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かご
料金(りょうきん)を払(はら)うと、人(ひと)を目的地(もくてきち)まで運(はこ)んでくれるもので、今(いま)でいう、タクシーのようなもの。
竹(たけ)や木(き)でつくった乗り物(のりもの)を、2人(ふたり)〜4人(にん)でかついで目的地(もくてきち)まで運(はこ)びます。
大名行列(だいみょうぎょうれつ)で、お殿様(とのさま)がのるかごはともかく、急(いそ)ぎの用(よう)で乗(の)る早(はや)かごの乗り心地(のりごこち)は最悪(さいあく)で、乗(の)る人(ひと)は中(なか)にぶら下(さ)がっているヒモにしがみつきながら、目的地(もくてきち)に着(つ)くまで必死(ひっし)に振動(しんどう)を耐(た)えます。
目的地(もくてきち)に着(つ)いて、かごの中(なか)を見(み)てみたら、乗(の)っていた人(ひと)が気絶(きぜつ)していたというのは、わりとあったそうです。
かごの担い手(にないて)は重労働(じゅうろうどう)であるため、料金(りょうきん)はかなり高(たか)く、金持(かねも)ちや身分(みぶん)の高(たか)い人(ひと)が利用(りよう)するものでした。
かごが登場(とうじょう)する、主(おも)な昔話(むかしばなし)。
・舞扇(まいおうぎ)
・はなよめになりそこねたネコ
・彦一(ひこいち)とえんまさま
・うり子姫(こひめ)