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ブタ と ヒツジ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
いっぴき の ブタ が ヒツジ の むれ に まじって、いつも いっしょ に くさ を たべて いました。
ある ひ の こと、ヒツジかい が この ブタ を つかまえました。
ブタ は、
「ブー、ブー」
と、なきわめいて、じたばた しました。
ヒツジたち は それ を みて、
「おい、うるさいぞ。おとなしく しろよ。
おれたち だって、しょっちゅう つまえられる けれど、なきわめいたり なんか しないぞ」
と、しかり つけました。
すると ブタ が いう には、
「だって、おなじ つかまえられる に しても、あなたがた と ぼく と では わけ が ちがいますよ。
にんげん が あなたがた を つかまえる のは、ようもう や ちち を とる ため だけれど、ぼく を つかまえる のは、にく に する ため です もの」
この おはなし は、おかね や もちもの では なくて、いのち を とられそうな め に あった ひと が なきわめく のは、あたりまえ と いう こと を たとえて います。
おしまい
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