福娘童話集 > 日本民間故事 > 五月
5月19日の日本民話
(5月19日的日本民間故事)
クジラの皮の絵 (健全普通話版)
鯨皮圖
・日本語 ・日本語&中国語
♪音声配信(html5) |
|
朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、あるところに、とてもゆかいなお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
在很久很久以前、有一個地方、就在這兒有著一位農民是個大聰明。
ある日の事、お百姓さんが町へ行って宿屋に泊まると、頭の毛を長くのばした男の人と同じ部屋になりました。
有一天人家大聰明這就來到了街上的旅店住宿、和人家擠在同一個房間過夜的就是一位看起來頭髮垂著十分之長的長髮男子。
(はて、この人はどんな仕事をしている人だろう? お百姓には見えないし、物売りにも見えないし)
(哎喲、這傢伙到底是個幹啥的呀?我這瞧他的樣子既不像是下地的農民、跑商的商客也看著不像呀。)
お百姓さんが男の人をジロジロ見ていたら、男の人が怖い顔で、
大聰明這就對著長髮男子是瞧了又瞧、一直可就是緊盯著人家看、這可把人家給惹火了、一張很恐怖的表情這就。
「何か! ご用か!」
啥玩意兒呀!你到底是想幹啥!
と、言いました。
這樣先出聲道。
そこでお百姓さんは、
於是乎大聰明他也。
「これは、失礼しました。
哎呀哎呀、對不起對不起。
あの、失礼ついでにおたずねします。
我這就先給你道個歉呀、不要那麼生氣。
お前さんはふつうの人に見えません、一体どんな仕事をしている人ですか?」
我呢其實也是看見閣下這一副裝扮尋思肯定不是甚麼尋常之人、這不就想分析分析知道嗎、能否也透露給我聽聽呀。
と、たずねました。
也是這樣的實話實說了。
すると男の人は、大いばりで言いました。
可就是這一句問呀、還讓長髮男子當即就是擺起姿勢了。
「わしは、絵かきじゃ! お前の様な百姓とは違うわ!」
哼、我可是一位畫師!跟你們這些種地的農民當然的是不一樣啦!
その態度に、お百姓さんはムッとして、
就這說話的語氣呀、這可不就是完全不把自己放眼裡嗎、農民也是給憋的。
「なんだ、お前も絵かきか。それなら、わしと同じ仕事だ。大した事はない」
啥?剛好你也和我一樣是畫畫的?那這樣一來我兩還不是同行遇同行了嗎、可這畫畫不就也那樣嗎、有個啥了不起的呢。
と、言ったのです。
這樣的說道。
「何と、お前も絵かきか。
你再說一遍、你是你也是位畫師、和我一樣?
よし、そんなら一つ絵の腕比べをしようじゃないか。
那正好呀、剛好咱們現在就來切磋切磋技藝、就當是來比比誰強吧。
まずはわしが、先にかいてみせよう」
首先我就先來上上手讓你看看我的。
絵かきはふでと紙を取り出すと、さらさらっとかきあげました。
只見人家畫師這就當即是懷中掏出了紙張、又是兩筆刷刷的就在上面一舞。
それは、男の人が川からあがってくる絵です。
成了、現在就是一張男子從河裡上岸的圖。
(ほう、なかなかうまいもんだ)
(哎喲、這傢伙畫的還蠻不賴呀)
お百姓さんは感心しながらも、わざとつまらなそうな顔で言いました。
大聰明雖然是覺得了對方有幾分真本事、可這嘴巴和臉上的表情就是一副故意的不屑呀。
「お前さんは、本物の絵かきですか?」
喂喂喂、我看你根本就不是一位畫師吧?
「当たり前じゃ! この絵はさっき川で泳いでいた人を見ていたので、それをかいた物じゃ」
怎麼可能!我當然是、這是我在河川時專門守著那些人游泳時所畫。
「そうですか。
是這樣嗎。
でもお前さんは、まだまだ見方がたりませんね。
これではとても、一人前の絵かきとは思えません」
我懂我懂、但我說的不是這個呀、我說的是你的本事還沒有到家、首先就你這觀察的能力就說你是一位畫師吧、那還遠不能及呢。
「なんだと!」
啥玩意兒啊!你再說一遍。
「この絵を、よく見てごらんなさい。
來、你就先給我仔細瞧瞧你這自己畫的。
足の毛が、みんな立っています。
這人家腳上的毛是咋回事呀、這毛怎麼還到全給立了起來呀。
人が川からあがった時は、毛はぬれてピッタリとはりつくはずですよ」
別人剛洗完澡再從河裡面上來、這毛不肯定就是給打溼了後吸附的貼合在腳上才對嗎。
「ぬぬっ、・・・そんな細かいところまで、いちいちかけるか!」
你你你你、……………你這不是給我雞蛋裡面挑骨頭嗎、我還能專門去給你修剪一個腳毛嗎!
