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8月21日の日本民話
(8月21日的日本民間故事)
さか別当の浄土 (健全普通話版)
逆別當之淨土
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、とても釣りの上手な男がいました。
在很久很久以前、與一個所在、就有著這麼一個釣魚十分厲害的男子。
ある日の事、男は家の屋根のふき替えをしようと思い、村人たちに手伝って欲しいと頼みました。
有天就男子因想置換一下房子屋頂的茅草、關於這事男子是找到了村子裡的一些個熟人、試圖請大夥來給自己搭搭手。
すると村人たちは、
於是乎眾村民呀。
「そいつはいいが、家の方はおれたちにまかせて、お前さんは魚を釣っておれたちにごちそうしてくれないか」
行呀、你家屋頂的事那就全權就都交給我們來辦吧、可到時候幹完活這麼多人這飯你總要請大家吃吧、也不要你啥的、趕快提著桶拿著竿上河裡頭釣魚去吧。
と、言うのです。
帶頭的村民是這樣說道。
「それでは、家の方は頼みます。たくさんの魚を、釣ってきますから」
好的、那家中的事情也就拜託大家了、等著嘞、看我這就去釣滿滿的一大桶魚回來。
男は屋根のふき替えをまかせると、釣竿を片手に川へ行きました。
男子呢、這就將屋頂換茅草的事就也全權交與眾人了、自己現在就給提著竿準備是去河邊專心的把魚釣了。
川に着いた男が釣り針にエサを付けていると、いつの間にか美しい娘がそばに立っていて、ニコニコ笑いながら男に言うのです。
可就男子才這一靠岸呢、剛就還才把蚯蚓鉤子上一掛正準備扔的時候、不知道是啥時候這就給是莫名出現了一名長得很漂亮的女子並且是站在男子身邊了、就見人家的表情現在還是咧著嘴正朝男子輕笑呢。
「あの。もしよろしければ、さか別当の浄土へ行って見ませんか?」
喂喂、說你呢、我想帶你去個好地方(逆別當)、不來嗎?
「さか別当って、何だ?」
好地方(逆別當)、那是哪兒?
「それは、行けば分かります。とても、良いところですよ」
那兒呀、你過一次之後就自己能明白啦、走吧、那地方可好的不得了呢。
「ふ―ん。良いところなら、行ってみたいな」
好吧、既然這地方這麼好、那看來我不去也是不行了呀、沒辦法、咱們就走吧。
「はい、それではご案内しますから、ちょっとの間、目をつぶっていて下さい」
知道了、那麼現在就由我帶路、這在期間、我有一個小小的要求、那就是要先把你的眼睛閉起一陣呢。
「こうか?」
閉眼嗎?好吧。
男が目をつぶると、娘はひょいと男を背負って、そのまま川の中へドボンと飛び込んだのです。
就這樣呀、男子是將眼一閉、於是乎之後的這一幕呀、就是姑娘猛然的一下就輕輕背負起了男子、然後帶著人家和自己是撲通一聲的朝著了河裡一跳。
「あわわわわ!」
哇啊啊!
男がびっくりして目を開けると、すでにそこは川の中ではなく、今まで見たこともないほど立派なお屋敷の座敷だったのです。
男子就給這一勢頭是嚇的呀、連忙的就是立馬睜眼了、可眼前的這一幕就又是令人詫異了、要說為何、現在自己就根本不是在甚麼河底還有水中、而是一間無比氣派的屋子客廳裡頭呢。
「ここは、どこだ?」
天啦、這可是個啥地方呀?
