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9月7日の日本の昔話
福の神になった貧乏神
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投稿者 「久瑠璃桜華」 久瑠璃桜華
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投稿者 ナレーター熊崎友香のぐっすりおやすみ朗読
【大人も眠くなる女性の声】ぐっすり眠れる名作日本昔話短編集 元NHKフリーアナ 絵本読み聞かせ
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制作: フリーアナウンサーまい【元TBS番組キャスター】
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投稿者 ここの読み聞かせチャンネル
眠れない夜にずんだもんが贈る日本昔ばなし 8選【心地よい睡眠用朗読】
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投稿者 「ひつじも眠る朗読チャンネル」
【眠くなる女性の声で読み聞かせ】ほっこりして眠くなる日本昔話集
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投稿者 癒しのココロちゃんねる 【睡眠用朗読】
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投稿者 「あーる」 【眠れる朗読】
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制作: ユメの本棚
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投稿者 よみ子の睡眠朗読
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投稿者 「癒しの森っ子」
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投稿者 「きべだよ。」
むかしむかし、働き者なのに、とても貧乏な夫婦がいました。
ある年のくれ、二人が大掃除をしていると、やせたネズミのような物が神棚(かみだな)から出てきました。
「わしは、貧乏神(びんぼうがみ)だ、お前たちがあんまりまじめに働くから、わしはこの家を出て行くよ。たっしゃでな」
そう言って貧乏神は、ヨタヨタと歩き出しました。
すると夫婦は、
「貧乏神と言っても、神さまにはかわりありません。どうか、この家にいて下さい」
「うん? わしは、貧乏神だぞ」
「はい、貧乏神さま。大切にしますので、どうかお願いいたします」
と、言って、無理矢理(むりやり)に貧乏神を神棚に押し戻しました。
それから夫婦は毎日神棚に食べ物を供えて、コツコツとまじめに働き続けました。
やがて気がつくと、いつの間にか夫婦はお金持ちになっていました。
そこで倉(くら)のある、大きな家をたてました。
今日は、引っ越しの日です。
夫婦は、神棚に向かって言いました。
「さあ、貧乏神さま。一緒に新しい家に参りましょう」
すると神棚からは、きれいな着物を着た神さまが出てきたのです。
「お前たちのおかげで、これこの通り。礼を言うぞ。これからもよろしくな」
夫婦に大切にされた貧乏神は、いつのまにか福の神になっていたのです。
おしまい
※ 北海道大学 外国語教育センターのオンライン学習で、「福の神になった貧乏神」のお話しと朗読が使用される事になりました。
担当 北海道大学 外国語教育センター 「河合 剛 准教授」
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