひもをはなすと、クシャミのひもを力一杯引っ張りました。
這次就只見男子手上用力拉扯著的三繩全松、回彈的瞬間就又是拉起了控制打噴嚏的那一根猛提一下。
は、は、はっ、はくしょん!
啊啊啊啊啊啊、阿嚏。
オニはもの凄いクシャミをして、口から男をはき出しました。
這一口噴嚏給鬼打的、直接就是鬼肚子裡面的男子給一氣送出來了。
男は、苦しそうに涙を流しているオニに言いました。
這時的男子出來後也已經是看見了痛苦不已淚水狂流的鬼、還不忘戲耍一下呢。
「やい、オニよ。もう一度飲み込んでみるか?」
喂喂、鬼呀、咋不再給我一口又吞了呀?
「ブルブルブル。とんでもない!」
你可別糊弄鬼了、我這次絕對不上當!
オニは首をブンブンと横に振ると、あわてて逃げてしまいました。
只見此時的鬼臉上的表情是驚恐萬分啊、人家瘋狂的搖著頭後轉頭便就是直接開溜了。
そんな事があってから、オニはもう二度と人間を食ベなくなったという事です。
就這樣、正是遇到了這樣的一件事、此後的鬼是害怕的再也不敢去嘗試著再吃人類一次了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
人を食わなくなったオニ
再不敢吃人
むかしむかし、あるところに、とても気の強い男がいました。
到好久以前、有條男的就好勇。
ある日の事、男が山で仕事をしていると突然おそろしい人食いオニが現れて、男をパクリと飲み込んでしまいました。
這天男的就到山上作事、突然出來一條鬼、幫男的一口包落肚了。
でも、気の強い男の人は、少しも恐がりません。
但是男的勇、不慌。
「ほう、これがオニののどか」
鬼喉嚨就是這樣子的啊。
男が先に進むと、赤い壁に囲まれたところへ出ました。
男的這就往前、四周都圍到紅牆。
ふと前を見ると、上からひもの様な物が三本ぶらさがっています。
看一眼前方、像是幫大干魚吊到那麼個吊法、吊到的三條甚麼東西。
「なんだ、これは?」
甚麼卵?
男は、一本のひもを引っぱってみました。
男的去探、這就過去扯二下。
そのとたんに、オニが大きなクシャミをしたのです。
鬼這就一咳。
「は、は、はっ、はくしょん!」
咳嗽聲。
(なるほど、これはクシャミの出るひもだな)
我扯這裡鬼就要咳、曉得了。
男は、もう一本のひもを引いてみました。
男的這又扯第二條。
するとオニは、大きな口を開けて、
這鬼就開始大口一開。
「わっはっはっは、わっはっはっは」
と、笑い出したのです。
哇哈哈哈哈、哇哈哈哈
笑了個卵脬翻天。
(おもしろくなってきたぞ)
這傢伙有味、是控制笑的。
男は、最後のひもを引っぱってみました。
男的這就又是試第三個。
するとさっきまで笑っていたオニが、急に泣き始めたのです。
剛剛還到笑的鬼這過馬上就開始哭了。
「うぇーーん、うぇーーん」
烏哇哇哇、烏哇哇哇。
(これはおもしろい。クシャミのひもに、笑いのひもに、泣きのひもか。・・・もし、いっぺんにひもを引っ張ったらどうなるだろう?)
有味道、咳嗽哭笑都有、我若是三個一起扯得是甚麼樣子啦?
男の人は三本のひもを一緒ににぎりしめると、思いっ切り引っ張ってみました。
男的這就三條用手碗挽一起、假勁一拉。
さあ、大変です。
はくしょん!
わっはっはっは。
うぇーーん、うぇーーん。
オニはくしゃみをしたり、笑ったり、泣いたりと大騒ぎです。
這鬼就開始發了神經、一下哭一下笑、邊哭邊笑又邊咳。
ですが男は、ひもを引っぱるのをやめません。
男的也不打算放過鬼。
オニは苦しくて苦しくて、今にも倒れてしまいそうです。
鬼這就好痛苦、都要感覺自己人不行了。
(さあて、そろそろ出るとするか)
差不多可以出去啦。
男は三本のひもをはなすと、クシャミのひもを力一杯引っ張りました。
男的三根線一放、假勁假勁的幫第一跟咳嗽線一扯。
は、は、はっ、はくしょん!
鬼這就咳一下好的。
オニはもの凄いクシャミをして、口から男をはき出しました。
幫男的也是一下咳出來了。
男は、苦しそうに涙を流しているオニに言いました。
男的出來還不忘雄一下鬼。
「やい、オニよ。もう一度飲み込んでみるか?」
來、我讓你再吃一次、你還要吧?
「ブルブルブル。とんでもない!」
好好好、我不動你了。
オニは首をブンブンと横に振ると、あわてて逃げてしまいました。
鬼不僅不動男的、還兩踋直接一提過跑了。
そんな事があってから、オニはもう二度と人間を食ベなくなったという事です。
這鬼事一碰、人以後鬼是再也不得吃了。
おしまい
结束
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