「はい。ここが、さか別当の浄土です」
這裡呀、這就之前跟你說的好地方、逆別當。
男がキョロキョロしていると、大勢の美しい娘たちが、たくさんのごちそうを運んで来ました。
此時的男子就還在犯著迷糊了、開始四處張望這裡哪裡的看了起來、可還不等人反應過來、這就房間裡是又突然涌來了一大堆的美人們、把桌子上是用一道道好酒好肉的將其上滿了去。
「さあ、娘たちの舞でも見ながら、どうぞ召し上がれ」
哼哼、這些個姑娘們舞還都一個個跳的很棒呢、全都留給你好好欣賞啦。
こうして男は、毎日毎日、美味しい物を食べて、美しい娘たちの舞い踊りを楽しんだのです。
這就男子現在也不知道自己是遇上啥事了、總之就是一天天的都給你美酒佳餚款待著、然後席間又都是一群群美女在那歌舞昇平呢。
ある日の事、ここへ案内してくれた娘が、恥ずかしそうな顔で男に言いました。
可等終於是來到了這一天、事情可算是迎來了一點轉機了、因為就是剛開始迎來男子的那位姑娘呀、人家是羞紅著臉的朝去了男子開起了這樣的一個口。
「どうか、わたくしの婿どのに、なってくださいませんか?」
我想讓你成為我的夫君、你說好不好呀、希望這個請求你還能答應。
「ああ、もちろんだとも」
這個嘛、那自然是求之不得呀。
それから二人には子どもが出来、さらに何十年も過ぎて、孫や、ひ孫まで出来たのです。
就這樣呀、當初是兩人是結為了一對夫妻、後來又是生出了小孩、等到了時間又過去了幾十年後、這孫子是都給開始有了、最後就又是重孫。
すっかりおじいさんになってしまった男は、ある日、ふと、むかしの事を思い出しました。
此時的男子呀、猛然一回首時發現了、自己怎麼就早都就已經是遲暮之年的白髮老公公咯、這時間一轉眼就過去的太快了呀、也就是在這段時間裡、老爺爺他一下回憶起了那些過去的人與事。
「そう言えば、おれは屋根のふき替えの日に、川へ魚釣りに行ったんだったな。あの時の仲間は、まだ生きているだろうか?」
對咯對咯、當初的那天我是給人叫來釣魚呢、人家呢、是都給我請去了換我家的那個舊茅草、天啦、這事都給我過去了多久啦、當初的那些人他們現在都還活著嗎?
そう思うと、男はむしょうに村へ帰りたくなり、嫁に言いました。
老爺爺一想到這、突然也就是說想暫時的回到曾經村子裡去看看情況了、就將這事給妻子一說以後呀。
「すまんが、村の仲間たちに会いたくなった。元の場所まで、送ってはくれないか」
抱歉、能麻煩你在送我回到曾經的那個村子裡一躺嗎、我突然想要與那群過去的朋友們見一次面、還希望能回去一時。
すると嫁は、とても悲しそうな顔で言いました。
但此時的妻子表情卻是表現的出很傷感了。
「わかりました。あなたがそう望むのなら、仕方ありません。元の場所まで、送ってさしあげましょう」
我知道了、如果這是你所希望的、我那也就只能照辦了、我會把你送到你剛開始的那個地方的。
そして男に目をつぶらせると、再び男を背負って元の川へと返してくれたのです。
就這樣呀、和上回完全一個模樣的、先是請男子閉上了雙眼、再就是一背、轉眼功夫不到、人回來了、就是那個當初的河岸。
「ああ、地上に帰ってきた。何十年ぶりだろうか?」
天啦、終於又是讓我回到一次舊地啦、這一去之後地上都已是過去了多少個年頭呀。
男がふと足下を見ると、不思議な事に何十年も前に置き去りにした釣り竿が、まだそのままで残っていたのです。
可就當男子感慨完了之後再又猛然一看腳下時、發現了、天啦、這裡怎麼好幾十年前自己當初放地下的那根杆子它就還在原地呢、而且看樣子還簡直是一模一樣、就像根新的。
さらに不思議な事に、釣り針に付けたエサが、まだ生きています。
而且更加還讓人納悶的事情還有呢、就那根竿子魚鉤上面的蚯蚓呀、它還是活著的呢。
そしておじいさんだった男自身も、あの頃の若者に戻っていました。
再看看男子如今自己、人家也是變回了當初的那個少年、老頭子甚麼的現在早已不是啦。
「これは、どういう事だ?」
天啦、這到底是怎麼一回事呀。
男が首を傾げながら家へ帰ってみると、家では村人たちが男の家の屋根をふき替えている最中でした。
男子根本就想不明白在那歪著腦袋呢、索性直接回趟村子裡看看吧、可這一去後就又給自己發現了呀、自己的屋頂上現在也就正是當初的那一群人再給自己熱火朝天的換著茅草呢。
男に気づいた村人の一人が、男に言いました。
因男子的前來後、也給人家是在屋頂上注意到了。
「おや? どうした、忘れ物か? ここはおれたちに任せて、お前は釣りをがんばれよ」
咋了呀?怎麼又給你跑回來了啊、是還有東西忘了拿?放心、這裡就可都交給我們啦、你就可管專心的去一個勁的釣魚吧。
実は男が行った『さか別当』とは、まばたきをする間に時が流れる場所だったのです。
其實呀、男子當時所進入的那個“逆別當”的場所、在那個空間之內時間的流速它是極其緩慢的。
さか別当での数十年は、この世ではたったの数秒でした。
若是處於逆別當之中、即便在裡面的時間都已是過去了幾十年之久、可換算至現世那也就是只有好幾秒鐘呢。
「おれはもう、妻には会えないのか?」
這這這、天啦、我的妻子、我還能可再回到她的身邊嗎?
