5月29日の小話
おまえじゃない
つりにいって、小判を五十両(350万円ほど)もつったときいた八五郎(はちごろう)さん。 さっそく、つりざおをかついで出かけました。 舟をおきにこぎだして、つり糸をたれると、すぐに、大きくてりっぱなタイがかかりました。 すると八五郎、はりをぬくと、ポンと海へ投げかえしてしまい、 「ええい、おまえじゃない」
おしまい