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ふくむすめどうわしゅう(福娘童話集) >にほんむかしばなし(日本民间故事) >一月
1月31日の日本の昔話
(1月31日的日本故事)
屁こき夫婦
放屁夫妻
・日本語 ・日本語&中国語 ・日本語&客家語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「ちょこもち」 ちょこもち
むかしむかし、あるところに、とても貧乏な夫婦が住んでいました。
好久好久以前、有一對好窮的夫妻。
夫婦は貧乏で食べる物がないので、他の家が捨てたイモの尻尾ばかりを食べています。
就賣不起東西、到處撿別個不要的紅薯屁股吃。
そのために二人は、いつも大きなおならをしていました。
這麼到、二口子就一天到夜光放屁。
「お前、見てみろ。さっきから、屁が止まらんわい。ほれ、ぴーひゃらぴー」
我日、我從剛剛就一直放、根本停不落來、你看、砰砰砰砰砰
「あらあら、あなたのおならは、まるでお祭りの笛みたいですね。ぴーひゃらぴー」
有你這條屁、別個做喜事都不要吹笛子了。撇撇撇(放屁聲)
「そう言うお前も、お祭りの笛みたいだぞ。ぴーひゃらぴー」
我看你也是(屁聲)
「ほんとうね。わたしのおならも、お祭りの笛みたいだわ。ぴーひゃらぴー」
好像是這條樣子啊(屁聲)
ある日の事、お城の殿さまが領地を見にやって来ました。
有一天大人物來巡視下面。
村人たちはみんなひれ伏して殿さまが通り過ぎるのを待っているのですが、こんな時でも夫婦のおならは止まりません。
♪ぴーひゃらぴー
♪ぴーひゃらぴー
別個看轎子過路、都低到頭跪到等轎子先過去、但這個時候兩夫妻就一直砰砰砰的到放屁。
すると、その音に気づいた殿さまが、夫婦に近寄ってきて尋ねました。
聲音大到轎子裡面都聽得到、這就過來問是甚麼情況。
「これ。さっきから『♪ぴーひゃらぴー』と鳴っている、不思議な音は何の音じゃ?」
問剛才那條是個甚麼聲音。
「はい。これは、わしらの屁の音でして。ぴーひゃらぴー」
「屁? 屁とな? ・・・それは面白い。よければ、もっとやってくれんか?」
兩口子就港是我們到放屁
轎子裡面的人也是有雅興、問兩口子他們還可以放哈子吧、他覺得這也還有味。
殿さまの言葉に男は前口上をすると、お尻をまくって言いました。
男的把情況解釋清楚以後、就把屁股一抬。
「はい、それでは失礼して。
那我這就開始啦。
わしらは日本一の、屁こき夫婦でございます。
ゆかいな屁を、ひってごらんにいれますぞ。
あっ、そーれ!」
♪ぴー、ぴー、ぴーひゃらぴー
♪ぴーひゃらぴー ぷっ、ぷっ、ぷっ
♪ぴー、ぴー、ぴーひゃらぴー
♪ぴーひゃらぴー ぷっ、ぷっ、ぷっ
我們就是全國放屁冠軍
現在、大家們看。
PaPappapapappapappapa
PaPapappapapappappaa
PaPappapapapapapa
夫婦のおならは、まるでお祭りのおはやしのようにゆかいでした。
「おおっ、見事、見事じゃ」
お殿さまは大喜びで、夫婦にたくさんのごほうびをあげました。
屁聲震天、這就像是過節放炮仗、還有點喜慶。
好好好
轎子裡面被逗了個卵卯翻天
就賞了二夫妻好多財寶
さて、この話を隣の欲張り夫婦が聞きました。
「何だ。屁をこくだけで、ほうびをもらえるのか。・・・よーし、わしらも屁をこいて、殿さまにほうびをもらうぞ」
他們屋旁邊也住到有一屋、這一屋心不好的。
聽到放屁還有錢得、巴不得自己也去賺這個錢、這就也到轎子頭前放屁去了。
次の日、欲張り夫婦はイモの尻尾をたくさん食べると、殿さまがやって来る所へ先回りをしました。
そして殿さまがやって来ると、お尻をまくって言いました。
第二天
他們也吃了好多紅薯屁股、還到轎子要來的路上先等到。
轎子一來就幫屁股一抬。
「わしらは、天下一の屁こき夫婦でございます。
昨日の貧乏夫婦とは比べものにならないほど、ゆかいな屁をひってごらんにいれますぞ。
そーれ!」
我們的屁是全球第一
跟昨天的哪兩條比還要厲害。
そして欲張り夫婦がお腹に力を入れると、
ぶり、ぶりぶりぶり~っ
と、おならではなく、うんちを出してしまいました。
這一開始
屁還米出來
肚子一用力
屎是一坨一坨往外面落
「この、無礼者め!」
殿さまはカンカンに怒り、欲張り夫婦を捕まえて牢屋に入れてしまいました。
我看你是膽子好大
這大人物一發火
這兩條就被捉到牢裡面關去了。
おしまい
结束
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