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イヌ と オンドリ と キツネ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
イヌ と オンドリ が なかよし に なって、いっしょ に たび に でました。
ひ が くれる と、オンドリ は き の えだ に とびあがって ねむり、
イヌ は その き の ねもと の うろ に ねました。
ところ が よ が あける まえ に、オンドリ が いつも の よう に、
「コケコッコー」
と、とき を つげた ので、とおく に いた キツネ に きこえて しまいました。
キツネ は すぐ に かけつけて、き の した から オンドリ に むかって いいました。
「オンドリさん、とても よい こえ ですね。
あなた の ような うた の じょうずな かた と おともだち に なりたい ので、おりて きて くれませんか」
「いいですよ。
でも、まず は いえ の もんばん を おこして くれませんか?
この き の ねもと の うろ で ねていますよ。
もんばん が と を あけたら、わたし は すぐ に おりて いきますよ」
そこで キツネ が もんばん を さがして いると、
イヌ が いきなり とびかかって きて、キツネ を くいころして しまいました。
あたま の よいひと は、てき に おそわれても あわてたり せず、
うまく だまして もっと つよい ひと を あいて に さしむける と いう こと を、この おはなし は おしえています。
おしまい
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