イノシシ と キツネ
イノシシ が き の そば に すわって、せっせ と キバ を といで いました。
それ を みた キツネ が、ふしぎそう に たずねました。
「りょうし に おいかけられて いる わけ でも、きけん な わけ でも ない のに、どうして キバ を といで いるの ですか?」
「たしかに、いま は きけん では ない ので、キバ を とがなくても だいじょうぶ。
しかし、きけん な こと が おそいかかってきた とき には、キバ を といでいる ひま は ないだろう。
めんどう でも、こうして キバ を といで おけば、いま すぐ に きけん が きても、だいじょうぶ なんだよ」
おしまい |
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