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9月10日の日本民話
(9月10日的日本民間故事)
若い男に化けた鬼 (健全普通話版)
喬裝變化為青年的鬼
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、越中の国(えっちゅうのくに→富山県)に、一軒の鍛治屋(かじや)がありました。
在很久很久以前、於越中國內、就有著一家打鐵的鐵匠鋪。
鍛冶屋といっても大勢の職人を使う大金持ちで、長者(ちょうじゃ)のような屋敷に住んでいます。
這是一家大鐵匠鋪、鋪子裡面的很多工人都是靠著鐵匠大老爺吃上那口飯呢、老爺自己呢、這也是相當的有錢、屋子起的也是特別的大。
この鍛冶屋には一人娘がいて、そろそろむこをもらう年頃になりました。
現在就說說鐵匠大老爺的獨女、眼看這年紀也差不多是就該給人安排婚配的歲數了。
そこで鍛冶屋は、職人たちに言いました。
於是乎呀、這就鐵匠大老爺、把所有的工人師傅們都叫來後是這樣說道了。
「一夜のうちに千本の槍(やり)をつくれる者を、娘のむこにする」
你們大家誰能在一夜之間給我打出一千把槍頭者、那就有資格成為我的女婿迎娶我女兒。
しかしいくら腕のいい職人でも、一夜に千本の槍をつくる事は出来ません。
可一晚上一千把槍頭、即便就是如何技藝高超的鐵匠、他都也是不可能做到的。
「なんだ、ここにいる連中は、誰も出来ないのか」
喂喂喂、咱們鐵匠鋪裡這麼多人、難道就一個能站出來的人都沒有嗎。
鍛冶屋はしかたなく、その事を立て札にして、すご腕の職人が現れるのを待ちました。
鐵匠大老爺見自家這些個師傅不行、於是乎、這就又是另在門外頭是插上了一塊牌子、也是說看看這個告示能否是給自己家釣來位金龜婿。
さて、この立て札を見て喜んだのは、近くの山に住む鬼です。
結果呢、最後是住在了附近大山裡的鬼看見牌子後、他的臉上是笑開了花。
(グワハハハハ。千本の槍なんて、わけもない)
(哼哼、一千把槍頭、小意思而已)
鬼は若い人間の男に化けて、屋敷にやってきました。
於是乎呀、鬼這就也變身成為了一位年輕的人類青年、開始登門造訪了。
家事屋は鬼が化けた若者を見て、馬鹿にしたように言いました。
可就是鐵匠鋪裡的那些專業老師傅打鐵匠呀、見還真來位傻乎乎的年輕人、是一個個全給人當成傻瓜似的在那樂呵呵呢。
「お前みたいな若造に、千本の槍が出来るのか?」
小夥子、就像你這個樣子、你覺得這一千把槍頭你有把握?
「出来ます。一番どりが鳴くまでには、かならずつくってみせます」
有把握、雞鳴之前我定會完成這一千把槍頭的。
「よし、それならつくってみろ」
好、那你也就事不宜遲現在開始試試吧。
日がくれると同時に、若者は仕事場に入ると槍づくりを始めました。
隨著太陽剛好落下的那一秒、年輕人也是幾乎同時的就進入了工坊開始煉化起這一根根的鐵槍頭了。
けれど仕事場からは、ときおり風の吹くような音が聞こえるだけで、鉄を打つ音が聞こえてきません。
但你說這人怪也是怪、為啥這工坊裡頭聽到的就都是風在那呼呼吹著的聲音、然後又不見半點打鐵的動靜呀。
「はて。いったいなにをしているのだ?」
這人是在裡頭給我幹甚麼呢、不對勁呀?
