ふくむすめどうわしゅう > がいこくご (にほんご) > イソップどうわ
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いっしょ に たび を する ロバ と イヌ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
ロバ と イヌ が、いっしょ に たび を していました。
とちゅう で、ふう を した てがみ が みち に おちている のを みつけました。
ロバ は その てがみ を ひろって ふう を きり、ひろげて イヌ に きこえる よう に おおきな こえ で よみあげました。
てがみ には、マグサ の こと、ムギ の こと、ワラ の こと が かいて ありました。
イヌ は きいて いても、つまらなくて たまりません。
「すこし とばして、さき の ほう を よんで くれよ。
もしかする と、にく や ほね の こと が かいて ある かも しれない から」
ロバ は おしまい まで ぜんぶ よみました が、
イヌ の すきな もの の こと は、ちっとも でて きません。
イヌ は くやしがって、いいました。
「そんな かみきれ、すてちまえよ。
くだらないったら、ありゃしない」
この おはなし は、ひじょう に かち の ある はなし でも、きょうみ の ない ひと には まったく かち が ない と いう こと を おしえています。
おしまい
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