それから男は何度も妻に会うために川へ行き、一人で目をつぶって川に飛び込んだりもしましたが、もう二度とさか別当に行く事は出来なかったそうです。
在那之後的無數時間、這個男子都在一直嘗試著前去河邊想再次進入那個秘境、希望能可回到妻子的身邊、有試過了閉上眼睛跳入河中的多種嘗試、可就最後的結果而言、全都是無功而返了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
さか別当の浄土
不老境
むかしむかし、あるところに、とても釣りの上手な男がいました。
到好久以前、這就一條地方、有個好厲害的釣客。
ある日の事、男は家の屋根のふき替えをしようと思い、村人たちに手伝って欲しいと頼みました。
這就屋頂久了、透風、想喊村裡幾個人一起幫忙幫了、添點茅草。
すると村人たちは、
這就去麻煩別個了。
「そいつはいいが、家の方はおれたちにまかせて、お前さんは魚を釣っておれたちにごちそうしてくれないか」
那好嘛、不過你要請我們吃魚啦。
と、言うのです。
這就幫這案子接了。
「それでは、家の方は頼みます。たくさんの魚を、釣ってきますから」
那你們先搞到、我這就去釣。
男は屋根のふき替えをまかせると、釣竿を片手に川へ行きました。
等到別個剛好鋪完草、這魚估計也釣到了、男的這麼個心念、就過直接提到傢伙去河頭搞魚了。
川に着いた男が釣り針にエサを付けていると、いつの間にか美しい娘がそばに立っていて、ニコニコ笑いながら男に言うのです。
板凳一搬人坐到就等魚來了、突然過來條長的好乖的女的搭話了、對到釣客就是一陣笑。
「あの。もしよろしければ、さか別当の浄土へ行って見ませんか?」
講你要是願意、我們一起去個好地方。
「さか別当って、何だ?」
好地方?
「それは、行けば分かります。とても、良いところですよ」
包你滿意、你到了就曉得。
「ふ―ん。良いところなら、行ってみたいな」
好、我們走。
「はい、それではご案内しますから、ちょっとの間、目をつぶっていて下さい」
那你就先閉眼、只要一下下。
「こうか?」
恩?
男が目をつぶると、娘はひょいと男を背負って、そのまま川の中へドボンと飛び込んだのです。
「あわわわわ!」
女這就幫釣客背上一背、還㫘等男的反應過來、跳河了、幫男的是駭了個卵脬翻天、哇哇大叫。
男がびっくりして目を開けると、すでにそこは川の中ではなく、今まで見たこともないほど立派なお屋敷の座敷だったのです。
這還閉條狗雞巴眼、馬上一睜、怪了去、不曉得自己是來了哪裡、眼前就是一座宮殿。
「ここは、どこだ?」
「はい。ここが、さか別当の浄土です」
你是要帶我到這裡來?
