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5月25日の日本民話
(5月25日的日本民間故事)
へびきり峠 (健全普通話版)
斬蛇嶺
・日本語 ・日本語&中国語
♪音声配信(html5) |
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朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、広島の柏山(かしわやま)という山にはオスの大蛇が、そして山をこえた府中(ふちゅう)の亀ヶ岳(かめがだけ)にある七ッ池には、メスの大蛇が住んでいました。
在很久很久以前、位處與廣島柏山的一座大山之中、在這就有一尾雄性的大蛇王盤踞、而現在跨越了這座山、位處這山對面的府中龜岳的七池裡、在這裡是盤踞有了一隻母的大蛇王呢。
オスの大蛇は毎晩の様に長い重い体をずるずる引きずりながら、七ッ池まで出かけていきました。
公蛇這傢伙呀、它可就每晚都拖行著自己那笨重又贅長的身軀、就往著七池的那邊去呢。
この二匹の大蛇は、恋人同士だったのです。
而為何會這樣、也正是因為了這公母的兩隻大蛇王現在正是處於熱戀的時期、它兩可是一對情人呢。
でも、オスの大蛇が行き帰りに通る田畑や林の草木はそのためになぎ倒されて、途中の村人たちは困り果てていました。
可這其中也有讓人操心的事、那就是公蛇一路上沿途來回被它所拖行過的所在呀、無論是這林田菜地亦或草木、總之那就看見了大樹是一排排的嘩嘩倒下呀、草木盡毀、這可就讓住在附近的村民們遭不住了呀。
大蛇退治も考えましたが、とてもお百姓たちの手におえる相手ではありません。
雖說也是有想過了就這樣的把這隻大蛇給處理掉、但這尋常老百姓在這種大蛇王面前即便是全部加起來也都無能為力呀。
さて、この話を耳にした腕の立つ侍が、町からやってきました。
然而就是一陣風聲過後吧、當一位有著一點名氣的武士聽到了這個消息之後、人家隻身趕來村子上了。
そして峠をのぼってくるオスの大蛇を待ちぶせて、まっぷたつに斬り殺してしまったのです。
人家這就在嶺上頭都已經事前的給你埋伏好了、就等迎接到了這大蛇王爬坡而上時、直接跳出來給你咔嚓了。
けれど侍も力を使い果たして、そのまま息をひきとってしまいました。
可這人蛇一場的殊死搏鬥完、也是讓武士耗盡了全靈、就那麼的頹然一倒、斷氣了。
大蛇に苦しんでいた村人たちは侍の勇ましさをたたえて、これまで名前のなかった峠を『へびきり峠』と呼ぶ事にしました。
怎麼也是為了全村解決了這條做亂的大蛇、人家武士的事蹟還是需要被銘記起來、這就以後呀為不忘此回勇士義舉、大夥們這就將這條山嶺的路改稱呼成是斬蛇嶺了。
ところが今度は、恋人を殺された七ッ池のメスの大蛇がだまってはいません。
那現在就給換說說那條另一半給殺掉的在七池所盤踞的母蛇吧、人家直接就是發了大怒忍不住了。
ふくしゅうに田畑を荒らしまわり、庭先のニワトリを食い殺し、人間の赤ん坊まで襲うようになってしまったのです。
就跟是報復一般的、不是故意在你的田裡搞破壞、那就是突然出現在你的院子咬死掉幾隻雞、更有甚時它還會去襲擊小孩子們呢。
その話を聞いた青目寺(しょうもくじ)の目道(もくどう)という偉いお坊さんが、大蛇退治に出かけました。
等這個傳聞一散播開來是給青目寺的一個叫做目道的高僧聽到後、人家這就也去退治蛇王啦。
目道和尚は大きな法要(ほうよう)行う日の夜に、大蛇がお寺を襲いにくることを仏さまのお告げで知ると、若いお坊さんを一人、本堂の縁側に頭からふとんをかぶせて寝かせておきました。
而當天就是人家在準備前去一個重要的法會的夜裡、即將出門的和尚此時是突受大佛感召、說你此行前去半夜大蛇便會前來突然襲擊、於是乎和尚這就指派了小和尚前去門外的緣側守夜、讓人晚上就好好的在外面蓋上被子連頭都不要漏出來直接睡門口得了。
すると夜ふけにやってきた大蛇は、その若いお坊さんをひとのみにして、お寺の裏山へ姿を消していきました。
這就一到了夜晚呀、大蛇王還就真來了、人家還就剛看見了那位守夜的小和尚、衝過去就是把人一口包下了肚、然後就開溜往著這寺廟的後山上去了。
さて次の日の朝、メスの大蛇は七ッ池のほとりで死んでいました。
而也就是在第二日的清晨、母蛇就在自己所盤踞的七池突然的死去了。
実は本堂の縁側でふとんをかぶって寝ていたのはわら人形で、目道和尚はその人形に毒を仕込んでおいたのです。
