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12月20日の小話
柱という字
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投稿者 「フー」 ハーリ・クィン朗読館
ある男が、隣にいた男に聞きました。
「はしらという字は、どう書くんだったっけ?」
「ああ、木へんに、主と書くのさ」
そう言って男が空中へ《柱》書いてやると、聞いた男はあわててその字を手で消しました。
「なんじゃ。紙の上じゃあるまいし、ちゅうに書いたのを消す事はないだろう」
「いいや、消しておかないと、人がぶつかるだろう」
いいえ、ぶつかりません。
♪ちゃんちゃん
(おしまい)
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