「だからお前さんは、まだ一人前の絵かきじゃないと言ったのですよ」
所以說我之前就是說過了嘛、你根本就不是一個合格的畫師呀、根本就是連成為畫師還差了一大截呢。
お百姓さんに言われて、絵かきはくやしくてたまりません。
就大聰明的這話說的呀、那是給叫人家畫師一整個氣的。
「ようし、そんならお前がかいてみろ」
得了吧你、那現在我就看你來給我畫一張好了呀。
「わかりました。
成、成。
わたしは、こんなつまらない絵はかきません。
我可根本就畫不出像你這種一樣的一點兒也不專業的畫。
絵をかくには、物の特徴(とくちょう)をしっかりとつかむ事が大切なのです」
畫畫這門手藝呀、講究的那可就是事物的細節這點了、不仔細對待那是完全的不行。
「ぬぬぬっ。・・・いいから、はやくかけ!」
你你你你、…………行了行了、你就快點給我畫就完了!
「では」
那你就可看好了。
お百姓さんはふでにたっぷりすみをつけると、ペタペタペタと紙をまっ黒にぬりはじめました。
就這樣呀、大聰明他終於是提起了筆、先是把筆上吸滿吸滿了墨、這就也是刷刷刷刷的一筆筆的在紙張刷起來了、但卻只見現在一張紙是全給你刷黑完了。
絵かきがビックリして、
這頓操作可是讓畫師一整個人都看懵了呀。
「これは、何の絵だ?」
你這塗的到底算是個啥玩意兒呢?
と、尋ねたら、お百姓さんはすました顔で言いました。
人家不懂這就要開始問呀、此時的大聰明完全是鎮定自若完全不慌呀、慢吞吞的給人家這樣是解釋到了。
「クジラの皮です」
大鯨魚的皮。
「はあ? クジラの皮だと? ただ、まっ黒にぬりつぶしてあるだけじゃないか」
啥玩意兒?鯨魚的皮?我看你這就不是單純的就將這一整張紙塗黑了而已嗎。
「そうですよ。
沒錯呀。
クジラというのは、人の何十倍もある大きな生き物です。
所以你知道鯨魚嗎、那可是要比人類能大出好幾十倍的龐大生物呢。
こんな小さな紙一枚では、とうていかけません。
就像這樣的一張小小紙張呀、那可是完全的不夠用。
だからこうして、皮のはしっこのところだけをかきました」
所以說我這不就只能是將就的就給你畫了張皮出來嗎。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
クジラの皮の絵
鯨魚皮
むかしむかし、あるところに、とてもゆかいなお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
到好久以前、一條地方、這就一條喜憨兒住到的。
ある日の事、お百姓さんが町へ行って宿屋に泊まると、頭の毛を長くのばした男の人と同じ部屋になりました。
這是條種地的農民、有天就上街住旅店、這就和條頭髮好長的男的住一間房。
(はて、この人はどんな仕事をしている人だろう? お百姓には見えないし、物売りにも見えないし)
農民就想這尸囟日(U+21CAE)兒頭髮怎麼這麼長、是搞甚麼的傢伙哦、看起來又不像是農民、也不像條賣貨的。
お百姓さんが男の人をジロジロ見ていたら、男の人が怖い顔で、
農民就緊到盯別個看、幫別個看不舒服了。
「何か! ご用か!」
你是看條甚麼卵!