不思議に思った鍛冶屋は、こっそり仕事場をのぞいて見ました。
大老爺這就感覺很是納悶、索性乾脆的小心偷窺起了年輕人的工坊內中。
すると驚いたことに若者は口から炎をはいて、まっ赤になった鉄をまるでアメのように曲げているではありませんか。
然後這就是令人吃驚的一幕出現了呀、只見這年輕人他竟是可以自己口吐烈火、把鐵燒的通紅就跟個軟糖一樣的在那揉來揉去呢。
槍はたちまちの出来上がり、次々と積み上げられていきました。
畢竟兩個手稍微搓一下那就是一把槍頭、很快的就見這槍頭是一個接連一個、越堆越高、越堆越高。
この調子では、夜明けを待たなくても千本になってしまいます。
就若是按照這個趨勢下去呀、那都不用是等到天明、這一千個槍頭它等下立馬就成了。
鍛冶屋は恐ろしくなって、なんとか仕事をやめさせる方法はないものかと考えました。
大老爺這下人就是給當場嚇壞啦去、畢竟人家是鬼、這要得想個辦法把人家的打槍這事給攪黃了去呀。
(こうなったら、槍が千本出来あがる前に、一番どりを鳴かせてやる)
(只有這樣了、我得在他的第一千柄槍頭完成之前、提前讓大公雞給我叫)
鍛冶屋は熱湯をつぼに入れると、ニワトリ小屋にしのびこみました。
就這樣呀、裝了壺開水之後、老大爺是獨自一人偷摸摸的溜入雞舎咯。
どのニワトリも、まだ眠ったままです。
就現在大公雞還正睡著香香的呢。
(どうか、一匹でも鳴いてくれますように)
(全看這一把了、怎麼著的也都得要給我叫一隻呀)
鍛冶屋はいのる気持ちで、ニワトリのとまり木に熱湯を流しました。
大老爺現在是只是祈禱了呀、也就是這時、開水地面上一倒、正就對著雞群腳下的立足之地呢。
そのとたん、ニワトリたちは驚いて、
還真就是即刻見效、立馬所有的雞是全開始慌了。
「コケコッコー!」
咯咯咯咯咯!
と、鳴いたのです。
這可不、叫起來啦。
それを聞いて、若者に化けていた鬼はビックリです。
然而也就是這一聲雞鳴讓正還在打著槍頭的年輕人嚇了一大跳。
(さては、正体がばれたか。あと一本だったのに)
(這樣呀、難道是我已經暴露了真身嗎、誒、明明只差了這最後的一枚呀)
若者はたちまち鬼の姿にもどると、そのまま外へ逃げ出しました。
年輕人理解的快、於是也不再久留、當即就是撤出了工坊、兩腳抹了油一樣的火速朝外面飛奔了。
それを見た鍛冶屋は、ホッと胸をなで下ろしました。
而剛好也是是回來的大老爺看到了這一幕後、終也是把一顆一直懸掛著的心現在是放下了。
「やはり鬼であったか。・・うん? おおっ、これは!」
真就還是一隻鬼呀、…………誒喲?天啦、這些玩意兒!
鬼が逃げ出した後には九百九十九本の槍が残されており、どの槍もすばらしいできばえだったのです。
要說大老爺他看到了甚麼是驚訝成了那樣、那其實是鬼打完的堆的就跟座小山一樣高的九百九十九隻槍頭啦、現在看看無論是哪一枚全都是不俗於世的傑作。
その後、その槍は鬼の槍として評判になり、鍛冶屋はますますさかえたという事です。
就這玩意兒後來還被大老闆也給是當成了商品推銷出去啦、人家都叫這玩意兒鬼槍、口碑那都是相當的好呢、藉助此次機遇呀、鐵匠鋪子裡面的生意是越來越紅火起來咯。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
若い男に化けた鬼
鬼打槍
むかしむかし、越中の国(えっちゅうのくに→富山県)に、一軒の鍛治屋(かじや)がありました。
到好久以前、越中國鐵匠鋪。
鍛冶屋といっても大勢の職人を使う大金持ちで、長者(ちょうじゃ)のような屋敷に住んでいます。
這條店面不一般、老闆有錢跟條地主樣的、店裡面打鐵師傅僱了一版。
この鍛冶屋には一人娘がいて、そろそろむこをもらう年頃になりました。
老闆還有個獨女、這也已經到了適婚的年齡了。
そこで鍛冶屋は、職人たちに言いました。
這就對到鋪子裡面所有打鐵的講。
「一夜のうちに千本の槍(やり)をつくれる者を、娘のむこにする」
哪個可以一條晚上幫千柄槍打出來、就跟我女結婚。
しかしいくら腕のいい職人でも、一夜に千本の槍をつくる事は出来ません。
也不曉得這是條甚麼案、反正千柄槍一條晚上是怎麼都打不出來的。
「なんだ、ここにいる連中は、誰も出来ないのか」
鍛冶屋はしかたなく、その事を立て札にして、すご腕の職人が現れるのを待ちました。
看到店子的師傅㫘一個有這本事、老闆還自己插塊牌子立門口重新逽、尋這能打千把槍的人。
さて、この立て札を見て喜んだのは、近くの山に住む鬼です。
這牌子一立、就幫山上面的鬼是吸引過來了、鬼看牌子是笑了個卵脬翻天。
(グワハハハハ。千本の槍なんて、わけもない)
鬼は若い人間の男に化けて、屋敷にやってきました。
鬼認為這事對自己簡單、用變化之術變成年輕男的樣子、進了鐵匠鋪。
家事屋は鬼が化けた若者を見て、馬鹿にしたように言いました。
一屋子人看來了條打鐵挑戰者、覺得他是肯定不行。
「お前みたいな若造に、千本の槍が出来るのか?」
「出来ます。一番どりが鳴くまでには、かならずつくってみせます」
你這樣子能打出一千條槍頭啊?
