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おひゃくしょう と うんめい の めがみ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
おひゃくしょう が はたけ を たがやしている とき に、おおきな きん の かたまり を みつけました。
これは だいち の めがみ が めぐんでくださった もの に ちがいない と おもった おひゃくしょう は、
まいにち、だいち の めがみ に かんしゃ を ささげて いました。
ところ が あるひ、うんめい の めがみ が あらわれて こう いいました。
「どうして あなた は、あれ を だいち の めがみ の おくりもの だと きめこんで いる の ですか?
わたし が せっかく あなた を おかねもち に して あげよう と おもって、めぐんで あげた もの なのに。
そのくせ ひょっとして、あの きん の かたまり を だれか に ぬすられる ような こと でも あれば、
その とき は きっと あなた は、この わたし、うんめい の めがみ の しわざ だと おもって わたし を うらむ に きまって いる でしょう」
この おはなし は、じぶん に よい こと を して くれた ひと が だれ なのか を よく みきわめて、
ちゃんと その ひと に おんがえし を しなければ ならない と いう こと を おしえています。
おしまい
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