と、言いました。
直接吼了。
そこでお百姓さんは、
「これは、失礼しました。
あの、失礼ついでにおたずねします。
農民這就抱歉抱歉、講了。
お前さんはふつうの人に見えません、一体どんな仕事をしている人ですか?」
就講看別個行頭實在奇異、不曉得是搞甚麼的傢伙、所以才多看幾眼想曉得。
と、たずねました。
這就老實講了。
すると男の人は、大いばりで言いました。
男的就好屌的講的。
「わしは、絵かきじゃ! お前の様な百姓とは違うわ!」
爹是畫畫的、跟你們這些种地的農民比不得。
その態度に、お百姓さんはムッとして、
農民就想你一條畫畫的就這麼屌啊、心裡不舒服了。
「なんだ、お前も絵かきか。それなら、わしと同じ仕事だ。大した事はない」
啊、你也是條畫畫的啊、剛好我也是、畫畫有甚麼好屌的嘛、不就那條樣子。
と、言ったのです。
農民這邊也放屌話了。
「何と、お前も絵かきか。
啊、你也懂畫?
よし、そんなら一つ絵の腕比べをしようじゃないか。
那讓我看下子你能畫出個甚麼狗雞巴、我們比下子。
まずはわしが、先にかいてみせよう」
我先讓你看下子我的。
絵かきはふでと紙を取り出すと、さらさらっとかきあげました。
這就取紙筆研墨、刷刷就是幾筆上去了。
それは、男の人が川からあがってくる絵です。
(ほう、なかなかうまいもんだ)
畫的是一個男的自河岸走來
糊弄外行反正就是相當可以了。
お百姓さんは感心しながらも、わざとつまらなそうな顔で言いました。
農民這就過被搞佩服了、但是臉上一副這畫的甚麼卵的樣子、一臉不屑。
「お前さんは、本物の絵かきですか?」
你違真是畫師啊?
「当たり前じゃ! この絵はさっき川で泳いでいた人を見ていたので、それをかいた物じゃ」
那肯定、這是我看之前別個到河裡面洗澡、就畫的是這傢伙。
「そうですか。
でもお前さんは、まだまだ見方がたりませんね。
これではとても、一人前の絵かきとは思えません」
所以我講你也只能糊弄下子外行了、你這畫根本完成度不足、缺了甚麼你自己想。
「なんだと!」
甚麼卵?
「この絵を、よく見てごらんなさい。
我講你的畫完成度不足。
足の毛が、みんな立っています。
你看這條腳毛、畫的就不對、全都是條挺傢伙。
人が川からあがった時は、毛はぬれてピッタリとはりつくはずですよ」
而人一上岸這踋上的毛都沾水吸到表皮上。
「ぬぬっ、・・・そんな細かいところまで、いちいちかけるか!」
哪個跟你專門去畫條腳毛哦!
「だからお前さんは、まだ一人前の絵かきじゃないと言ったのですよ」
所以講你不行啦、只能騙下子別個外行。
お百姓さんに言われて、絵かきはくやしくてたまりません。
著條農民這麼講畫師是好不舒服。
「ようし、そんならお前がかいてみろ」
來、紙筆過你、你跟爹幫畫畫了。
「わかりました。
わたしは、こんなつまらない絵はかきません。
絵をかくには、物の特徴(とくちょう)をしっかりとつかむ事が大切なのです」
好、看我教你甚麼是完成度。
我畫甚麼都是一步到位、空氣裡面的細菌都幫你加上去。
「ぬぬぬっ。・・・いいから、はやくかけ!」
莫逼逼、快點畫!
「では」
那來。
お百姓さんはふでにたっぷりすみをつけると、ペタペタペタと紙をまっ黒にぬりはじめました。
農民幫筆上吸滿墨、這過開始刷紙了、像刷牆樣的幫紙全刷黑了。
絵かきがビックリして、
「これは、何の絵だ?」
畫師是人都看獃了。
這甚麼卵哦?
と、尋ねたら、お百姓さんはすました顔で言いました。
農民不慌不忙、解釋。
「クジラの皮です」
鯨皮。
「はあ? クジラの皮だと? ただ、まっ黒にぬりつぶしてあるだけじゃないか」
你違全部塗黑起來這就是鯨皮了?這跟㫘畫有甚麼區別?
「そうですよ。
クジラというのは、人の何十倍もある大きな生き物です。
對、㫘錯、但你要曉得鯨魚大。
こんな小さな紙一枚では、とうていかけません。
那這麼一小張紙自然不夠。
だからこうして、皮のはしっこのところだけをかきました」
管中窺豹唯見一斑、懂?
おしまい
结束
(回到上一页)
|