福娘童話集 > きょうの日本民話 福娘童話集 きょうの日本民話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
     1月23日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
電子メールの日
きょうの誕生花
まんりょう
きょうの誕生日・出来事
1939年 千葉真一(俳優)
  1月23日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
カニのすもう
きょうの世界昔話
キツネとネコ
きょうの日本民話
酔っぱらいタヌキ
きょうのイソップ童話
ハチとヘビ
きょうの江戸小話
カッパをつろう
広告
 


福娘童話集 > きょうの日本民話 > 1月の日本民話 > 酔っ払いタヌキ

1月23日の日本民話

酔っぱらいタヌキ

酔っ払いタヌキ
北海道の民話北海道情報

 むかしむかし、北海道の函館(はこだて)に、大きな料理屋がありました。
 このお店へ、一人の小太りの男が入ってきました。
 足元がフラフラしているところを見ると、もう、かなりお酒を飲んでいるのでしょう。
 男は履き物を脱ぐと、二階の座敷(ざしき)へ行こうと階段を上がって行きました。
 履き物を片付けていた店の老人が、男の後ろ姿を下から見上げていました。
「だいぶ酔っておるな。大丈夫かのう。ほれほれ、足元が。・・・うん? あれはなんじゃ?」
 老人は、びっくりです。
 階段を登って行く男の足は、まるでけだものの様に細い足で、ビッシリと灰色の毛が生えているのです。
 とても、人間の足には見えません。
「あっ、あれは、タ、タ、タヌキだー!」
 老人は、思わず叫びました。
 その声に驚いた男は階段から足を踏み外して、
 ゴロゴロゴロー!
と、下まで落ちてくると、タヌキの正体を現してしまいました。
 タヌキは慌てふためいて、そのまま外へ飛び出して行ったのです。
「そう言えばあのタヌキは、酒のにおいをプンプンさせておったな。よっぽど酒が好きなんだろう」
 酔っ払いタヌキの酒の匂いは腐った渋柿(しぶがき)の様な匂いで、三日も四日も消えなかったという事です。

おしまい

前のページへ戻る


きょうの日本民話
ミニカレンダー
<<  1月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
女の子応援サイト -さくら-
誕生日占い、お仕事紹介、おまじない、など
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識