福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 六月
人間とセミ
人与蝉
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
ある人が畑を食い荒らすイナゴを捕っては殺していましたが、セミも一匹捕まえました。
有个人抓住了啃害农田的蝗虫并杀掉了,并且蝉也抓到了一只。
そして殺そうとしたので、セミが言いました。
随之准备杀掉,蝉说话了,
「わたしを殺しても、何にもなりませんからおよしなさい。
即便杀掉我,什么作用也起不到,停手吧。
わたしは畑を食い荒らしたりしません。
我不会啃害农田。
それどころか、わたしは涼しい歌を歌って、疲れた旅人をなぐさめています」
不仅如此,我还会唱凉爽的歌,抚慰疲惫的游人。
それを聞いた人間は成る程と思い、セミを逃がしてやりました。
经这样一说,人想确实是这个样子,给蝉放走了。
虫とはいえ、人間に害を与えない物を殺すのは良くない事です。
就算是虫子,杀害不给予人危害的东西是不好的事情。
おしまい
结束
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