對、這裡就是不老境。(逆別当、さかべっとう、為一種現象、指的是鋪天蓋地的壽命非常短暫的白蝶沿河流群體逆流而上的遷移、不曉得行為的意義、以及到底要去哪裡、講是講異界。
男がキョロキョロしていると、大勢の美しい娘たちが、たくさんのごちそうを運んで来ました。
男的還到狀況外、這就看到一群都長好乖的美女已經擁過來了、開始擺宴了。
「さあ、娘たちの舞でも見ながら、どうぞ召し上がれ」
酒菜一上、這又開始吹拉彈奏跳了。
こうして男は、毎日毎日、美味しい物を食べて、美しい娘たちの舞い踊りを楽しんだのです。
好傢伙、這就每天男的酒池肉林、外加一群舞女、是舒服了個卵脬翻天。
ある日の事、ここへ案内してくれた娘が、恥ずかしそうな顔で男に言いました。
忘記了時間反正就一直到享受、直到有一天、帶男的過來的女紅到臉幫這事跟男的一講。
「どうか、わたくしの婿どのに、なってくださいませんか?」
想別個留到這裡幫自己跟婚接了。
「ああ、もちろんだとも」
男的一口答應了。
それから二人には子どもが出来、さらに何十年も過ぎて、孫や、ひ孫まで出来たのです。
這條大型養豬場就舒服啦、都不殺豬的、二條人成了夫妻就生了兒、兒又生了孫、孫又有了兒。
すっかりおじいさんになってしまった男は、ある日、ふと、むかしの事を思い出しました。
等注意過來、回頭望、自己已是一頭白髮了、突然憶起往事。
「そう言えば、おれは屋根のふき替えの日に、川へ魚釣りに行ったんだったな。あの時の仲間は、まだ生きているだろうか?」
別個幫我修好了屋頂、我還欠別個幾條魚勒、不曉得現在大家人都還到啵。
そう思うと、男はむしょうに村へ帰りたくなり、嫁に言いました。
福也享夠了、男的甚至想回去訪一下舊人。
「すまんが、村の仲間たちに会いたくなった。元の場所まで、送ってはくれないか」
也是跟堂客開口了。
すると嫁は、とても悲しそうな顔で言いました。
但別個卻是一臉焦容。
「わかりました。あなたがそう望むのなら、仕方ありません。元の場所まで、送ってさしあげましょう」
也曉得留不到了、過就直接遂了別個願。
そして男に目をつぶらせると、再び男を背負って元の川へと返してくれたのです。
喊男的一閉眼、又是背上一背、上了岸。
「ああ、地上に帰ってきた。何十年ぶりだろうか?」
這一回又不曉得是好幾十年。
男がふと足下を見ると、不思議な事に何十年も前に置き去りにした釣り竿が、まだそのままで残っていたのです。
但一看周圍景像、只像是作了一個長久點的夢、自己下去時的釣竿、還就放到邊上的。
さらに不思議な事に、釣り針に付けたエサが、まだ生きています。
就連自己釣鉤上面的蝦米、甚至都還到。
そしておじいさんだった男自身も、あの頃の若者に戻っていました。
望河面、一看自己、過也是條年輕人。
「これは、どういう事だ?」
甚麼鬼?
男が首を傾げながら家へ帰ってみると、家では村人たちが男の家の屋根をふき替えている最中でした。
回去步上二眼、兩條同村的還到幫自己鋪茅草。
男に気づいた村人の一人が、男に言いました。
看到男的回來還打了個招呼。
「おや? どうした、忘れ物か? ここはおれたちに任せて、お前は釣りをがんばれよ」
問別個是不是落東西了、要他快點搞魚去、到時候一起。
実は男が行った『さか別当』とは、まばたきをする間に時が流れる場所だったのです。
這地上一天、天上一年、水裡自然也就是反過來的。
さか別当での数十年は、この世ではたったの数秒でした。
幾十年過去、地上的世界卻還如同靜止。
「おれはもう、妻には会えないのか?」
夾卵了、我堂客!
それから男は何度も妻に会うために川へ行き、一人で目をつぶって川に飛び込んだりもしましたが、もう二度とさか別当に行く事は出来なかったそうです。
男的想回自己的理想鄉、跟仙人重遊、眼睛閉起來是自己往河裡一跳、但是黃粱一夢、卵談琴啊。
おしまい
结束
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