可以、雞打鳴之前我就可以幫你整出來。
「よし、それならつくってみろ」
那你就打下子啦。
日がくれると同時に、若者は仕事場に入ると槍づくりを始めました。
隨到太陽落山、年輕人打槍也是正式開始了。
けれど仕事場からは、ときおり風の吹くような音が聞こえるだけで、鉄を打つ音が聞こえてきません。
就看年輕人進了工坊、但光聽到風到鼓、㫘見點打鐵的聲啦。
「はて。いったいなにをしているのだ?」
外面的人就想曉得這男的是到裡面打條甚麼傢伙
不思議に思った鍛冶屋は、こっそり仕事場をのぞいて見ました。
過開始偷偷看了。
すると驚いたことに若者は口から炎をはいて、まっ赤になった鉄をまるでアメのように曲げているではありませんか。
一看駭一跳、是年輕人到從自己嘴巴裡面吐火出來幫鐵燒的紅紅的、這鐵就軟軟的變成條棉花糖樣的讓年輕人整。
槍はたちまちの出来上がり、次々と積み上げられていきました。
槍頭是看到看到一個個堆了上去。
この調子では、夜明けを待たなくても千本になってしまいます。
按這條速度、天亮之前這千柄槍還真打的出來。
鍛冶屋は恐ろしくなって、なんとか仕事をやめさせる方法はないものかと考えました。
但這傢伙是條鬼啊、老闆就怕、過直接想喊停了、到看有甚麼方法可以幫人搞走去吧。
(こうなったら、槍が千本出来あがる前に、一番どりを鳴かせてやる)
這就主意打到雞身上去了、只要趁到別個鐵㫘打完之前幫雞先搞叫起來這案子就成了。
鍛冶屋は熱湯をつぼに入れると、ニワトリ小屋にしのびこみました。
老闆一盆炦水一端、摸到雞舎、準備跟雞來條熱水澡。
どのニワトリも、まだ眠ったままです。
(どうか、一匹でも鳴いてくれますように)
這雞還睡正香都㫘注意到有人來、好傢伙、就是你了。
鍛冶屋はいのる気持ちで、ニワトリのとまり木に熱湯を流しました。
そのとたん、ニワトリたちは驚いて、
老闆這就取盆子用炦水往雞身子睡覺的地方一淋、雞過瞬間彈起來了。
「コケコッコー!」
と、鳴いたのです。
受驚大叫。
それを聞いて、若者に化けていた鬼はビックリです。
鬼聽到打鳴了、是駭了個卵脬翻天。
(さては、正体がばれたか。あと一本だったのに)
若者はたちまち鬼の姿にもどると、そのまま外へ逃げ出しました。
是有人到搞鬼啊、這麼快就被發現了、白打了九百九十九把槍啦。
鬼事情暴露也不久留、馬上變回鬼身閃人了。
それを見た鍛冶屋は、ホッと胸をなで下ろしました。
老闆看到鬼離開終於過松了一口氣。
「やはり鬼であったか。・・うん? おおっ、これは!」
真就還是條鬼啊!好險好險、唉。
鬼が逃げ出した後には九百九十九本の槍が残されており、どの槍もすばらしいできばえだったのです。
老闆突然一驚、原來是看到了鬼遺留到這裡才打完的槍頭、發現這槍打的是都還可以啊。
その後、その槍は鬼の槍として評判になり、鍛冶屋はますますさかえたという事です。
這一下就又有新商品了、賣出去別個一用都講這東西好、是名復其實的鬼槍、這就鐵匠鋪的名頭是更加的起來了。
おしまい
结束
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