實際上也就是因為一開始的那個睡覺小和尚其實根本就是稻草人假扮、而目道和尚也有事先已經在佈置的草人上塗抹滿了劇毒。
こうして人々を困らせた二匹の大蛇は、みごと退治されたのでした。
事情就是這樣的一個發展、讓大夥們飽受折磨的那兩隻大蛇現在終就是給你全處理乾淨啦。
その後、へびきり峠の近くの村々では、わらで大蛇を作って大蛇退治を祝うお祭りをするようになったという事です。
也就是自那之後、臨近斬蛇嶺的附近各個村子裡、大家都流行起了一到特定的節日就會舉行起這用稻草先是扎好一尊大蛇、反正就是用它來當個模型、來進行一場慶祝起這除掉大蛇的祝宴。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
へびきり峠
蛇切岐
むかしむかし、広島の柏山(かしわやま)という山にはオスの大蛇が、そして山をこえた府中(ふちゅう)の亀ヶ岳(かめがだけ)にある七ッ池には、メスの大蛇が住んでいました。
到好久以前、這廣島的柏山就一尾蛇王幫這裡佔到的、這就山另一邊、到府中龜岳的七池、這就又居到一尾巨蛇、山上的為公、水裡面的母。
オスの大蛇は毎晩の様に長い重い体をずるずる引きずりながら、七ッ池まで出かけていきました。
公蛇這每天晚上就都要去母蛇的七池去看下子、就吊到條好長的尾巴到那裡拖啊拖。
この二匹の大蛇は、恋人同士だったのです。
這就是蛇戀。
でも、オスの大蛇が行き帰りに通る田畑や林の草木はそのためになぎ倒されて、途中の村人たちは困り果てていました。
但是這大蛇拖行過的土地、具體來講、大蛇自己、本身就是天災、走到那裡就幫災禍帶那裡、樹一路路的塌、田一塊塊的爛、這過就讓住到途中的農民為難了。
大蛇退治も考えましたが、とてもお百姓たちの手におえる相手ではありません。
這就想喊人幫蛇王弄了去、但是苦於無從下手。
さて、この話を耳にした腕の立つ侍が、町からやってきました。
後面就有條有本事的武士聽到這事、到這條村了。
そして峠をのぼってくるオスの大蛇を待ちぶせて、まっぷたつに斬り殺してしまったのです。
這就上岐嶺斬蛇、大蛇寸斷。
けれど侍も力を使い果たして、そのまま息をひきとってしまいました。
但是這蛇也雄、幫武士是搞了個卵脬翻天、人也過不行了。
大蛇に苦しんでいた村人たちは侍の勇ましさをたたえて、これまで名前のなかった峠を『へびきり峠』と呼ぶ事にしました。
這條忙一幫過人都㫘得了、村裡人為紀念武士事蹟後面過就幫這條山路喊蛇切岐了。
ところが今度は、恋人を殺された七ッ池のメスの大蛇がだまってはいません。
這是公蛇一死、這到七池的母蛇就又發癲了。
ふくしゅうに田畑を荒らしまわり、庭先のニワトリを食い殺し、人間の赤ん坊まで襲うようになってしまったのです。
弄人小兒、弄田、還有養的畜生、這就能弄甚麼想到法子弄。
その話を聞いた青目寺(しょうもくじ)の目道(もくどう)という偉いお坊さんが、大蛇退治に出かけました。
這事一傳、就讓條邊上青目寺的和尚也開始關注了、別個名字喊目道、也是想幫這蛇取了。
目道和尚は大きな法要(ほうよう)行う日の夜に、大蛇がお寺を襲いにくることを仏さまのお告げで知ると、若いお坊さんを一人、本堂の縁側に頭からふとんをかぶせて寝かせておきました。
這天夜、目道到幫別個作法事、突感今日母蛇要去到自己寺裡面去爛廟、就吩咐喊小和尚到佛堂外睡、睡到走廊幫腦鬠矇起來就好。
すると夜ふけにやってきた大蛇は、その若いお坊さんをひとのみにして、お寺の裏山へ姿を消していきました。
晚上還真過來條蛇、第一眼就看到睡到走廊上的小和尚、一口包、吞肚子裡面、馬上跑山上去了。
さて次の日の朝、メスの大蛇は七ッ池のほとりで死んでいました。
第二天早、就看到母蛇死七池沿岸上了。
実は本堂の縁側でふとんをかぶって寝ていたのはわら人形で、目道和尚はその人形に毒を仕込んでおいたのです。
實際上小和尚是假、這是目道特別準備的一條下了毒的人模。
こうして人々を困らせた二匹の大蛇は、みごと退治されたのでした。
這就雙蛇一起黃泉團聚、村子也不慌甚麼了。
その後、へびきり峠の近くの村々では、わらで大蛇を作って大蛇退治を祝うお祭りをするようになったという事です。
後面還為紀念這事搞了條大蛇慶典、經年舉行。
おしまい
结束
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